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2009-12-27

haiku mp

今週は「世界は日の出を待っている」特集です。


Del Casher

2009-12-20

〔今週の haiku mp:動画〕タクシー

〔今週の haiku mp:動画〕
タクシー compilation and text by tenki  動画ページ


タクシーの出てくる句は少ない気がします。

  タクシーに乗りこむ髪に風花が  西村和子

タクシーは歳末に似合います。忘年会のせいでしょうか。いかにも冬のこの時期の感じです。それにしても、えらく艶っぽい。

  別々に拾ふタクシー花の雨  岡田史乃

これもまた、艶っぽい。タクシーって、「ウナセラディ東京」的な(って、どんなだ?)、夜の都会の風物なんでしょうか。

  タクシーのぬくき充満双子の歌  和田悟朗

やはりここは、ザ・ピーナッツあたりが流れてほしい。そういえば、カーラジオをつけているタクシー、少なくなった気がします。会社の決まりなどがあるんでしょうか。


というわけですが、動画は、ここまでの流れとはずいぶん気分の違うものがメイン。


1) 『TAXI』ジェラール・ピレス監督・1997年

プジョー(フランスの善玉)vsメルセデス・ベンツ(ドイツの悪玉)による欧風カーアクションがみもの。気楽な娯楽映画です。

2) 『ナイト・オン・ザ・プラネット』(Night on Earth)ジム・ジャームッシュ監督・1991年

世界各地のタクシーを舞台にした物語オムニバス。ジム・ジャームッシュ監督作品にしては分かりやすいホンワカ感が横溢。どこにも、誰にも、暮らしがあるんだな、という当たり前のことを思う映画。

3) タクシー物語

昭和30年頃からのタクシー史をまとめた動画。舞台はもっぱら大阪。昭和32年の映像に、山本リンダ「こまっちゃうナ」(昭和41年)が流れるところ、ムチャクチャ(他のBGMはおおむね合っているようです)。

2009-12-13

〔今週の haiku mp:動画〕 Oasis

〔今週の haiku mp:動画〕
Oasis compilation and text by kobayashi tetsuya  動画ページ

イギリスのバンドで、日本でも人気の高いオアシスが、メインコンポーザー/ギタリストのノエル・ギャラガーの脱退宣言により、どうやらその活動に終止符を打つことになりそうです。まだ公式の解散は発表されていませんし、このバンドはこれまでにも兄ノエルとヴォーカルの弟リアムの兄弟喧嘩が原因で、何度かこういう「危機」に瀕しているようなので、この解散騒動も「騒動」で終わるやもしれませんが、まあ、そうなったらそうなったときということで(続報として、弟リアムが元オアシスのメンバーとバンドを組んでレコーディング敢行という情報もあるようです)。
今回は、彼らの曲の中から、ノエルにスポットを当てつつ、個人的に気に入っている楽曲をいくつか紹介したいと思います。で、ピックアップしてみたら結局全部2ndアルバムの"(What's the Story) Morning Glory? "からということになってしまいました。


1) Champagne Supernova  日曜月曜火曜予定

アルバムの掉尾を飾る大作。
一時期のビートルズっぽいところも少々窺えそうですが、「実験性」とか「アバンギャルド」とかとは無縁です。良くも悪くもそういうバンドでしょう。

2) Oasis - Don't look back in anger  水曜木曜予定

ノエルがヴォーカルをとるヒットナンバー。彼のメロディ・センスが遺憾なく発揮された、これは名曲といっていいでしょう。
彼らは、ビートルズを非常にリスペクトしているようですが、この時期は、曲をほぼノエルがひとりで書いており、従って曲想にヴァリエイションはさほどありません。割りに構成のかっちりした、従って聴衆が「シンガロング」しやすいものが多く、この曲は、その代表的な1曲といえそうです。
ただ、このライブ映像を見てもわかるように、聴衆がめいっぱい、見ている方が恥ずかしくなるくらい「シンガロング」で盛り上がっているのに、ノエルは自分でそういう曲を書いておきながら、どこか困ったような表情をしているように見えるところに私なんぞは密かに好感を抱いてしまうわけですが、まぁ、これはどうでもいいことですね。
ちなみに日本のTV番組に出演した際のアコースティック・ヴァージョン(http://www.youtube.com/watch?v=X4nXa-jngTs)も。

3) Noel Gallagher - Wonderwall (13.01.2007)  金曜土曜予定

オリジナル・ヴァージョンでは、弟リアムがヴォーカルをとっていた曲で、もともとアコースティックな肌触りを持った曲を、ここではノエルがアコースティックギター1本の完全アコースティック・ヴァージョンで聴かせてくれます。

