週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
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超新撰21
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2013-01-27
〔超新撰21の一句〕日没に統べるモノ 質量を契る 清水かおりの一句 野口裕
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〔超新撰21の一句〕 日没に統べるモノ 質量を契る 清水かおりの一句……野口 裕 川柳と俳句の違いは何かと考えるときに、テキストの分析から入るよりも、グループの違いと見た方が分かりやすい。川柳は被支配階級、俳句は支配階級が出自にあると見たときに見えてくるものがあるのだ。...
2012-09-23
〔超新撰21の一句〕飛雪は刹那 柴田千晶の一句 野口 裕
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〔超新撰21の一句〕 飛雪は刹那 柴田千晶の一句……野口 裕 三日前に撮ったCTを受け取りに、八時半に家を出る。電車は混んでいた。練習試合でもあるのか、多数の高校生が乗り合わせていた。何のスポーツかは分からず。かなり大きな荷物を抱えていたので、それも混んでいる一因か。高...
2012-05-27
〔超新撰21の一句〕小川軽舟の一句 野口 裕
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〔超新撰21の一句〕 胃弱なんだろうな 小川軽舟の一句……野口 裕 実 (じつ) のあるカツサンドなり冬の雲 小川軽舟 けっこう食べ物の句が散見される。しかし美味そうというよりは、胃弱なんだろうな、詰め込まねばという義務感があるんだろうな、そんな同情を引き起こすような句が多い...
2012-02-26
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (3)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (3) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ≫承前 (2) ● 企画の特徴 「年齢制限・自撰他撰・公募など」 上田: 他...
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (2)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (2) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ≫承前 (1) ● 特徴的人選 「ぎらぎらとしていたのは誰か」 筑紫: 『...
2012-02-19
『新撰21』『超新撰21』『俳コレ』総括座談会 (1)
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『 新撰21 』『 超新撰21 』『 俳コレ』 総括座談会 (1) 参加:筑紫磐井、高山れおな、対馬康子、上田信治、西原天気 (乱入・西村我泥吾) 日時:平成24年1月18日 場所:帝国ホテル鷽替の間 ● 3冊誕生の経緯 「誰が言いだして、資金はどう支払われたの...
2012-01-29
〔超新撰21を読む〕上田信治の一句 野口 裕
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〔超新撰21を読む〕 一瞬のうちに人体を 上田信治の一句……野口 裕 ところてん池は雨降る前の色 上田信治 すべての事柄は、何かが起こる前兆としてあり、起こりえる何かはいつ起こるかわからない。どろんとした池の色は、何もかも溶かし込んでいるようであり、すべてをやんわりと拒絶して...
2012-01-15
〔超新撰21を読む〕小沢麻結の一句 野口 裕
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〔超新撰21を読む〕 夢想と現実 小沢麻結の一句……野口 裕 春の雲ぬうつとネアンデルタール人 小沢麻結 なんとなく、はるか昔に国語の教科書で読んだ『更級日記』の作者を連想した。『更級日記』の作者は、源氏物語にあこがれる夢想家であり、配偶者に対する愚痴を延々と連ねる現実家でも...
2011-12-11
〔超新撰21を読む〕久野雅樹の一句 野口 裕
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〔超新撰21を読む〕 たはむれにクイズ形式 久野雅樹の一句……野口 裕 問題.以下の文章を読み、「 」の中に入る適当な一句を、『超新撰21』久野雅樹の百句の中から選んで記入せよ。 鞦韆や和魂洋才ともになく 久野雅樹 謙遜ではなく本当にそう思っているのだろう。百句を一読すれ...
2011-12-04
〔超新撰21を読む〕田島健一の一句 松尾清隆
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〔超新撰21を読む〕 予言? 田島健一の一句……松尾清隆 白菜が祖母抱きしめて透きとおる 田島健一 この句を読んで先ず感じたのは、「白菜」と「祖母」の関係がふつうと逆転していることへの違和感。当初はただそれだけであった。 ここで作者自身のブログにある声のコンテンツ「 はいくの...
