2013-05-12

週刊俳句 創刊6周年記念誌上句会 結果発表

週刊俳句 創刊6周年記念誌上句会
結果発表



【六】選句と作者・一覧

【法】選句と作者・一覧

【全】選句と作者・一覧

【書】選句と作者・一覧

【雑詠】選句と作者・一覧


句会後の歓談その他、コメント欄にどうぞ。

3 件のコメント:

  1. おはようございます
    誤読のハードエッジです
    楽しく読ませて頂きました
    ありがとうございます

    なんと、
    選外句の作者名も
    発表されるんですね
    驚愕いたしました(涙)

    さて、この後、
    作者別の一覧は出るんでしょうか?
    (句のみ、選評抜きで)
    もう一回楽しめるようにも思います
    よろしくお願いします

    返信削除
  2. 選外句の作者名発表はよくある方式です。これに慣れると面の皮は厚くなります。
    さて、作者名の一覧ですが、編集者の手を煩わすまでもなく、表計算のちょっとした操作で読者側で作れます。参考までに並べておきます。

    遠くまで全集のなき日本地図  KIYOAKI FILM
    全くの子と言う蝗横向く牛  KIYOAKI FILM
    法律に狩られて猪は逃げちゃった  KIYOAKI FILM
    旅に出て月の裏まで夏の国  KIYOAKI FILM
    六人の武者震いかな熱帯魚  KIYOAKI FILM
    夏の夜になりきる法善寺横町も  M-s
    去年今年張形を置く枕がみ  M-s
    春あけぼの六方踏みて去りゆくもの  M-s
    書簏とはしよろくと読みて冬の朝  M-s
    全焼の市民会館秋の暮れ  M-s
    へびいちご白書色褪せたる晩夏  fuchi
    怠惰なる紙魚は六法全書食む  fuchi
    着衣のごと見ゆる男は全裸かな  fuchi
    法螺吹が法螺吹いてゐる春の昼  fuchi
    木の芽雨ちくちく育つ第六感  fuchi
    またひとつ全きくらげながれゆく  ハードエッジ
    一針の四翅六角の蜂の巣へ  ハードエッジ
    室の花六法全書置かれある  ハードエッジ
    書ばかり読んで阿呆に春の雷  ハードエッジ
    法蓮草ポパイオリーブ老いるとも  ハードエッジ
    四六の十テストの後の老母晴晴  バンの
    糸もつれ人もつれ合い春雷抱く  バンの
    書架の奥は紙魚の栖の小銀河  バンの
    少年僧をみなを前に作法かむ  バンの
    全裸磔刑つまさきに火口触れ  バンの
    はつなつになる方法がひとつある  近恵
    花は葉にたっぷり筆へ含ませて  近恵
    行く春の六弦に届かない指  近恵
    春愁の全行程を終了す  近恵
    野遊や終わらせたくて大きく書く  近恵
    花過ぎの礼法室に靴溢れ  栗山心
    花冷や書棚に掛ける大梯子  栗山心
    荷風忌やフラットシューズ履かぬ主義  栗山心
    春光や全校生のメイポール  栗山心
    六限を学食に待つ春セーター  栗山心
    トライアスロンの走るともなく泳ぐともなく  今村豊
    花菜漬六平直政風寮母  今村豊
    全教室の映るモニター若葉冷  今村豊
    凸の書き順凹の書き順さくら散る  今村豊
    法科出て護国神社の桜守  今村豊
    泳法のやぶれかぶれのいやはやし  山田露結
    図書室にプールの声の届きたる  山田露結
    水着に始まり水着に終る雑誌かな  山田露結
    全コース膝落としたるプールかな  山田露結
    六月やあはれあはれと水を掻き  山田露結
    書記長が名前を秘して逃げる夏  小市
    人知れず微笑んでいるか六月  小市
    法被着るコンビナートのうかれ猫  小市
    麗らかや西部講堂全闘委  小市
    贅六が築きし春のバリケード  小市
    顎あげて紅や西日も魔法かな  小松三々
    古書店の活字横切る守宮かな  小松三々
    細く高く遠く賛美歌夏の山  小松三々
    入梅や二組全員次々後転  小松三々
    六歳で人形の髪洗ひたくて  小松三々
    鳥帰る教科書で見た島の方  青葉有
    万緑や恐い夢は全くみない  青葉有
    未知数と答えを返す藤の花  青葉有
    六道の辻から吹くよ若葉風  青葉有
    鶯や法テラスへの電話メモ  青葉有
    肩の位置決まらぬ打球法然忌  石井薔子
