後記 ◆ 村田 篠
体質のせいか、風邪やインフルエンザにほぼ罹らず、また幸運にもいまだ花粉症知らずですので、毎年、ほとんどマスクのお世話にならない生活をしています。ですが、今年は新型コロナウイルスのニュースにしたがって、久しぶりにマスクを使っています。ウイルスの情報が少ない間は、用心するに越したことはありませんから。
ですが、近所のスーパーやコンビニ、薬局で軒並みマスクが品切れしていて、びっくりしました。私のような新参者が多かったのかもしれません。家にあるマスクを大切に使いつつ、ニュースの速度、威力を改めて実感しています。
マスクをあまりつけないのは、マスクを着用することが好きではないからでもあるのですが、そんなことを言っていられるのは、つけなくてもふつうに生活できているからでしょう。マスクがないと健康が脅かされるような環境にいたら、そうはいきません。
「マスク」は季語としてはわりに好きでよく使うのですが、マスクを必要とする人が急増する環境には日々不安を覚えます。マスクの多様な役割を考えると、もはや冬の季語ではとどまらないものになりつつあるような気もします。
長々と書きましたが、どうぞみなさま、お気をつけて。ご自愛下さい。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
ですが、近所のスーパーやコンビニ、薬局で軒並みマスクが品切れしていて、びっくりしました。私のような新参者が多かったのかもしれません。家にあるマスクを大切に使いつつ、ニュースの速度、威力を改めて実感しています。
マスクをあまりつけないのは、マスクを着用することが好きではないからでもあるのですが、そんなことを言っていられるのは、つけなくてもふつうに生活できているからでしょう。マスクがないと健康が脅かされるような環境にいたら、そうはいきません。
「マスク」は季語としてはわりに好きでよく使うのですが、マスクを必要とする人が急増する環境には日々不安を覚えます。マスクの多様な役割を考えると、もはや冬の季語ではとどまらないものになりつつあるような気もします。
長々と書きましたが、どうぞみなさま、お気をつけて。ご自愛下さい。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.667/2020-2-2 profile
■竹岡一郎 たけおか・いちろう
昭和38年8月生まれ。「鷹」月光集同人。句集『蜂の巣マシンガン』(平成23年、ふらんす堂)『ふるさとのはつこひ』(平成27年、ふらんす堂)
■対中いずみ たいなか・いずみ
1956年生まれ。田中裕明に師事。第20回俳句研究賞受賞。「静かな場所」代表、「椋」会員。句集に『冬菫』『巣箱』『水瓶』。
■宮本佳世乃 みやもと・かよの
1974年生まれ。「炎環」「豆の木」「オルガン」に所属。第35回現代俳句新人賞。句集に2012年『鳥飛ぶ仕組み』、2019年『三〇一号室』。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。
■西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter
■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。「炎環」同人。「豆の木」「ユプシロン」参加。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)。ブログ 「道草俳句日記」
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」
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