はつなつ 五十嵐義知
はつなつのうみにひかりのながかりし
海原につづく植田の澄みにけり
青鷺の同じ姿に降りたちぬ
柵跡の高きに青葉若葉かな
水流のとどまるところ夏蝶来
草取の帽子のかたち見えかくれ
風吹いて青葉時雨の青葉舞ふ
夏つばめ地をかすめたるはやさかな
入口に日傘の色のならびけり
総身の白々となり更衣
●
2010-06-06
10句作品テキスト 五十嵐義知 はつなつ
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
はつなつ 五十嵐義知
はつなつのうみにひかりのながかりし
海原につづく植田の澄みにけり
青鷺の同じ姿に降りたちぬ
柵跡の高きに青葉若葉かな
水流のとどまるところ夏蝶来
草取の帽子のかたち見えかくれ
風吹いて青葉時雨の青葉舞ふ
夏つばめ地をかすめたるはやさかな
入口に日傘の色のならびけり
総身の白々となり更衣
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