週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Yuki OKADA
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野口裕
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2020-02-16
【週俳2020年新年詠の一句】真剣な遊び 野口裕
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【週俳2020年新年詠の一句】 真剣な遊び 野口裕 正月のばば抜きは真剣にせよ 龍翔 正月、子供達が集まって遊び出すとつい度が過ぎて大人の誰かが叱声を飛ばす。そんな時に、愚生の記憶では、「ほたえるな」という言葉が登場してきたように思う。 しばしば、「ほたえな...
2018-02-11
野口裕 酒量逓減 10句
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画像をクリックすると大きくなります 酒量逓減 野口 裕 山眠るLANケーブルの消失点 雪道に続く土道また雪道 風邪薬しゃりんと振って残業へ のど飴を温めている紙懐炉 鮒去りぬ氷の下の泥煙 袋から飛び出て溝に節分豆 古草の髭根を降...
2018-01-28
【句集を読む】のうのうと暮らす 野口裕句集『のほほんと』の一句 西原天気
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【句集を読む】 のうのうと暮らす 野口裕 句集『 のほほんと 』の一句 西原天気 著者略歴には「俳句」「川柳」の語はなく、「五七五狂い」とある。 のうのうと夜業半ばに髭当たる 裕 仕事はまだ終わっていないのに、その場を離れ、洗面台へ。ふつうは朝にやるはず...
2016-08-14
【週俳7月の俳句川柳その他を読む】野口裕 ですですですますますます
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【週俳7月の俳句川柳その他を読む】 ですですですますますます 野口 裕 毛皮の空洞からもれる細い目 竹井紫乙 昔、川柳「バックストローク」大会でのシンポジウムテーマが「悪意」だったことがあります。この句で、それを思い出しました。 細い目だからと言って「悪意」があ...
2016-01-17
【週俳12月の俳句・川柳を読む】野口裕 週俳12月の五七五を読む
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【週俳12月の俳句・川柳を読む】 週俳12月の五七五を読む 野口 裕 参考のためと、上田信治さんの文章を読みながら、 小唄のような軽い詠みぶりで魅せることの多い作者ですが、掲句のような、感覚的実質があってなおかつ簡単に尻尾をつかませない取り合わせを見ると、なるほど...
2015-06-14
【週俳5月の俳句を読む】野口裕 理想郷
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【週俳5月の俳句を読む】 理想郷 野口 裕 著莪の花名刺の角の疲れたる 森島裕雄 著莪はにぎやかな場所に咲く花ではない。人気の少ないところで始まる商談は、どんな話が行われているのかと、想像をかき立ててくれるが、ピンと張りきった名刺ではないところを見ると大した話...
2014-08-03
【週俳7月の俳句を読む】 野口裕 気ままな感想など
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【週俳7月の俳句を読む】 気ままな感想など 野口 裕 日々を或る小岱シオンの忌と思う 福田若之 ちょっとびっくりした語が最後の方に。「…なんというか、あらゆる物語の背景にいそうな人で、僕には、トロイにも、ナルニア国にも、ウクバールにも、ボードレールのパリや福永耕二...
〔今週号の表紙〕第380号 野口毅個展 野口裕
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〔今週号の表紙〕 第380号 野口毅個展 野口裕 二年に一度の野口毅の個展も第七回目を迎えようとしています。何分、本人は言葉の不自由を抱えているために個展への意気込みや画業に対する思い込みを表明するのも、口少なですが、時折発する単語の端々に意欲を感じ取れます。 ...
1 件のコメント:
2014-04-06
林田紀音夫全句集拾読 310〔最終回〕 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 310〔最終回〕 野口 裕 漏刻の或る夜はじまる雨の音 平成八年、未発表句。前年の未発表句に、「漏刻の或る夜だれの夜もまじる」があり、平成九年、海程の「取りとめもない雨終の小糠雨」が海程発表句の最後となる。漏刻二句は変貌前の姿か...
