中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
コンディション・グリーン「ボニー・モロニー」
コンディション・グリーン「ボニー・モロニー」
天気●今回はロックンロールの愉しさを、ってことで、Condition Green「Bony Moronie」です。
天気●「Bony Moronie」はラリー・ウィリアムズが1957年に書いて歌った曲。ジョン・レノンのカヴァーアルバム「ロックンロール」にも入っています。
憲武●オリジナルは早いテンポですけど、ジョンもコンディショングリーンも、ゆっくりとプレイしてますね。
天気●コンディショングリーンは1970年代に沖縄で活躍したバンド。このステージは、もう、とにかく人を楽しませる。人間タワーなんて、よく思いつくなあ、と。
憲武●「俺たちの旅」が早いのか、コンディショングリーンが早いのかって感じですね。「俺たちの旅」の方が真似したんですかね。
天気●ドラマのオープニングのこれ? どっちが真似っていうことではないと思うけど(笑。
憲武●このヴォーカルの人、「パラダイス・ビュー」とか「ウンタマ・ギルー」にも出てますよね。
天気●高嶺剛監督。どっちの映画も観てないです。地元のスターなのかな? ルックス的にも、いい味ですね。さて、演奏は、ギター1本のリフで、盛り上がれる。興奮できる。ロックンロールの魅力です。
憲武●これだけ長いプレイは、最近のバンドのライブではあまり見ない光景かと。
天気●ロックギタリストにとって一番の見せ場でもありますね。でかいマーシャル・アンプの前に仁王立ちして、この瞬間、自分が世界一かっこいいんだ、という感じ。実際、バンドとか、ライブの音楽って、そういう至福・絶頂感がだいじだと思うんですよね。
(最終回まで、あと856夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)
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