週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Yuki OKADA
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岡村知昭
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2025-10-26
小笠原鳥類 足跡の化石
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足跡の化石 小笠原鳥類 詩の雑誌「幻代詩アンソロジー」Vol.5(ライトバース出版、2025年10月)。俳句もあります。岡村知昭「産毛」から、少し読みます 「 白南風や残念ながら河馬は発つ 」 始祖鳥が、宇宙から来たイソギンチャクを知っているミミズクに、似合う。 「 足跡の化石買...
2025-04-27
鳩 小笠原鳥類
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鳩 小笠原鳥類 詩の雑誌「幻代詩アンソロジー」Vol.4(ライトバース出版、2025年4月)には、いろいろなものを書く人たちがいて、私も書いていて、そして、岡村知昭「鳩狩り」も、ありました(俳句も、ありえる雑誌です) アンソロジー『俳コレ』(邑書林、2011)の、岡村さんの「カル...
2024-11-23
岡村知昭【句集を読む】「究極」に抗うチューリップ 田宮尚樹句集『山櫻』の一句
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【句集を読む】 「究極」に抗うチューリップ 田宮尚樹 句集『 山櫻 』の一句 岡村知昭 黒といふ究極の色チューリップ 田宮尚樹 「究極の色」と書かれてある以上、この一句から浮かび上がる像は、ひたすらな「黒」、徹底的な「黒」、どこまでも広く、どこまでも深い「黒といふ究極」である...
2024-06-09
岡村知昭【句集を読む】「を」の練習の成果について 岡田一夫句集『こほろぎ』の一句
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【句集を読む】 「を」の練習の成果について 岡田一夫 句集『 こほろぎ 』の一句 岡村知昭 包帯を巻く練習を天の川 岡田一夫 天の川煌めく夜、この人物は、誰かに包帯を巻く。慣れない手つきで、何度も巻いて何度もほどく。自分のためというより、誰かのため、組織のために包帯を巻く役を...
2023-11-26
岡村知昭 一人は、ここにいる 第60回現代俳句全国大会入選作を読む
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一人は、ここにいる 第60回現代俳句全国大会入選作を読む 岡村知昭 ≫ 優秀作品:現代俳句協会ウェブサイト 【現代俳句全国大会賞】 みんないて一人がいない終戦日 浅野浩利 「終戦日」であり「敗戦日」である8月15日。戦争が終わったあの日、辛うじて「みんな」が生き延びたにもかか...
2023-07-09
岡村知昭【句集を読む】解くのは言葉 五十嵐秀彦『暗渠の雪』の一句
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【句集を読む】 解くのは言葉 五十嵐秀彦 『 暗渠の雪 』の一句 岡村知昭 大寒や言葉で幾何を解く男 五十嵐秀彦 数学の授業の一コマ。先生は数式で埋め尽くされた黒板を後ろにしながら、幾何の問題の解法を事細かく説明している。時に黒板に、チョークで数字や文字を書き足してもいる。先...
2023-05-07
岡村知昭【句集を読む】嗚呼、なんと涼しきディスタンス 仁平勝『デルボーの人』の一句
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【句集を読む】 嗚呼、なんと涼しきディスタンス 仁平勝 『 デルボーの人 』の一句 岡村知昭 間を空けて立つデルボーの人涼し 仁平勝 芸術家の名前(ジャンルを問わない)の入っている一句に対して、読み手としてどのように取り扱うのかについては、案外難しいところがある。句会か句集で...
2023-02-05
三島ゆかり【句集を読む】岡村知昭句集『然るべく』を読む
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【句集を読む】 岡村知昭 句集 『然るべく』 を読む 三島ゆかり 『みしみし』第7号(2020年)より転載 『然るべく』(草原詩社、二〇一六年)は、岡村知昭の第一句集。氏の『みしみし』誌参加は今回で二回目だし、ネットの句会では十五年以上前から名をお見かけしていたのだが、実際にはい...
2022-10-23
岡村知昭【句集を読む】春が来る、春へ行く 歌代美遥句集『月の梯子』の一句
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【句集を読む】 春が来る、春へ行く 歌代美遥句集『月の梯子』の一句 岡村知昭 番号が付いた部屋まで春が来る 「番号が付いた部屋」となると、まずは病室が思い浮かび、あとはマンションの部屋とか、ビルのテナントといったところになるだろうか。この一句において「春が来る」との感慨にふけって...
2021-11-21
【句集を読む】花爛漫、ばさら爛漫 甲斐いちびん句集『ばさら』の一句から 岡村知昭
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【句集を読む】 花爛漫、ばさら爛漫 甲斐いちびん 句集『 ばさら 』の一句から 岡村知昭 大いなる物語消しなされ桜植えなされ 甲斐いちびん(以下同) 「大いなる物語」とは、一句の冒頭からなんとも大きく出たものである。よく言えば大胆不敵、厳しく言えば大雑把。句会に出されたら「『...
