tag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post6376229403212801263..comments2024-03-25T12:03:13.555+09:00Comments on 週刊俳句 Haiku Weekly: テキスト版 前北かおる 春を歩すUnknownnoreply@blogger.comBlogger6125tag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-7446740521257588692010-11-22T17:47:41.432+09:002010-11-22T17:47:41.432+09:00〈首太き平和の像や春の雲〉ああ、あの長崎の、と思い、ああいうモニュメントは、よく悪戯や政治的攻撃の対...〈首太き平和の像や春の雲〉ああ、あの長崎の、と思い、ああいうモニュメントは、よく悪戯や政治的攻撃の対象になって、ペンキを掛けられたりするので、読み過ぎかもしれないが、(いずれテロルの対象になるかもしれない、この「首」が太い)、と言っているように感じた。そう思えば〈春の雲〉のぽかっとした付け方も好ましい。<br /><br />あるいは、あの像は威圧的なまでにでかいので「欧米か!」のような意味で、そのマッチョさにかすかな反発を覚えての〈首太き〉ということも、あるかもしれない。ともかく平和の像の首が太い、という発見が、おもしろかったわけです。<br /><br />もっとも、その隣の句〈芽柳や風さやかなる爆心地〉は、そうとう図式的かつ常識的だろうと思いました。妄言多謝上田信治https://www.blogger.com/profile/00802685803977329466noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-26401129450465761702010-11-14T11:09:17.233+09:002010-11-14T11:09:17.233+09:00「これよりは通行止めと雪に灯す」
とても臨場感のある一句だと思いました。夜、雪道を車で走って来て、つ...「これよりは通行止めと雪に灯す」<br />とても臨場感のある一句だと思いました。夜、雪道を車で走って来て、ついに通行止めの掲示に行き着く。道に防護柵が立てられ、「これより先通行止め」の掲示が、明かりに照らし出されてある。ここまでは、どうにか道路も雪が開けられていたけれど、柵の向こう側は降り積もった雪で道もその周辺も区別がつかない状態だ。車の前照灯がそんな行く手の状況を薄暗く見せている。引用部分を除けば、句の実体は「雪に灯す」と言う部分だけですが、必要最小限にまで切り詰められたこの表現の簡潔さが、雪夜の厳しさまで伝えてくるようで感銘を受けました。写実の力なのでしょうか。みのるnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-84147772126738687492010-11-07T09:05:16.132+09:002010-11-07T09:05:16.132+09:00一刃の黒曜石の燕かな
黒曜石を加工するとき、刃を使って切断/剥離するのかどうか知りませんが、そんな...一刃の黒曜石の燕かな<br /><br />黒曜石を加工するとき、刃を使って切断/剥離するのかどうか知りませんが、そんなこともありそうですし、黒曜石ってむかし石器に使われた石ではなかったでしたっけ? そうなら、一刃はいかにも黒曜石向きです。<br /><br />黒にもいろいろな黒があって、黒曜石の黒と燕の黒とはきわめて近く見えますが、色の相同というだけでなく、一刃によって、黒曜石のかたちや、さらには燕の動きにも思いが到ります(燕の動きは剣の動きに譬えられることもありましたよね。佐々木小次郎の燕返し)<br /><br />重層的な句です。<br /><br /> ●<br /><br />ただし、〈重層的〉は作者が目指すところではないのかもしれません。この50句では、景と直線的に結びつける措辞、曖昧さを排した直喩など、あえて趣向を抑え、むしろ単層的表現の宜しさを目指している句がもっぱらのような気がします。<br /><br />他方、〈てぬぐひの如く大きく花菖蒲・岸本尚毅〉を思わせる〈へなへなと軍手の如き辛夷かな〉。この句のほかにも、この手の仕掛け(踏まえ、もじり)が隠されているかもしれません。さいばら天気noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-24405794304060075302010-11-02T07:31:53.462+09:002010-11-02T07:31:53.462+09:00ほうじちゃさん
ありがとうございます。見慣れないものを句にしようとして、比喩に頼ってしまったようで...ほうじちゃさん<br /> ありがとうございます。見慣れないものを句にしようとして、比喩に頼ってしまったようです。<br /><br />グミさん<br /> ありがとうございます。「春の雪」の景に接したときは、良いものに出会ったなあと思いました。前北かおるhttp://maekitakaoru.blog100.fc2.comnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-68592403314841970962010-11-01T16:37:07.839+09:002010-11-01T16:37:07.839+09:00「春の雪ホテルの門の椰子の木に」「へなへなと軍手の如き辛夷かな」が好きです。
南九州らしき景の雄大...「春の雪ホテルの門の椰子の木に」「へなへなと軍手の如き辛夷かな」が好きです。<br /> 南九州らしき景の雄大さよりもこのようなささいな景が旅の収穫だったりします。グミnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-69145332454617432222010-10-31T09:03:05.272+09:002010-10-31T09:03:05.272+09:00確かな素質を感じます。今後は、情景報告的な俳句や季語の動く句を消し去り、「如く」俳句を減らすのが課題...確かな素質を感じます。今後は、情景報告的な俳句や季語の動く句を消し去り、「如く」俳句を減らすのが課題である気がします。ほうじちゃnoreply@blogger.com