tag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post8427309596721933314..comments2024-03-25T12:03:13.555+09:00Comments on 週刊俳句 Haiku Weekly: 山田露結 輪転 Unknownnoreply@blogger.comBlogger9125tag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-8919426104871312222007-11-15T15:51:00.000+09:002007-11-15T15:51:00.000+09:00たくさんのコメントありがとうございます。ここに作品を発表する機会を与えたくれた「週刊俳句」に改めて感...たくさんのコメントありがとうございます。<BR/>ここに作品を発表する機会を与えたくれた「週刊俳句」に改めて感謝です。<BR/><BR/>朝比古さま<BR/>ありがとうございます。<BR/>明らかなる類想句が散見されるところ、は今後の重要な課題であります。<BR/>今のところ「類想のあたたかし」と、やけになっております。<BR/><BR/>みきさま<BR/>ときどきとぼけたユーモアを入れていくバランスが難しいところです。<BR/>実は、本人はとぼけているつもりは無いのですが...。トホホ。<BR/>ありがとうございました。<BR/><BR/>asimoさま<BR/>たくさん句をあげていただきありがとうございます。今回、角川俳句賞へははじめての応募だったので、とにかくいろんな句を入れてみました。<BR/>精一杯なところであります。<BR/>>視線が自在にめぐることに面白さを感じます<BR/>と言ってもらえたのは嬉しかったです。ありがとうございます。<BR/><BR/>桜さま<BR/>禁じ手ギリギリ、諧謔、というのは俳句をはじめてまず夢中になった点です。<BR/>あまりやり過ぎるとしらけてしまいますが。<BR/>>久保田万太郎の時計屋の句を思い起こしました<BR/>うれしいです。ありがとうございます。<BR/><BR/>鮟鱇さま<BR/>たくさん褒めていただきありがとうございます。<BR/>>縁語あるいは理屈が結構多いことです<BR/>このことは、この場所へ句を出して自分自身、強く感じました。タネと仕掛けがバレバレの手品を見せているような気がしました。今後の課題です。<BR/><BR/>優夢さま<BR/>ありがとうございます。<BR/>>人類にして、や、王将の、など、大きく出ていたりとか、言葉をころころ転がし<BR/>>て作っ>たものより、<BR/>>滝となる水に慌てる刹那あり<BR/>>のような目の利いた句が好みでした。<BR/>何か面白いことを言ってやろう。見つけてやろう。という気持ちが出過ぎることがあります。少し注意が必要なのかもしれません。精進します。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-17213135745834528672007-11-14T21:55:00.000+09:002007-11-14T21:55:00.000+09:00菜の花に表裏なく日あたれり野遊びや少女らにストローの立つ滝となる水に慌てる刹那あり休日は電話に出ぬ日...菜の花に表裏なく日あたれり<BR/>野遊びや少女らにストローの立つ<BR/>滝となる水に慌てる刹那あり<BR/>休日は電話に出ぬ日竹婦人<BR/>姿見に布掛けてある肝試し<BR/>秋暑し掃除機と妻動き出す<BR/>穂芒の光はなさず揺れにけり<BR/><BR/>あたりが好きでした。<BR/><BR/>人類にして、や、王将の、など、大きく出ていたりとか、言葉をころころ転がして作ったものより、<BR/>滝となる水に慌てる刹那あり<BR/>のような目の利いた句が好みでした。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-80671454394559754382007-11-13T20:21:00.000+09:002007-11-13T20:21:00.000+09:00山田露結さま 鮟鱇といいます。玉作拝読しました。 王将の涼しき方へ逃れけり 目をあけて魚眠りたる暑さ...山田露結さま<BR/><BR/> 鮟鱇といいます。玉作拝読しました。<BR/><BR/> 王将の涼しき方へ逃れけり<BR/> 目をあけて魚眠りたる暑さかな<BR/><BR/> うまいですね。<BR/><BR/> 爆撃機やって来さうな雲の峰<BR/> 風評のはや木犀のあたりより<BR/> いづくにも正面を向く月なりぬ<BR/><BR/> さもありなんと思います。<BR/><BR/> 押しくらまんじゅう子の魂ときに入れ替はる<BR/><BR/> 怖いくらいシュール<BR/> <BR/> 折鶴のひらき朽野はじまれる<BR/> 押入れに突き当たりたる枯野かな<BR/> 騙し絵の階段を行く去年今年<BR/><BR/> シュールですね。