週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
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小津夜景
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2026-09-06
小津夜景 「あいだへん」でいく
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「あいだへん」でいく 小津夜景 句集を出したい。とは思っている。 けれど俳句を整理するのがめんどくさい。寝ているあいだに誰かが句稿を分類して、配列してくれて、朝起きたら、きりっと一冊になっている。そういう都合のよいことは起きないものか。 句集をつくるときいつも困るのは、句を選ぶこ...
2025-12-14
小津夜景【番外・音楽千夜一夜】ジェドゥ=ブレイ・アンボリーのスープ
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【番外・音楽千夜一夜】 ジェドゥ=ブレイ・アンボリーのスープ 小津夜景 このあいだ新しいレコード屋へ行った。 知り合いに「行け行け」と十年くらい言われつづけ、そのたび「はいはい」とうなずくだけで済ませてきた店である。それが、十年ぶんの面倒くささを一気に払うみたいに急に行く気になっ...
2023-08-20
【小津夜景✕西原天気の音楽千夜一夜】エミール・ロンドニアン「Missing Arrow」
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【小津夜景✕西原天気の音楽千夜一夜】 エミール・ロンドニアン「Missing Arrow」 天気● 今週はゲストをお招きしています。 夜景● 今日持ってきたのはエミール・ロンドニアンの「Missing Arrow」です。 夜景● エミール・ロンドニアンはストラスブール出身のジ...
2022-11-27
小津夜景 川村秀憲・大塚凱著『AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか』を読みながら、秋の休日をすごした。
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川村秀憲・大塚凱著『AI研究者と俳人 人はなぜ俳句を詠むのか』を読みながら、秋の休日をすごした。 小津夜景 1. ワープロというものが出始めたころ、うわ、なんて怖い道具なんだ、と思った。だってそれがあれば、いまだ形にならないもやもやした考えが、いくらでもディスプレイに転写できるん...
2022-09-24
小津夜景〔今週号の表紙〕第805号 ジャダフプール大学
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〔今週号の表紙〕第805号 ジャダフプール大学 小津夜景 いまコルカタにいます。 近所にジャダフプール大学があるので行ってみました。 なかなかの古さです。建物がまるごと昔の自治会BOXみたいな感じ。 この大学で働いている人に「学生時代を思い出します」と伝えたら、「ジャダブプール大...
2022-06-19
小津夜景〔今週号の表紙〕第791号 プラットフォーム
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〔今週号の表紙〕第791号 プラットフォーム 小津夜景 さいきんは、新しく出すことになった句集のことを考えています。 いったいなにをどうしたら良いものができあがるのかあって。 で、いつも思うのは、「自分はこの一句が好きだ」とか「この一句を入れたい」などと思ったとして、けれどもそれ...
2022-03-06
〔今週号の表紙〕第776号 ヴェネツィア海洋史博物館 小津夜景
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〔今週号の表紙〕第776号 ヴェネツィア海洋史博物館 小津夜景 水の都・ヴェネツィア海洋史博物館を見にいったのは2年前の2月。ちょうどコロナウイルス騒ぎがニュースになりだしたころでした。 海軍にまつわる文化財のほか、航海機器や船乗りの衣装、船の模型、また実際に使われていた漁船やゴ...
2022-02-13
〔今週号の表紙〕第773号 段ボールの夜 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第773号 段ボールの夜 小津夜景 いろいろあって引っ越すことになり、去年の夏から古い家と新しい家を行ったり来たりしていた。 で、ついに先週、古い家を引き払った。 こんなに時間をかけて引っ越すんだもの、新しい家での暮らしはさぞスムースに始まるだろう、などと夢を見...
2021-06-06
【小津夜景✕西原天気の音楽千夜一夜】ジャンゴ・ラインハルト「I'll See You In My Dreams」
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【小津夜景✕西原天気の音楽千夜一夜】 ジャンゴ・ラインハルト「I'll See You In My Dreams」 ▼ 今回は『漢詩の手帖:いつかたこぶねになる日』(素粒社/2020年11月)が評判の 小津夜景さんを ゲストにお迎えしました。 夜景● 朝の目覚まし曲という...
2020-08-16
〔今週号の表紙〕第695号 玄関 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第695号 玄関 小津夜景 写真は近所のお宅の玄関。 カラーで見ると すごく鄙びている。 北フランスの住居の床は絨毯のことが多く、たまに木の床があるというのが一般的だ。 これが南フランスに来ると、大理石とタイルが主...
