【八田木枯の一句】
老鶯のこゑに間のあり妙ならむ
西村麒麟
老鶯のこゑに間のあり妙ならむ 八田木枯
鶯の初音と言うのは、なんというか、下手っぴである。鶯も練習あっての見事なホーホケキョだと思うとなんだか嬉しい。春が過ぎ、よくよく練習を積んだ老鶯(夏鶯)が、ホーホケキョホーホケキョと気持ちよく鳴く。まさに名人芸のホーホケキョ。
あー、飽きたなぁ。
と、鶯も思ったりするのかは知らない。
掲句は『俳句』2011年8月号「すつぴん」より。
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毎週、八田木枯(1925~2012)の一句を取り上げる「八田木枯の一句」は、複数の書き手が執筆を担当。さて来週は誰の執筆か。お楽しみにお待ちください。
2014-05-11
【八田木枯の一句】老鶯のこゑに間のあり妙ならむ 西村麒麟
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