窓を開けたらタマムシが飛び込んできた
飯田哲弘
所沢は今日も閑かです。暑いです。
新しい冷蔵庫が来たので色々買い出しに行ってきました。
カブトムシ顔負けの水分生活を送っていることをお分かり頂けますでしょうか。
アリたちは一昨日からようやく巣をほじり始めました。
っていうかですね、これオススメです、アントクアリウム!
働きアリたちが実は全然働き者じゃないってことがよく分かります。
一日の殆どを寝るか遊ぶかして過ごしてるんです。
ときどき思い出したように穴を掘り、点検するだけ。それもほんの少し。
つまり、我々は働きアリが働いているところしか見てなかったわけです。
イソップだって穴の中まで透視できたわけじゃありませんからね。
こうしてみるとセミなんかの方がよっぽど過酷な生き方をしています。
(アリは勤労で弱々しいイメージが世間に浸透していますが、
生物学・生態学的には極めて強力な地位を占めています。
アリが恐れるよりもアリを恐れる生き物の方が遙かに多いのですよ)
で、アリたちの遊びは何かというと、長時間キスしたり、
レスリングのような取っ組み合いをしたり、でんぐり返ししたりしてます。
(キスは、恐らく餌の受け渡しだと思いますが)
これは見ていて飽きません。
で、タマムシ。
いや~かれこれ10年ぶりでしょうか。
嬉しくって嬉しくって、所沢に戻った実感がふつふつと湧き起こります。
都会の子どもは見たことないでしょうね。
エノキかケヤキの葉っぱがあれば簡単に飼育できるのですが、
どなかた欲しい方いらっしゃいますか。
そういえば、先日大学の友人がうちに泊まりに来たとき、
朝の四時にカブトムシを捕りに行きました。
僕が小中学校時代に捕虫網を持って駆け回った雑木林です。
不思議なことに、穴場というかポイントというか、
樹液の噴き出している木々のあった場所は身体が覚えていました。
残念ながら先客が複数いて、僕らの成果はボウズでしたけど。
次はもっと早めに突撃しなくてはなりません。
大学まで電車で小一時間掛かる生活ですけれど、
デメリットだけではないようです。
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2008-08-03
窓を開けたらタマムシが飛び込んできた 飯田哲弘
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