聖 生駒大祐
こはれ家の一塊としてこほるなり
枯園や自在に煉瓦敷かれたる
水餅をひとさしゆびのつつつきぬ
パステルで描く四角き冬の月
家とサンタ同サイズなる聖菓かな
サンドイッチマンかつサンタ歩み来る
山茶花や落書に埋もれ電話ボックス
地下道の光一本冬の夕
危絵や手袋草に忘れある
通りまで溢れし古書や枇杷の花
●
2008-12-14
10句テキスト 生駒大祐 聖
登録:
コメントの投稿 (Atom)
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
聖 生駒大祐
こはれ家の一塊としてこほるなり
枯園や自在に煉瓦敷かれたる
水餅をひとさしゆびのつつつきぬ
パステルで描く四角き冬の月
家とサンタ同サイズなる聖菓かな
サンドイッチマンかつサンタ歩み来る
山茶花や落書に埋もれ電話ボックス
地下道の光一本冬の夕
危絵や手袋草に忘れある
通りまで溢れし古書や枇杷の花
●
0 comments:
コメントを投稿