中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
シャンタル・ゴヤ「Tu m'as trop menti」
シャンタル・ゴヤ「Tu m'as trop menti」
憲武●女優であり歌手である。なんであるアイデアル。古い。ということでシャンタル・ゴヤで「Tu m'as trop menti」。
憲武●これはジャン=リュック・ゴダールの「男性・女性」(1966年)の中で歌われた楽曲ですね。「もうあなたを信じない 嘘ばっかりつくから」と歌ってます。
天気●その映画、観ていないです。
憲武●ちょっとたどたどしい感じの歌い方なんですけど、可愛い。映画自体もとても面白くて、1965年の冬のパリの若者たちが生き生きとしてます。
天気●ぶりっ子(死語!)の元祖みたいな歌い方、この頃のフランスに多かったように思います。
憲武●同世代のアイドルであるフランス・ギャルと、よく比べられますね。ずっとシャンタル・ゴヤが歳下と思ってたんですが、一昨年の正月にフランス・ギャルの訃報を知って、調べたらシャンタル・ゴヤの方が5歳上だったんです。現在78歳です。
天気●お元気なんでしょうか。ネット上の情報は少ないようですが、かわいらしいおばあちゃんって感じの写真が見つかりました。
憲武●10年くらい前でしたか、ミュージカル公演のニュースをネットで見ました。この映画の頃は、日本で「乙女の願い(Comment Le Revoir)」がヒットしていて、映画の中でもそんな話題があったかと記憶してます。乙女シリーズで「乙女の涙(Une Écharpe, Une Rose)」って曲もあるんですが、これはザ・ピーナッツがカバーしてます。
天気●日本ビクターが乙女で押したわけですね。
憲武●ヒットすると、シリーズ化って流れですね。なんかまた「男性・女性」が観たくなってきました。渋谷TSUTAYAで借りてきますかね。
(最終回まで、あと847夜)
(次回は西原天気の推薦曲)
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