2014-03-30
林田紀音夫全句集拾読 309 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 309 野口 裕 市民課の壁の矢印増えて行く 平成八年、未発表句。発表句では平成八年「花曜」に、「市民課へ矢印電話途中で切れ」。矢印は、地震後の行方不明者の消息や避難場所を示すものかと想像する。震災関連句に挟まれているために、こ...
2014-03-23
林田紀音夫全句集拾読 308 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 308 野口 裕 数条の震禍の煙日と倶に 平成八年、未発表句。紀音夫作句の最終年、冒頭の句。新年を言祝ぐ句はない。 四季の随順と無関係に起こった事件は、それが心の内から去らないうちは、四季の運行を忘れさせる衝撃力を持つ。一月...
2014-03-16
林田紀音夫全句集拾読 307 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 307 野口 裕 倒壊の壁や柱に誰の傷 平成七年、未発表句。倒壊家屋を主題とする発表句は、「倒壊家屋の暗部の脆さ引き当てる」(平成八年、「海程」)、「倒壊家屋の暗部より罅陸続と」(平成八年、「海程」)、「倒壊の家屋生木を裂く部分...
2014-03-09
林田紀音夫全句集拾読 306 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 306 野口 裕 倒壊の壁や柱に誰の傷 平成七年、未発表句。倒壊家屋を主題とする発表句は、「倒壊家屋の暗部の脆さ引き当てる」(平成八年、「海程」)、「倒壊家屋の暗部より罅陸続と」(平成八年、「海程」)、「倒壊の家屋生木を裂く部分...
2014-03-02
林田紀音夫全句集拾読 305 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 305 野口 裕 震度7未明の手足まだ緩み ヘリコプター浮遊体感余震生み 平成七年、未発表句。 まず、前項の補足。発表句では、「 余震の夜へ枕木を踏み人の列 」(平成八年「花曜」)と姿を変える。 あのときの当方の住んでいる...
2014-02-23
林田紀音夫全句集拾読 304 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 304 野口 裕 炊き出しの列に眼鏡を拭いて待つ 平成七年、未発表句。発表句では、「炊き出しの昼来て逃げ場ない煙」(平成八年「花曜」)、「午後になる炊き出しの湯気ひとの息」(平成八年、「花曜」、「海程」)の二句。三句同時作成で、二...
2014-02-16
林田紀音夫全句集拾読 303 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 303 野口 裕 給水車来ている呉越同舟で 平成七年、未発表句。震災当時、給水車は近隣の府県はいうに及ばず、 「全国44都道府県,7587事業体から給水車 757台が派遣され,自衛隊からは給水車270台,船舶 11箆が応急給水に当...
2014-02-09
林田紀音夫全句集拾読 302 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 302 野口 裕 薄明の身を病んで苛性ソーダの艶 平成七年、未発表句。「苛性ソーダの艶」が分からず、消毒薬のクレゾールあたりのことを仮にそう呼んだのかとも思ったが、どうも釈然としない。 ウィキペディアの「水酸化ナトリウム(苛性...
2014-02-02
林田紀音夫全句集拾読 301 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 301 野口 裕 朝からの雨の遙かを給水車 平成七年、未発表句。不思議なことにネットの時代になると、私のようなものぐさでも、この句の出来た日が特定できる。当時の天候記録も紀音夫の 住んでいた芦屋市の水道が復旧するまでの期間(六週間...
2014-01-26
林田紀音夫全句集拾読 300 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 300 野口 裕 護符いくつ貼る朝より晴れた空 平成七年、未発表句。千社札を見ての景。護符という言い方に人がそれに託した願いを想起させるものがある。平成八年「海程」発表句に、「日暮れまで人は行き来の千社札」。 水運ぶ十日戎の屋...
2014-01-19
林田紀音夫全句集拾読 299 野口裕
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林田紀音夫 全句集 拾読 299 野口 裕 さくら降る錻刀を叩く音つづき 平成六年、未発表句。この年はさくらの句は葉桜の二句を入れても八句。やはり入院もあって少ない。上揚句は、錻力かと思ったが、錻刀。これもまたブリキと読むようだ。いらいらするような音の続く中...
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