2020-03-08

後記+プロフィール672

後記 ◆ 村田 篠

今年は桜の開花が早いそうですが、句会中止の報があちらこちらで聞かれ、このまま、花の句をどこにも出句しないで春が終わってしまいそうな状況になってきました。句会のためにその日を空けていらっしゃる方も多いかと思いますので、急に予定がなくなると、なんとなくぽかんとした感じを味わっておられるのではないかと思います。



今週の週刊俳句は、「第一句集W出版記念競詠」として、生駒大祐さんと藤田哲史さんの作品を、短文を添えてお送りします。さらに【句集を読む】では、そのおふたりの句集を取り上げています。ほかにも読み応えたっぷりの号になっていますので、落ち着かない不安な気分を振り払い、句会のない休日をゆっくりお楽しみいただきたいと思います。



それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.672/2020-3-8 profile

■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重生まれ。『天為』『オルガン』『クプラス』などを経て現在無所属。第三回攝津幸彦記念賞、第五回芝不器男俳句新人賞。第一句集『水界園丁』(港の人)。

■藤田哲史 ふじた・さとし
1987年三重県伊賀生まれ。2006年東大学生俳句会に参加。2007年俳句結社「澤」に入会。2009年澤新人賞受賞、同年俳句アンソロジー『新撰21』に参加。現在無所属。第一句集『楡の茂る頃とその前後』(左右社)。

竹岡一郎 たけおか・いちろう
昭和38年8月生まれ。「鷹」月光集同人。句集『蜂の巣マシンガン』(平成23年、ふらんす堂)『ふるさとのはつこひ』(平成27年、ふらんす堂)

■井上雪子 いのうえ・ゆきこ
1957年、横浜市生まれ。2008年「山河」入会。2010年秋から吉野裕之に師事し、2012年「豆句集 みつまめ」創刊に加わる。

■瀬戸正洋 せと・せいよう
1954年生まれ。れもん二十歳代俳句研究会に途中参加。春燈「第三次桃青会」結成に参加。月刊俳句同人誌「里」創刊に参加。2014年『俳句と雑文 B』、2016年に『へらへらと生まれ胃薬風邪薬』を上梓。

■羽田野 令 はたの・れい
1950年生。「鏡」(俳句)、「ヤママユ」(短歌)、「義仲寺」(連句)所属。ブログ「けふえふえふとふてふ」。http://yaplog.jp/ef_ef/  

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■小津夜景 おづ・やけい
1973年生まれ。無所属。句集『フラワーズ・カンフー』 。随筆『カモメの日の読書 漢詩と暮らす』。ブログ「フラワーズ・カンフー」

■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。句集『リボン』(2017)共編著『超新撰21』(2010)『虚子に学ぶ俳句365日』(2011)共編『俳コレ』(2012)ほか。

西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」

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