夜の底ひに 八田木枯
海蠃打ちの姉(ねえ)はお侠で名はお七
赤わたは鐚一文もまかりまへん
老獪の白い芒になりすます
雀瓜烏瓜よりさはがしき
美しき嘘狐火を見しことも
ふくとじる馬鹿をみるのはいやどつせ
とつおいつ干鱈を噛みちぎりゐる
鯰捕夜は付句にまどはさる
黒なまこ汝臣民啜るべし
皇かな手毬ついてはつき外し
●
2008-11-16
10句作品テキスト 八田木枯 夜の底ひに
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
夜の底ひに 八田木枯
海蠃打ちの姉(ねえ)はお侠で名はお七
赤わたは鐚一文もまかりまへん
老獪の白い芒になりすます
雀瓜烏瓜よりさはがしき
美しき嘘狐火を見しことも
ふくとじる馬鹿をみるのはいやどつせ
とつおいつ干鱈を噛みちぎりゐる
鯰捕夜は付句にまどはさる
黒なまこ汝臣民啜るべし
皇かな手毬ついてはつき外し
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