2020-06-21
エスエフの蜜を吸うセキエツ 11の皿でたどる関悦史の世界 小津夜景
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エスエフの蜜を吸うセキエツ 11の皿でたどる関悦史の世界 小津夜景 『翻車魚』vol.3(2019年11月16日)より転載 若干の加筆・修正があります 0 皿目【料理の前に】 関悦史の一〇〇句を選んでそれについて論ぜよ、との依頼が来た。いったいなんで来たの...
2020-06-14
〔今週号の表紙〕第686号 ニース天文台 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第686号 ニース天文台 小津夜景 ニース天文台(Observatoire de Nice)はモン・グロ(Mont Gros)の頂上にあります。街の中心から市バスで20分の距離です。 週に数回、森の小道を通る2時間のガイド付きツア...
2020-03-08
〔今週号の表紙〕第672号 空を飛ぶ道具 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第672号 空を飛ぶ道具 小津夜景 ヴェネチアのレオナルド・ダ・ ヴィンチ博物館で見た、空を飛ぶ道具。後ろのポスターは戦車です。 ここを訪れたのは2月の初めで、新型コロナウイルスのニュースはもう聞こえていたけれど、町の雰囲気はのんびりしてい...
2019-11-17
【句集を読む】祝祭的迷子、あるいは中嶋憲武『祝日たちのために』に捧げる小さな覚書 小津夜景
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【句集を読む】 祝祭的迷子、あるいは中嶋憲武『祝日たちのために』に捧げる小さな覚書 小津夜景 1 「もし、きみが、幸運にも、青年時代にパリに住んだとすれば、きみが残りの人生をどこで過ごそうとも、それはきみについてまわる。なぜなら、パリは移動祝祭日だからだ」と、ヘミン...
2019-09-29
【句集を読む】とかくこの世は 小川軽舟『朝晩』の二句 小津夜景
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【句集を読む】 とかくこの世は 小川軽舟 『 朝晩 』の二句 小津夜景 食べたり飲んだり吸ったり嗅いだりにまつわる好き嫌いは人前で話すのが難しい。だいたいその種のことに興味があり、かつ日々楽しんでいる人は、本当のところを他人に明かしたくなんてないだろう(とかくこの世...
2019-08-04
〔今週号の表紙〕第641号 裏口 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第641号 裏口 小津夜景 修道院の裏口。自分で塗ったようです。正面口および内部空間は こちら 。 この修道院は、昔の修行僧の生活をそのまま保存した部屋があって、誰でも見学できるようになっていました。昔の修道院というと超ストイック...
2019-04-14
【句集を読む】 深さの図学をめぐるスケッチ 岡田一実『記憶における沼とその他の在処』を読む 小津夜景
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【句集を読む】 深さの図学をめぐるスケッチ 岡田一実 『 記憶における沼とその他の在処 』を読む 小津夜景 初出:『らん』第84号(2019年1月) ごく限られた素材によって、作者の小宇宙が図案化された句集。岡田一実『記憶における沼とその他の在処』(以下『記憶...
2018-11-11
〔今週号の表紙〕第603号 哲人 小津夜景
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〔今週号の表紙〕 第603号 哲人 小津夜景 この世界には、行動派の猫と、観察派の猫とが、存在します。 写真の猫は観察派。いつもこうして窓枠から外を眺めています。道路をほっつき歩いている姿は目撃したことがありません。そして優雅で気高い雰囲気なのにわがま...
2018-10-21
日曜のカンフー いつかたこぶねになる日 小津夜景
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日曜のカンフー いつかたこぶねになる日 小津夜景 沖を眺めながら、タコについて考えている。 午前の海はがらんとしている。子供とおじいさんのカップルが干潟でちいさな穴を探しては、その穴に塩をふりかけて砂から顔を出す馬刀貝をとっているくらいだ。今朝コーヒーを飲みつつ満干...
2018-07-08
器に手を当てる 宮本佳世乃「ぽつねんと」における〈風景〉の構図 小津夜景
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器に手を当てる 宮本佳世乃 「ぽつねんと」における〈風景〉の構図 小津夜景 『豆の木』第19号(2018年5月20日)より 転載(改稿あり) 俗に「オルガン調」と言われる俳句がある。 この呼称はきわめて気分的なもので、実際どれほどの内実があるのか検証されても...
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