海鳥 山崎祐子
綾取は梯子から塔空青し
近道をする節分の豆を踏み
豆を撒く豊間の海を見下ろして
健啖を褒め合うてをり春炬燵
料峭や海鳥白と黒ばかり
沖へ出て雨は霞にいわきかな
子に水掻き魚に手足春浅し
クリオネの一所懸命卒業期
魚の群に膨らむ意志よ三月は
母の息思はぬ近さ石鹸玉
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2014-03-09
10句作品テキスト 山崎祐子 海鳥
Posted by wh at 0:54
Labels: 10句作品, 山崎祐子, 震災, 特集・三年目の3・11
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