2014-07-06

10句作品テキスト 木津みち子 それから

木津みち子 それから

白南風や水のにほひの国に生れ

どこからも夏雲見えて池ありぬ

相談の始めに滑莧の花

釣堀の声のとほさに人のゐる

簡単な顔と歩いて日の盛

青梅に光と影のありにけり

聞かれても答はひとつ夏の月

茉莉花や晴れた夜だけ戸の開いて

いつもある木に触れてゐる遠花火

それからを知つてゐる花かつみかな

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