ねむれる子 髙柳克弘
風細く吹きゐる蛇の卵かな
蚊遣豚一番星を待つてをり
原つぱの狐こち見る露台かな
白雲やきうりトマトは水に浮き
シャワー浴び了へたる空や鳥流れ
霧の家タヲル抱きてねむれる子
秋の蜘蛛業の如くに腹膨れ
マジックの文字の強しよ文化祭
珈琲と秋の日と濃き都かな
夕霧は獣の如く野をゆける
●
2009-08-23
10句作品テキスト 髙柳克弘 ねむれる子
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
ねむれる子 髙柳克弘
風細く吹きゐる蛇の卵かな
蚊遣豚一番星を待つてをり
原つぱの狐こち見る露台かな
白雲やきうりトマトは水に浮き
シャワー浴び了へたる空や鳥流れ
霧の家タヲル抱きてねむれる子
秋の蜘蛛業の如くに腹膨れ
マジックの文字の強しよ文化祭
珈琲と秋の日と濃き都かな
夕霧は獣の如く野をゆける
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