週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Yuki OKADA
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2012-07-22
〔俳コレの一句〕引っ掛かり 雪我狂流の一句 近恵
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〔俳コレの一句〕 引っ掛かり 雪我狂流 の一句 近 恵 他人様の波でゆらめくボートかな 雪我狂流 そんなこと考えもしなかった。俳句的発見といえば簡単だけれど、どうもそれだけではない何かを感じてしまう。というよりも勘ぐってしまうと言った方が近い感じか。 句会で御一緒したとき...
2012-07-08
俳コレプラス 生駒大祐100句 水を飲む
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Click photo to vi ew bigge r one. 週刊俳句 第272号 2012-7-8 生駒大祐 水を飲む クリックすると大きくなります テキストは こちら 第272号の表紙に 戻る
俳コレプラス 生駒大祐100句 水を飲む テキスト
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水を飲む 生駒大祐 西原天気・撰 いにしへの梅がそつくり見える椅子 ひぐまのこ梢を愛す愛しあふ カーテンの波打ちぎはへ春の雪 ティーバツグ糸に茶の染む椿かな 川のある町のさびしき花菜風 花烏賊は若草山の向かうなり 古びては種より薄き種袋 手鏡に部屋を収めし春の雁 薔薇...
俳コレプラス 生駒大祐小論 ふわっと悲しい 上田信治
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俳コレプラス 生駒大祐小論 ふわっと悲しい 上田信治 どの戸にも日のある秋と思ひけり 〈どの戸にも〉とは、たいへんふわっとした言い方で、それは家々の戸口のことでもあろうし、室内のドアや、戸棚の戸でもありうる。ともかく、目に入る戸のどの一つにも日が照っていて、この秋はそういう秋だと...
〔俳コレの一句〕 写生に徹したところが逆に 太田うさぎの一句 近恵
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〔俳コレの一句〕 写生に徹したところが逆に 太田うさぎの一句 近 恵 寿司桶に降り込む雪の速さかな 太田うさぎ この句は太田うさぎさんの句の中でもとても好きな一句である。この句を初めて見た時に、故郷の雪の日のことを思い出した。雪は積もり始めはすぐに解けてしまうのだが、そのう...
2012-07-01
〔俳コレの一句〕 この人の遊び方 山下つばさの一句 上田信治
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〔俳コレの一句〕 この人の遊び方 山下つばさの一句 上田信治 ゆらゆらと金魚のふんやヘリ通過 山下つばさ 金魚から、金魚のふんが切れずに、ゆらゆらとぶら下がっているわけです。金魚は、水槽を泳ぐともなく、横へ横へとたゆたうように移動している。金魚とはそうい...
2012-06-24
〔俳コレの一句〕夜はこれから 渋川京子の一句 西原天気
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〔俳コレの一句〕 夜はこれから 渋川京子 の一句 西原天気 レモン囓る夜空は大いなる途中 渋川京子 「まだ宵の口」という科白をよく耳にした。帰宅するまで、寝るまでには、まだ時間がたっぷりある。仕事にはあまり使わない。愉しいことをしている。そうした慣れ親しんでカジュアルな、...
2012-06-10
〔俳コレの一句〕矢口晃の一句 西原天気
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〔俳コレの一句〕矢口 晃の一句 将来設計 ……西原天気 あと二回転職をして蝌蚪になる 矢口 晃 変身譚ではあるのですが、伝奇風でも説話風でもないのは、「転職」という現実べったりな材料のせいでしょう。すでに何度か転職をした人の、将来のプランのなかに「蝌蚪」。奇想ではあるのです。...
2012-05-27
〔俳コレの一句〕林 雅樹の一句 西原天気
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〔俳コレの一句〕林 雅樹の一句 パンツという眺望 西原天気 干潟にてパンツな見せそお婆さん 林 雅樹 両脚を干潟に踏ん張り、腰を折って、顔と手を、水へと、砂へと近づける潮干狩りポーズは、老若男女変わらない。掲句は干潟としか書いていないが、パンツが見えそうになるのだから、潮干狩...
2012-05-06
〔俳コレの一句〕津久井健之の一句 上田信治
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〔俳コレの一句〕津久井健之の一句 本人の参加 ……上田信治 みづいろの朝にちよつぴり蝉の鳴く 津久井健之 津久井健之は、携帯のアドレスを「スジューソーハ」としてしまうような人なので、写生の方法をベースに、俳句を考えていると見てまちがいない。 客観写生という言葉があるせいで、写...
2012-04-15
〔俳コレの一句〕齋藤朝比古の一句 茅根知子
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〔俳コレの一句〕齋藤朝比古の一句 アカグンって何? ……茅根知子 赤軍の籠りし山の芽吹かな 齋藤朝比古 その日、高校の制服を作るため池袋のデパートにいた。店内には(たぶん特設の)テレビが設置され、雪山にヘリコプターの音が響く中、山荘と機動隊員が映し出されていた。小学生だった作...
〔俳コレの一句〕岡野泰輔の一句 西原天気
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〔俳コレの一句〕岡野泰輔の一句 いたずらを仕掛ける+生計の在り方 ……西原天気 音楽で食べようなんて思うな蚊 岡野泰輔 16音/1音。この句の趣向は誰の目にも明らかでわかりやすい。 2音で切れる句(この句の/を切れと呼ぶかどうかは置いておいて)は、三鬼《算術の少年し...
〔俳コレの一句〕南十二国の一句 村田 篠
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〔俳コレの一句〕南十二国の一句 鏡の見える場所 ……村田 篠 鏡みな現在映す日の盛 南十二国 鏡というのは、基本的に怖いものだと思っている。そもそも「映る」ということが怖い。なにより、自分自身の目では見ることのできない「自分」を、まんまと映してしまうことが怖い。 だから、鏡...
2012-02-26
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (3)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (3) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ≫承前 (2) ● 企画の特徴 「年齢制限・自撰他撰・公募など」 上田: 他...
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (2)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (2) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ≫承前 (1) ● 特徴的人選 「ぎらぎらとしていたのは誰か」 筑紫: 『...
2012-02-19
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (1)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (1) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 (乱入・西村我泥吾) 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ● 3冊誕生の経緯 「誰が言いだして、資金はどう支払われたの...
2011-12-11
『俳コレ』刊行のごあいさつ
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週刊俳句編・新アンソロジー 『俳コレ』 刊行のごあいさつ さる12月10日、週刊俳句編による新アンソロジー『俳コレ』(邑書林)が刊行されました。 はしがき「はじめに」をここに掲載し、ごあいさつに替えたいと思います。 はじめに ●本書は、十九歳から七十七歳(...
「アナザー文学の現在――俳句を読まなきゃ文学は語れない」紀伊國屋書店新宿本店5階人文書売場
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『俳コレ』連動かもしれない アナザー文学の現在──俳句を読まなきゃ文学は語れない 場所:紀伊國屋書店新宿本店5階人文書売場 期間:2011年12月2日(金)~2012年1月上旬 こうして、〈俳句〉のおかげで人類は救われた。 ――J・L・ボルヘス『アトラス 迷...
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