2014-10-05

後記+執筆者プロフィール 389

後記 ● 村田 篠


新宿御苑上空の鰯雲が今週号の表紙を飾っていますが、先日わたしも「これぞ鰯雲」という雲を見ました。10月に入っての残暑には参りますが、秋は確実にやってきています。

偶然ですが、昨日、千駄ヶ谷から閉苑中の新宿御苑の周囲を辿り、新宿三丁目までの吟行に参加しました。

途中「内藤町」という地名を見ながら歩いたのですが、江戸時代、高遠藩内藤家のお屋敷があった縁でついた町名で、かつては唐辛子の産地として有名だったそうです。下屋敷の敷地内(現在の新宿御苑)で栽培されていたので「内藤とうがらし」と呼ばれていたとか。

新宿界隈の開発とともに農地が消えて、とうがらしの栽培も途絶えていたそうですが、最近、再び新宿区内で栽培が始まっているそうです。東京の地野菜としては「練馬大根」があまりに有名ですが、「内藤とうがらし」にも頑張って欲しいものです。

俳句をやっているおかげで、いろいろなことを知る機会に出会います。



以前「週刊俳句」にご登場いただいた堀下翔さんが第6回石田波郷新人賞正賞を、今泉礼奈さんと黒岩徳将さんが奨励賞を受賞されることが決まったそうです(奨励賞は他2名受賞)。おめでとうございます。

授賞式は10月26日(日)に行われますが、式後、堀下翔さんの祝賀会が企画されているそうです。祝賀会には、今泉礼奈さんも参加されます。詳しくは https://www.facebook.com/gajau.simada(島田牙城さんFB)
まで。

どうぞ宜しくお願い致します。



それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。



no.389/2014-10-5 profile


■太田うさぎ おおた・うさぎ
1963年東京生まれ。「豆の木」「雷魚」会員。現代俳句協会会員。共著に『俳コレ』(2011年、邑書林)。

■馬場古戸暢 ばば・ことのぶ
1983年生まれ。自由律俳句(随句)結社「草原」同人。

■笠井亞子 かさい・あこ
東京生まれ。エディトリアル・デザイナー。「麦の会」会員。現代俳句協会会員。「百句会」「月天」「塵風」所属。2010年より「はがきハイク」を始める。

福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「ku+」に参加。共著『俳コレ』。現在、マイナビブックス「ことばのかたち にて、「塔は崩れ去った」連載中(火曜日更新)。 


西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。「月天」同人。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。ブログ「俳句的日常」 twitter

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。俳人協会会員。「Belle Epoque」





0 件のコメント:

コメントを投稿