2011-11-27
〔超新撰21を読む〕佐藤成之の一句 野口 裕
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〔超新撰21を読む〕 土と空の両方が 佐藤成之の一句……野口 裕 十月の青空転ぶなら前へ 佐藤成之 前半の小題が「二十世紀」、後半の小題が「二十一世紀」。作者の所属結社は、東北に位置している。『超新撰21』が発行されてからほぼ一年が経とうとして、新作句群のため、すでに新しい...
2011-10-30
〔超新撰21を読む〕杉山久子の一句 野口裕
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〔超新撰21を読む〕 風を蹴るおばあさん 杉山久子の一句……野口 裕 春風を蹴る三人のおばあさん 杉山久子 一読、西東三鬼の「緑陰に三人の老婆わらへりき」を思い起こすが、もちろん句の肌触りはまるで違う。一体に、この作者は根の深いところまで向日性を秘めている。どの句も、明るい...
2011-09-11
〔超新撰21を読む〕青山茂根の一句 野口裕
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〔超新撰21を読む〕 窯変のきらめき 青山茂根の一句……野口 裕 うろくづといふ雑炊の小さき色 青山茂根 感覚の冴えが句に定着するときに、定型の生理そのままに定着するときと、作者の意識あるいは無意識によってわずかな窯変を起こす場合とがある。青山茂根の百句は、窯変のきらめきの中...
2011-08-14
〔超新撰21を読む〕山田耕司の一句 野口裕
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〔超新撰21を読む〕 視覚と嗅覚をさまよう 男波弘志の一句……野口 裕 揚羽蝶帯の匂ひのしてならぬ 男波弘志 昔懐かしい言葉で言うと工業地帯に生まれ、両親は生活に汲々としていたもので、伝統的な宗教とは縁遠かった。長じてから、たまに阪神地帯を南下し、弘法...
2011-08-07
はいく×まんが09
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2011-07-31
〔超新撰21を読む〕山田耕司の一句 野口裕
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〔超新撰21を読む〕 一隅を照らす 山田耕司の一句……野口 裕 ちりめんのよぢりすぢりを花見かな 山田耕司 巻末座談会での筑紫磐井によると、句作中断の時期があったらしい。しかし、それに対応する句風の変貌はあまり感じなかった。百句の後半に、句作中断前からの友人に対する追悼13句...
2011-06-26
〔超新撰21を読む〕上田信治の一句 村田 篠
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〔超新撰21を読む〕 同じ高さに 上田信治の一句……村田 篠 夢のやうなバナナの当り年と聞く 上田信治 一読して、「あれ?」と思う。 楽しい事柄が詠まれているのだけれど、うまく共感することができない。その理由はかんたんで、バナナは好きだけれども、「バナナの当り年」というものを...
〔超新撰21を読む〕小野裕三の一句 野口 裕
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〔超新撰21を読む〕 過去と今ある現実との対比 小野裕三の一句……野口 裕 シーサイドホテルざらつく夜の蟻 小野裕三 時の流れをやすやすと書き留める才能を持っている人のようだ。柔らかな感性が、時代の風俗にひたと寄り添う。 春の夢何万トンの夢だろう 冬夕暮アジアのうたを...
1 件のコメント:
〔超新撰21を読む〕田島健一の一句 生駒大祐
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〔超新撰21を読む〕 たじま酔い 田島健一の一句……生駒大祐 空がこころの妻の口ぶえ花の昼 田島健一 〇. 「しずる酔い」という言葉がある。 佐々木あらら氏の作成した短歌を自動生成するスクリプト、「星野しずる」の作品を読んでいると起こる現象で、 「星野しずるの歌を長時間、大量...
2011-05-29
〔超新撰21を読む〕上田信治の一句 松尾清隆
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〔超新撰21を読む〕 大人って… 上田信治の一句……松尾清隆 測量の一人は梅の下に立ち 上田信治 『超新撰21』の帯には「降臨!俳句の大人たち」というコピーが大きめの級数で配されている。前年に刊行された『新撰21』にくらべると収録作家の年齢が高く設定されているということなのだ...
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