灰から灰へ 西原天気
日傾くときの日影と日陰かな
月ごとに満月のあり今宵はも
近恵氏現代俳句新人賞受賞に寄す
近恵が虫と言つたらそれはもう
松岡修造氏に
瀧口のはうの修造的きのこ
せきしろ又吉直樹両氏に
牡蠣フライが無いなら無いと言ひ給へ
二〇一三年十月十二日谷雄介氏らの二十四時間俳句マラソン開始に寄す
日にいちど正午は来たり南多摩
西瓜はなぜ永世中立国なのか
俳句を書く砂に水撒くやうに書く
ともだちが帰つてこない冷蔵庫
風一片灰から灰へのりうつる
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