<BR/><BR/> さて、玉作を拝読して思うのが、縁語あるいは理屈が結構多いことです。<BR/>これは、子規が嫌い、今でも多くの俳人が嫌うところかと思いますが、私は楽しみました。対照、因果、連想。<BR/><BR/>日向から日向へ雪の橋かかる 日向・雪<BR/>手に伸びる仕掛けありけり蓬餅 伸びる・餅<BR/>風光る湖面は空をまねびゐて 湖面・空<BR/>猫の恋頬杖に顔歪めたる 頬杖・顔歪む<BR/>水源に花を浸して昼の酒 水・酒<BR/>惜春の鍵盤に指残しある 惜しむ・残す<BR/>つばくろの濡らしゆく空ありにけり つば・濡れる<BR/>ふるさとを捨てざる幟立ちにけり 捨てる・立つ=発つ<BR/>目をあけて魚眠りたる暑さかな 眼を開ける・眠る<BR/>姿見に布掛けてある肝試し 姿見る・肝試し<BR/>帯解いて五体崩るる鰯雲 帯解く・崩れる<BR/>鏡店出でて一人にもどる秋 鏡(二人)・一人<BR/>虫の闇からはいろいろ見えてゐる 闇・見える<BR/>あともどり出来ぬ林檎を剥いてをり 剥く・あともどり出来ぬ<BR/><BR/> 曄歌・讀山田露結先生之玉句作一首<BR/><BR/> 古池秋。落葉無声,浮似舟。(中華新韻七尤の押韻)<BR/><BR/> 古池の秋。落葉に声無く,浮いて舟に似る。<BR/><BR/> 原玉:古池に音とはならず一葉かなAnonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-23265689730818767482007-11-11T19:09:00.000+09:002007-11-11T19:09:00.000+09:00俳句を詠む者にとって、類想類句は、気にしないと言いながら、実はとても気になります。人類にして類想のあ...俳句を詠む者にとって、類想類句は、気にしないと言いながら、実はとても気になります。<BR/><BR/>人類にして類想のあたたかし<BR/><BR/>に詠まれている「類想」は<BR/><BR/>手に伸びる仕掛けありけり蓬餅<BR/><BR/>の「蓬餅」と同じ目線で優しく料されています。禁じ手ギリギリながら、読むこちら側の気負いまで和らげられるような不思議な癒しを感じます。<BR/><BR/>また、<BR/><BR/>夜の新樹までの襖の無数なる<BR/><BR/>内から外への脱出、そして、<BR/><BR/>押入れに突き当りたる枯野かな<BR/><BR/>外から内へのなだれ込み<BR/><BR/>コインの裏表みたいで面白いです。<BR/><BR/>以下、好きな句<BR/>猫の恋頬杖に顔歪めたる<BR/>滝となる水に慌てる刹那あり<BR/>王将の涼しき方へ逃れけり<BR/><BR/>ヘボ将棋の裸の王様、諧謔が効いています。<BR/><BR/>爆撃機やって来さうな雲の峰<BR/>帯解いて五体崩るる鰯雲<BR/>鏡店出でて一人にもどる秋<BR/><BR/>この句では、久保田万太郎の時計屋の句を思い起こしました。<BR/><BR/>綿虫の中のひとつを思ひけり<BR/>押しくらまんじゅう子の魂ときに入れ替はる<BR/>騙し絵の階段を行く去年今年<BR/><BR/>全体的に遊び心があって楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。桜https://www.blogger.com/profile/00960470354013563393noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-31188792219912365512007-11-03T01:12:00.000+09:002007-11-03T01:12:00.000+09:00空間の捉え方にどきりとしました。俯瞰図で見たり地を這ってみたり、風になってみたり、テーブルの下から覗...空間の捉え方にどきりとしました。<BR/>俯瞰図で見たり地を這ってみたり、風になってみたり、テーブルの下から覗いて見たり、視線が自在にめぐることに面白さを感じます。<BR/><BR/>人類にして類想のあたたかし<BR/>菜の花に表裏なく日あたれり<BR/>猫の恋頬杖に顔歪めたる<BR/>つばくろの濡らしゆく空ありにけり<BR/>夜の新樹までの襖の無数なる<BR/>やはらかく風鈴に触れ吾に触れ<BR/>帯解いて五体崩るる鰯雲<BR/>いづくにも正面を向く月なりぬ<BR/>牛の眼に映る両岸曼珠沙華<BR/>折鶴のひらき朽野はじまれる<BR/><BR/><BR/>そんななか、デリケートな句、少年のような句、ユーモアのある句が味違いのキャンディーのように楽しかったです。<BR/>ありがとうございます。