舞へ舞へ蝸牛、華の園まで 1
小笠原鳥類
俳句雑誌「炎環」2026年Autumn No.553の動物がいる句から「」数字はページ(書いた人)
「飛魚の宙玄海を拡きけり」2(石寒太)
地球がなかった大昔の宇宙にも魚だ、エウステノプテロン飛ぶ?
「蝙蝠や池のほとりのコンサート」5(内田百子)
コウモリが超音波の音楽を。水面は細かく動くかもしれない(そこにヨハン・シュトラウス2世「こうもり」)
「星涼し犬の首輪の点りけり」6(山内順子)
うしかい座がいて、りょうけん座がいる(のであるのか)猟犬に首輪が
「軽鴨の羽に太古の海の窓」6(大地緑)
鳥が恐竜であるとすれば、シーラカンスから始祖鳥は遠くないアンモナイトだ
「麦秋の豚の話を覚えてゐるか」7(荒川倉庫)
海豚
「足音に驚く金魚藻の下よ」13(永井和代)
キンギョモ(金魚藻)の下で、何かが
「金雀枝に鳥のゐたあとだけ残し」14(土井弘一郎)
始祖鳥の化石が(琥珀?)、ジュラシックであるのだ
「初夏の夜鴎大きく橋越ゆる」15(浮川初子)
夜鴎を知らないけれども、夜鶯はナイチンゲールで、賢治の夜鷹が宇宙に(星、)
「水槽の一匹となり大金魚」16(嶋田澪)
水槽も生きていて、一匹、一匹、透明で四角くて象や犀のようである。金魚のようだ
「初蝶とは思へぬ高さ飛翔かな」18(吉光邦夫)
高くて遠いと、揚げ雲雀(ヴァイオリン、)であるのかもしれない幻
「揚羽蝶よぎりしあとの真昼かな」22(一ノ木文子)
幽霊になるのは人間だけではない。怪談には生物多様性があっていい
「枝に来てパパゲノ・パパゲナ風ひかる」23(関根誠子)
木の枝がフルートになるマジック
「乗客の急ぐ靴音かたつむり」24(榎本慶子)
カタツムリが舞ったら(舞へ舞へ)華の園に連れていって遊ばせむ(タップダンス、)梁塵、
(続きます)
0 件のコメント:
コメントを投稿