2021-08-29
【句集を読む】人間の暗がりから世界を見る 照井翠『泥天使』を読む 小野裕三
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【句集を読む】 人間の暗がりから世界を見る 照井翠 句集『泥天使』を読む 小野裕三 2018年秋から二年間、英国の美術大学に私は滞在した。渡英前から、311へ注がれる英国や欧米の視線はどんなものかが密かに気になっていた。それで言うと実は、滞英中に繰り返し目にしたひとつのアート...
2021-07-25
【句集を読む】平均台上の何者 松本龍子句集『龗神』の一句 岡村知昭
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【句集を読む】 平均台上の何者 松本龍子 句集『龗神』の一句 岡村知昭 陽炎の平均台の上に棲む 松本龍子 陽炎が揺らめく。熱気あふれる空間で、平均台もまた、揺らめいているかのように佇んでいる。熱い空気の揺らめきを見つめていると、この平均台の上には、何者かがいそうに思えてくる、...
2021-04-11
【週俳3月の俳句を読む】鳥の自信、春を貫く 岡村知昭
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【週俳3月の俳句を読む】 鳥の自信、春を貫く 岡村知昭 春光をも貫いてゐる瑞鳥図 中西亮太 部屋の掛軸の瑞鳥、鳳凰や鶴が描かれている絵を眩しい春の光が照らしている。いつもの見慣れた掛軸が、春の光によって新たな装いとなっている。この設定を目の当たりにしたとき、まずは「春光に...
2020-05-10
【句集を読む】わが既住症の記 眞矢ひろみ『箱庭の夜』の一句 岡村知昭
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【句集を読む】 わが既住症の記 眞矢ひろみ 『 箱庭の夜 』の一句 岡村知昭 既住症に春昼そそと立ちゐたり 眞矢ひろみ この一句において、自らが抱え込んでいる病は、「持病」ではなく「既住症」と認識されている。この書き方の違いは、抱え込んでいる病に対する自分の...
2019-05-05
神上がりましぬ ~中島夜汽車句集『銀幕』の一句~ 岡村知昭
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神上がりましぬ 中島夜汽車句集『銀幕』の一句 岡村知昭 吹雪てふ鷹老いて神上がりましぬ 中島夜汽車 (『銀幕』二〇一四年 書肆蜃気楼) 「神上がり」を検索してみると「神上がる(かむあがる)」と出てきて、意味は「神として天に昇る」。そこから転じて、多くの場合は...
2017-08-06
進みつつ巡りつつ 2017年5月21日(日)関西現代俳句協会イベント『句集を読み合う』レポート 黒岩徳将
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進みつつ巡りつつ 2017年5月21日(日)関西現代俳句協会イベント『句集を読み合う』レポート 黒岩徳将 昨年出版された『然るべく 岡村知昭』を久留島元と中村安伸が、『虎の夜食 中村安伸』を仲田陽子と岡村知昭が論じ、会場から質疑応答を行った。 久留島は、『然るべく...
2017-02-05
10句作品 岡村知昭 ひよこふたたびふたたびひよこ
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画像をクリックすると大きくなります ひよこふたたびふたたびひよこ 岡村知昭 ひよこやめなくてよろしい四畳半 屋根裏のひよこだらけは売れにけり ちゃんとやめるひよこの爪の突き刺さり ひびわれへ入るひよこのひび割れて 金賞の...
2017-01-22
【句集を読む】描写と抒情から遠く 岡村知昭句集『然るべく』 西原天気
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【句集を読む】 描写と抒情から遠く 岡村知昭 句集『 然るべく 』 西原天気 腹巻とサンダルでふらっとやってきて、いきなりバッターボックスに入ってバットを振ると、球は力強く外野へと飛んでいく。お揃いのユニフォームで身を固めた草野球チームの面々を尻目に、また、ぶんとバ...
2015-12-13
【週俳10月・11月の俳句・川柳を読む】岡村知昭 主権在民いつのことだか
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【週俳10月・11月の俳句・川柳を読む】 主権在民いつのことだか 岡村知昭 交番の神木として紅葉せり 千倉由穂 「交番」があり、「神木」があり、「紅葉」の真っ盛りである。交番の前に立っている木が、市民の安全を守るために日々勤めを怠らない交番を守っているかのよ...
2015-05-10
【週俳4月の俳句を読む】岡村知昭 いまも昔もきのうも今日も
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【週俳4月の俳句を読む】 いまも昔もきのうも今日も 岡村知昭 花時やいまも昔も頬やせて 阪西敦子 いったい「頬やせて」いるのは誰なのでしょうか、なぜ「頬やせて」しまっているのでしょうか。「いまも昔も」なのですから、「頬やせて」いるのは過去の誰かであり、いまの誰かであ...
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