    腰椎の全からざる花の後  石井薔子
    春陰の書き損じ否打ち損じ  石井薔子
    白々と爪の半月春逝けり  石井薔子
    六弦の合はぬが苦なり藤の花  石井薔子
    遠近法はみ出し夏の子となりぬ  石原明
    真夏の夜の夢ムーンウォークは全力で  石原明
    曝書して当て字だらけの世界地図  石原明
    六月の死者のひとりは若き故  石原明
    六法全書投げてゴキブリ仕留めけり  石原明
    瓜を蒔く焚書の話などしつつ  村田篠
    汽笛となつて六甲に夏が来る  村田篠
    春愁やばらしてみれば発条ひとつ  村田篠
    春闌けて顔の大きな法律家  村田篠
    全国のみゆき通りに風薫る  村田篠
    火事跡の六波羅様を歩きけり  中山泡
    枯菊が文法どほり枯れゐたり  中山泡
    子兎を握り書物の中に立つ  中山泡
    六法全書とは冬眠によきところ  中山泡
    神学の全貌を湯豆腐に見き  中山泡
    畦を焼く六等身の人ばかり  中村遥
    人を焼く仕事と畦を焼く仕事  中村遥
    全身の透けるまで瀧仰ぎけり  中村遥
    虹色の雨となりたる夏書かな  中村遥
    末法の世より蜥蜴の嘘眠り  中村遥
    Tシャツを脱ぎてふたりの書生かな  忠義
    メーデーや法華太鼓の列もあり  忠義
    宿六と甚六ならび鯉のぼり  忠義
    髪洗ふ石鹸の香や裏道に  忠義
    麦秋や全て通じし自動車道  忠義
    さへづりて六角鉛筆一ダース 藤幹子
    ウルトラマン大全目刺かじりかけ  藤幹子
    教科書の燕は卵抱き始む  藤幹子
    蛇二匹穴を出でしか呪わうか  藤幹子
    少年のあごに魔法の桜もち  藤幹子
    書を丸め未来を覗く一年生  透水
    人間の魚になりゆく薄暑かな  透水
    全身のバネ一丸にボート漕ぐ  透水
    法然の遠流を囲む青葉潮  透水
    六月の花嫁と決め出刃を研ぐ  透水
    リラ冷えの夜の法律事務所かな   独楽
    古書店の憂ひ菜飯を食ふてより   独楽
    山査子の花三粒の睡眠薬   独楽
    全校で生徒は五人しやぼん玉   独楽
    六周年迎え栄螺の焼け具合   独楽
    いもうとのはつなつをこぼれてゐたる  柏柳明子
    下書きの祝ひのことば豆の花  柏柳明子
    聖五月窓高くある法学部  柏柳明子
    八十八夜全権は妻にあり  柏柳明子
    風光る六角橋商店街  柏柳明子
    しやつくりの響く古書店春の昼  豊永裕美
    全店の灯りが消えて草萌ゆる  豊永裕美
    鉄線花上履き空に向けて干す   豊永裕美
    田螺鳴く腹のふくらむ呼吸法  豊永裕美
    六つ切りのパンの一切れかぎろへる  豊永裕美
    残花余花バタコ飛ばしたらあかんで  野口裕
    書くという行為が叩くキーボード  野口裕
    法悦の早々極み子規  野口裕
    六甲のふところ深く山つつじ  野口裕
    神学大全時計の針が丸っこい  野口裕
    砂浜の小さき靴鳥雲に入る  遊起
    藤房に全能の神下りてきし  遊起
    法面の除染してますすみれ草  遊起
    万作や線量計を書き留める  遊起
    六月の腹の具合を星に聞く  遊起
    ああ藤の全貌が吹かれている  六番町
    昼顔の夜へ呑まれてゆくところ  六番町
    白蓮のたっぷり錆びて書庫の奥  六番町
    法王庁殺意のごとく百合香り  六番町
    問六の答えは白いチューリップ  六番町

    返信削除
  3. おお、自主制作、ありがとうございます
    行頭に「○」や「■」の付いてない行を
    選択すればいいんですね
    (表計算、どうも苦手です)

    そのためにも、投句の際は、
    長めのコメントでも
    途中に改行を入れてはいかんのですが、
    私はご覧のように
    ぶつ切りの文章を書くもんで、、、
    投句コメントの改行除去作業、
    ご迷惑おかけしました >編集者殿

    作者一覧、
    なるほど、なるほど、であります

    > 選外句の作者名発表はよくある方式です。これに慣れると面の皮は厚くなります。

    私は句会経験が少ないので驚きでした
    そのうち、
    逆選ナシは句会じゃない
    とか言い出すと怖いですね(笑)

    返信削除