2020-03-01

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 ニール・セダカ「愛ある限り」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
ニール・セダカ「愛ある限り」


憲武●二回に渡ってカーペンターズ を取り上げましたが、「見つめあう恋(there's a kind of hush)」   というアルバム (1976年) でニール・セダカの「悲しき慕情(Breaking Up Is Hard To Do)」を取り上げています。

天気●ダンドゥビドゥダンダン♪ てやつですね。

憲武●はい。で、今回はニール・セダカによるセルフカバー・アルバム「Waking up is hard to do」。セルフカバーはセルフカバーなんですけど、替え歌ですね。お孫さんのシャーロットちゃんとアマンダちゃんと一緒に歌ってます。

天気●ほぉ、替え歌?

憲武●ニール・セダカといえば、それこそ数多くのヒット曲があります。「おお!キャロル」「恋の片道切符」「恋の日記」「カレンダー・ガール」「すてきな16才」などなど。

天気●1960年前後に大ヒット曲がたくさんある。

憲武●オールディーズの雄ですね。もう一方の雄、ポール・アンカよりも好きです。という訳で、この曲。


憲武●これはキャプテン&テニールのカバーで有名な「愛ある限り」"Love will keep us together"の替え歌です。お昼ゴハンの歌になってます。

天気●愛じゃなくて昼ゴハンが心をひとつにしてくれるってわけですね。

憲武●このアルバムは2009年発売ですから、この時ニール・セダカは70歳。声が若々しいですね。

天気●1973年の録音と比べてみると、キーは1音下がってますが、声質は衰えていませんね。じつは、いまバンドでニール・セダカの74年のヒット曲「雨に微笑を(Laughter in the Rain)」をやってるんですが、これはタイトルを変えずに、このアルバムでやってますね。

憲武●タイトルを変えずにやってる曲が何曲か、あるんです。ニール・セダカのファンという訳ではないんですけど、タワレコで面白いアルバムはないかと物色していた時に、このアルバム見つけたんです。ま、他愛ないといえば他愛ないアルバムですけどね。全編にわたりかわいい。愛聴盤です。

天気●子ども向けに持ち歌を替えて歌う。おもしろいですね。

憲武●今年の3月13日で81歳になります。あ、僕じゃなくてニール・セダカです。ずっと長生きしてほしいものです。 


(最終回まで、あと867夜)
(次回は西原天気の推薦曲)

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