<BR/><BR/><BR/>雪降るや人行き交ひて相触れず<BR/>冬銀河仰ぎて九九を唱へけり<BR/>代代にして団長の火事羽織Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-43305621947161433152007-11-02T22:47:00.000+09:002007-11-02T22:47:00.000+09:00人類にして類想のあたたかし夜の新樹までの襖の無数なる王将の涼しき方へ逃れけり秋暑し掃除機と妻動き出す...人類にして類想のあたたかし<BR/>夜の新樹までの襖の無数なる<BR/>王将の涼しき方へ逃れけり<BR/>秋暑し掃除機と妻動き出す<BR/><BR/>以上、好きな句です。<BR/><BR/>しっかりした句群の中で、ときどきとぼけたユーモアが飛び出すところが目を引きました。みきhttps://www.blogger.com/profile/15566607929477418259noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-2955422714214361692007-11-01T21:06:00.000+09:002007-11-01T21:06:00.000+09:00いい具合の俳句的視線と衒い。バランス感覚に優れた作者。平明な表現手法にも好感を持つ。吊るしおく一日の...いい具合の俳句的視線と衒い。バランス感覚に優れた作者。平明な表現手法にも好感を持つ。<BR/><BR/>吊るしおく一日の疲れ衣紋竹・影を発ち影に着きたる揚羽かな 等の明らかなる類想句が散見されるところ、とても残念。<BR/><BR/>以下好き句。<BR/><BR/>日向から日向へ雪の橋かかる<BR/>猫の恋頬杖に顔歪めたる<BR/>つばくろの濡らしゆく空ありにけり<BR/>姿見に布掛けてある肝試し<BR/>あともどり出来ぬ林檎を剥いてをりAnonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-64999950420886124642007-11-01T18:22:00.000+09:002007-11-01T18:22:00.000+09:00コメントありがとうございます。>季語は、これ、おそらく、ねらって「つきすぎ」にされているのかなあ。い...コメントありがとうございます。<BR/><BR/>>季語は、これ、おそらく、ねらって「つきすぎ」にされているのかなあ。<BR/><BR/>いえ、これがせいいっぱいの実力です(笑)。<BR/>こういう場所に句を出してがんがん叩いてもらおうかと。<BR/>皆様、ご遠慮なくコメントお願いします。Anonymousnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6325915141711411690.post-7328787202371191182007-11-01T17:19:00.000+09:002007-11-01T17:19:00.000+09:00ある意味、天保調といいますか。アイデア豊富で、面白い。 猫の恋頬杖に顔歪めたる 秋暑し掃除機と妻動き...ある意味、天保調といいますか。アイデア豊富で、面白い。<BR/><BR/> 猫の恋頬杖に顔歪めたる<BR/> 秋暑し掃除機と妻動き出す<BR/> テレビつけて消して文化の日なりけり<BR/><BR/>それぞれ1アイデアあって、うなづけるのですが。<BR/><BR/>季語は、これ、おそらく、ねらって「つきすぎ」にされているのかなあ。<BR/>(恋と頬杖、掃除機と暑し、テレビと文化)<BR/><BR/>でも、結果、分かりやすくなりすぎるというか。<BR/>アイデア部分から、景としての生々しさが消えてしまっている。<BR/><BR/>それは、季語の働かせ方として、完全に逆方向なんじゃないかと。<BR/><BR/> 菜の花に表裏なく日あたれり<BR/> 穂芒の光はなさず揺れにけり<BR/><BR/> 蜩や途方といふは暮れやすき<BR/> 風評のはや木犀のあたりより<BR/><BR/>自然描写の句と言葉の句という違いはあれど、なぜか、どちらも昔の人のモダンな俳句のように見える。<BR/><BR/>おそらく、表現の修辞性に比して、見られているところが、ナイーブであるため、分かりすぎるというか、ちょっと理屈がつきやすい、ということなのではないか。もちろん、分かりやすさは、悪いことではなく、<BR/><BR/> 目をあけて魚眠りたる暑さかな<BR/><BR/>のような句は、すとんと腑に落ちて、好きでした。<BR/><BR/> 野遊びや少女らにストローの立つ<BR/> 姿見に布掛けてある肝試し<BR/> 牛の眼に映る両岸曼珠沙華<BR/><BR/>これらの句、作者にとって得意の作であるかどうか分りませんが、割り切れないへんてこな感じを、楽しませていただきました。上田信治https://www.blogger.com/profile/00802685803977329466noreply@blogger.com