週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
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馬場龍吉
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2014-03-16
【週俳2月の俳句を読む】ふたたび「大人の俳句」! 馬場龍吉
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【週俳2月の俳句を読む】 ふたたび「大人の俳句」! 馬場龍吉 第53回俳人協会賞の選評において大石悦子氏の句集『有情』に触れられたときに、雅語の遣い方、句風において独自の境地を切り開いた「大人の俳句」と評されていた。 まさしく「大人の俳句」が求められている...
2013-07-21
【週俳6月の俳句を読む】とらやの水羊羹ほどの幸せ 馬場龍吉
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【週俳6月の俳句を読む】 とらやの水羊羹ほどの幸せ 馬場龍吉 ことしの夏も「夏」というくらいだからやはり暑い。 暑さと寒さは皆そうだろうがとくに嫌い。冷房の無い世界は考えられない。 そうすると暑い俳句は書けなくなるのだが。 そういうときは水羊羹でも掬って週刊俳...
2008-10-05
馬場龍吉 いざ鎌倉
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週刊俳句第76号2008-10-5 馬場龍吉 いざ鎌倉 クリックすると大きくなります テキストは こちら 週刊俳句のトップページに戻る
1 件のコメント:
10句作品テキスト 馬場龍吉 いざ鎌倉
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い ざ 鎌 倉 馬場龍吉 天高くいざ鎌倉へ遅れたり 実朝のとはの波音葛の花 砂浜に舟の擦りあと雁渡る かりがねや盛切の酒こぼれさう 海光に浮かぶ島々鰯雲 この風は都へかよふ稲子麿 括る萩括らぬ萩もこぼれをり 狐のかみそり主従はここに祀らるる 華鬘へと色...
2008-09-14
馬場龍吉 既視感によって結ばれるもの
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〔週俳8月の俳句を読む〕 馬場龍吉 既視感によって結ばれる もの 俳句を詠む者と俳句を読む者とは、まったく同じ経験ではないのだが、ほぼ同じ経験、体験による既視感によって結ばれているのではないだろうか。 ● 長き夜のどこもきしまぬ廊下かな 山口優夢 こ...
2008-08-10
馬場龍吉 ゆっくり詠もうよ、と言う声
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〔週俳7月の俳句を読む〕 馬場龍吉 ゆっくり詠もうよ、と言う声 当たり前のことだが、俳人に注目されている「週刊俳句」は北京オリンピックほどには注目されていない。 それでも毎週、何が掲載されているのか気になるのが「週刊俳句」。あ、編集部でもないのにすっかり「週刊俳句」...
2008-06-08
【週俳5月の俳句を読む】馬場龍吉
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【週俳5月の俳句を読む】 馬場龍吉 俳句個性とは百合の化した蝶のようなものか ■近 恵×星 力馬×玉簾×中嶋憲武 「一日十句」 自選30句より ペンギンの羽ばたき速し四月馬鹿 近 恵 包丁の研がれ昭和の日の暮るる 傘開くところより春暮れにけり ...
2008-04-20
ダイクマ的 第46号「ハイクマ歳時記・春」を読む 馬場龍吉
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ダイクマ的 第46号「ハイクマ歳時記・春」を読む 馬場龍吉 ダイクマ的などと言っては失礼だろうか。ダイクマとは、 wikipedia参照 。平たく言ってしまえば家電量販店(ホームセンター)なのだが。「ハイクマ」を目にしたときに、端的な連想がここに至ったので...
2008-03-09
【週俳2月の俳句を読む】 馬場龍吉
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【週俳2月の俳句を読む】 俳句に音が聞こえたら 馬場龍吉 今となってはどうしようもない事なのだけれど、自分はもうすこし早く俳句と出会っていたかった。そういう意味では2月のこの俳人たちは恵まれているし羨ましいとさえ思う。全体の作品からつぶやき、言葉は伝わってくるが、声や音...
2008-02-10
【週俳1月の俳句を読む】馬場龍吉
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【 週俳1月の俳句を読む】 選ばれる句と愛される句 馬場龍吉 さいばら天気さんが、「俳句的日常」で 『選ぶ句と愛する句』 について書かれていたが、まさにその通りでそこが句会と句集(独立した作品発表の場)における選句、観賞の違いだろうと思う。 句会の選句では自分には採れな...
2008-01-13
馬場龍吉 フツーに全部読んでみる
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【週俳12月の俳句を読む】 馬場龍吉 フツーに全部読んでみる 冬萌や米軍基地は囲はれて 浜いぶき 「米軍基地」からは金網フェンスという境界の内と外のどちら側に立つかということや思想は別として、こうして文字にされてみると可哀想な感じを受けるから不思議。〈枯葉つも...
2007-12-02
馬場龍吉 フツーに読んでみる
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馬場龍吉 フツーに読んでみる まったくフツーの人なので、そのようにフツーに俳句を読んでみる。 さつきから太陽に蝿枇杷の花 加藤かな文 この作品の言葉の捻れは成功している。日のあたる枇杷の花に来ている冬の蝿。そう言ってしまっては、ただそれだけのことに過ぎない。写...
2007-06-17
馬場龍吉 まぼろし
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馬場龍吉 まぼろし さ ね さ し の さ が み 走 ら す し ら す か な 浮 島 へ 鳥 つ き さ さ り 卯 浪 立 つ 岬 か ら 夜 の あ け ゆ く 青 葉 木 菟 妹 や 蛍 を つ れ て も ど り し は 水 打 つ て オ ア...
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