2026-03-22

【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】西城秀樹「薔薇の鎖」

【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
西城秀樹「薔薇の鎖」


憲武●三月というと、この曲を思い出します。西城秀樹「薔薇の鎖」(1974)。作詞はたかたかし、作曲は鈴木邦彦です。


天気●聴いたことがあるような、ないような、忘れちゃったような。でも、きっと一度はテレビで聴いている曲だと思います。

憲武●この曲は、春日部にあった名曲堂というレコード店でシングルを買いました。B面は「子猫とネズミ」という大人しい恋の曲です。「チャンスは一度」とか「情熱の嵐」とか、わりとアーリーな頃から西城秀樹って気になっていたんです。なんか今までと違う感じの歌手出て来たみたいな雰囲気で。

天気●郷ひろみと野口五郎と3人セットみたいなイメージで、当時、捉えていました。今からすると、西城秀樹がいちばんロックっぽいのかも。

憲武●そうですね。今から思えば。歌謡番組等で、この楽曲が披露される際に、派手なマイクスタンドアクションも披露されてまして印象的でした。もっとマイクをブンブン振っていたような、勝手な印象があったんですが、違いました。むしろそういう印象を抱くほど、衝撃的だったということでしょうか。

天気●ああ、マイクスタンドのこういうアクション、ありましたねえ。

憲武●はい。月刊平凡だか明星だか忘れましたが、西城秀樹は当時ハードロックなど、ロックを聴き込んでいて、ロッド・スチュワートのマイクスタンドアクションを取り入れたいと思っていたようで、かまやつひろしに相談した結果、かまやつひろしがアルミ製のマイクスタンドを作ってくれたという記事がありました。そのロッド・スチュワートのマイクスタンドアクションがこれです

天気●このへんの影響が大きいのでしょうね。元祖かどうかはわかりませんが。

憲武●影響が見て取れますよね。長いマフラーやジャンプスーツとか。この長いマフラーって、当時僕も影響されて、母に頼んで編んでもらったことがあります。実は。僕は西城秀樹経由でしたが。

天気●甘えんぼうですね。いいおかあさんだ。

憲武●歌謡曲のリリースのサイクルって、一曲三か月くらいでしたんで、どの歌手がどの時期にどんな楽曲を歌ってたかって、今でもうっすら覚えてるんですよね。西城秀樹はこの後、「激しい恋」をリリースしますが、それは夏向けの曲でした。 

(最終回まで、あと571夜)

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