〔今週号の表紙〕
第418号 春紫苑
有川澄宏
あのWikipediaには「道端でよく見かける雑草である」と書いてあります。
「春紫苑(ハルジオン)」と「姫女苑(ヒメジョオン)」、それに鉄道草とも呼ばれる「姫昔蓬(ヒメムカシヨモギ)」など道端でよく見かける雑草が好みの性分は変えられません。Wikipediaには「貧乏草」と呼ばれ、折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまうと言われている、と書かれていますが、これは正解です。いまだに貧乏から抜け出せません。
よく似ている春紫苑は春から夏、姫女苑は夏から秋に盛るので、6月前後は両種が重なり、見分けが難しくなりますが、ハルジオンの葉は茎を抱くが、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないと覚え、さらに判らない時は、茎を折ると、ハルジオンの茎には真ん中に空洞があるが、ヒメジョオンの茎には空洞がないので確かめられます。ただし、貧乏になる覚悟で、折って下さい。
ひところ鳥見の仲間数人と出かけて、鳥が出ないときは、道沿いの樹や野草を調べるのに夢中になった時期がありました。参加者はそれぞれ違う図鑑を持ってくること、季節の境目の時は、両方の季節の図鑑を持参すること、などと予め決めて、判るまで道端に座り込んで、図鑑を一頁一頁さがしたことが良くあったな?と懐かしくなります。
図鑑の赤ペンのあとは今もしっかり残っていますが、記憶の方はだんだん薄れ、「ほら、アレ、アレ‥‥」などとなって名前が出ないことがしいばしばです。(^^ゞ
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