2015-02-22

10句作品テクスト 赤野四羽 螺子と少年

赤野四羽 螺子と少年

螺子としてひとの命よ国の春

牡蛎剥いて遠い砂漠の民と泣く

購いの羊郊外からは見えぬ

とおくからひとをみているおおかみよ

え戦争俺のとなりで寝ているよ

少年の空に蒲団のような爆煙

てろてろと歩めば春の戦場へ

紫陽花はつねにただしくあやまらぬ

なんとなく崖へとすすむ蟻の列

爆撃の後方支援に星の歌

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