今週は、今年の「澤」7月記念号特集「五〇歳以下の俳人」から、要覧「五〇歳以下の俳人二二〇人」を、転載します。
えー、自分が作りました。たいへんだったです。
たいへんだったですが、小津夜景さんと岡田佳奈さんは入れるべきだった、とか(あと亀割潔さん、存じ上げなかった!)、甲斐由紀子さんは3句にすべきだったろうかとか、あれこれ、思うところはある。
あるわけですが、読んでいただければ、平成26年現在の俳句が、ひとかたまりのものとして、見えてくると思います。
来週は、同号から、小澤實さんとの対談「新人輩出の時代 五十歳以下の俳人を読む」を転載いたします。
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佐藤栄作さんの「俳句は四拍子なのか」は、最新の日本語学の研究から、七五調がじっさいにどう読まれているか、を分析。
これ、実作において頭に入れておいて損のない内容で、必読です。上五のあとの休拍って、書くとき「使って」ますよね。
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今年も「落選展」やります。自分も、また落ちましたんで、出品することができます。
せっかくの50句、ばらしちゃ、もったいないです。ぜひ、ふるってご応募ください。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.386/2014-9-14 profile
■佐藤栄作 さとう・えいさく
1957年、香川県生まれ。早稲田大学第 一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課中退。神戸山手女子短大(1985~1996年)を経て、現在、愛媛大学教育学部教授(2001年~)。 (2008年~2012年、附属中学校長を兼任)主たる研究領域は、音韻・アクセント、文字・表記。主な著書:単著『見えない文字と見える文字 文字のかたちを考える』2013年三省堂、共著『日本語アクセント史総合資料研究篇』1998年東京堂出版。
■角谷昌子 かくたに・まさこ
「未来図」同人。詩誌「日本未来派」所属。句集『奔流』『源流』。共著多数。
■馬場古戸暢 ばば・ことのぶ
1983年生まれ。自由律俳句(随句)結社「草原」同人。
■曾根 毅 そね・つよし 1974年香川県生まれ。「LOTUS」同人、現代俳句協会会員。現在大阪市在住。第4回芝不器男俳句新人賞。
■田島健一 たじま・けんいち 1973年東京生れ。「炎環」「豆の木」。現代俳句協会青年部委員。ブログ「たじま屋のぶろぐ」
■梅津志保 うめつ・しほ
1971年東京生まれ。2011年秋、フェリス女学院大学オープンカレッジの俳句講座を通して吉野裕之に師事し、2012年「豆句集 みつまめ」創刊に加わる。
■井上雪子 いのうえ・ゆきこ
1957年、横浜市生まれ。2008年「山河」入会。2010年秋から吉野裕之に師事し、2012年「豆句集 みつまめ」創刊に加わる。
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