2009-11-22

〔今週の haiku mp:動画〕

〔今週の haiku mp:動画〕
漢字 compiled by tenki  動画ページ


1) かんじてごらん  日月火予定

NHKテレビの教育プログラムがたいへんなことになっています。いや、つまり、クオリティやら幅やらが。

むかしから教育テレビの歌やアニメには、なかなかのものが多かったのですが、最近とみに。

小学1年生で覚える漢字80字を盛り込んだこの歌、「さあ、世界を感じてごらん」と全面的に前向きで、気持ちがよいです。


2) かんじてごらん2   水木金予定

小学2年生で覚える漢字160字を盛り込んだ「2」。


3) 馬  土予定

甲骨文字から明朝体へ、ああ、こんなふうに変化していったんですね、馬という字は。

2009-11-15

〔今週の haiku mp:動画〕Ry Cooder & Nick Lowe

〔今週の haiku mp:動画〕
Ry Cooder & Nick Lowe compilation and text by kobayashi tetsuya  動画ページ


アメリカのギタリスト/シンガーのライ・クーダーが、先々週から先週にかけて、イギリスのニック・ロウと連名名義で来日公演を行いました。バンドは、2人にライの息子のヨアキムがドラマーとして加わったトリオ編成で、二人のソロの曲や、二人にジョン・ハイアットとジム・ケルトナーを加えた裏スーパーバンド「リトルビレッジ」のオリジナル等の、既発曲を中心にしたプログラム構成になっていたようです。ライ・クーダーの来日は14年ぶりだそうです。
今回はライブにいけませんでしたが、私が以前見た、ライ・クーダーが、もうひとりのアメリカのギタリスト/シンガーのデビッド・リンドレーと90年に来日した折のコンサートは非常に印象深いものでした。ということで今週は、二人の特集を。


1) RY COODER - Go Home Girl (1982)  日月予定

まずはライ・クーダーのソロのナンバーから。
確か、一時パイオニアの「ロンサム・カウボーイ」か何かのCMに使われていた曲のうちの1曲だったはず。オリジナルは、79年のアルバム"Bop Till You Drop"所収。ギター・ワークは相変わらず冴えています。バッキングのパーカッション・プレイヤーもいかしてます。

2) Nick Lowe Paul Carrack John Hiatt PEACE, LOVE&UNDERSTANDING  火水予定

ニック・ロウに、元スクイーズのポール・キャラックやアメリカのSSWで後に「リトルビレッジ」でバンドメイトになるジョン・ハイアットを加えたセッションバンドによるライブのようです。曲は、彼の存在が最初に知られたるようになったバンド「ブリンズレー・シュワルツ」で最初に発表され、後にエルビス・コステロが取り上げ著名になった"(What's So Funny 'Bout) Peace, Love and Understanding"。名曲です。

3) Ry Cooder @ Nick Lowe - How Can A Poor Man Stand Such Times And Live (2009)  木金土予定

オリジナルは、ブラインド・アルフレッド・リードによる戦前の古いフォークソングのようで、ライ・クーダーは70年リリースのデビュー・アルバムで取り上げています。今年の7月にリヴァプールで行われた、今回の来日と同じ編成のライブから。映像では確認できませんが、コーラス隊もいい感じです。

2009-11-01

〔今週の haiku mp:動画〕音頭

〔今週の haiku mp:動画〕
音頭  compiled by tenki  ≫動画ページ


1) イエローサブマリン音頭:金沢明子  日月予定

ビートルズ「イエローサブマリン」のカヴァー。1982年発売。大滝詠一プロデュース。Wikipediaに、「1980年代からビートルズの楽曲著作権保護が強化され、その影響で、60年代や70年代にカバーの際に行われていた歌詞の変更(替え歌)が世界的に認められなくなった。しかし、この曲を聞いたポール・マッカートニーは歌詞の変更を伴ったカバーを許可した。」とある。よく許可されたものだ、というより、むしろ、ポール・マッカートニーがこれを聞いた、という事実がちょっと衝撃。

2) ハロハロ音頭:春波夫  火水予定

映画『二十世紀少年』より。

3) おそ松くん音頭(スペイン語ヴァージョン)  木金予定

アニメの「おそ松くん」って知らないのですが、スペイン語ヴァージョンというのがおもしろいと思いまして。スペインか南米でアニメが放映されていたのでしょうか。

4) 覚醒剤音頭:忌野清志郎(タイマーズ)  土予定

ちょっとタイミングを逃しました。もはや旧聞に属する?

2009-10-18

〔今週の haiku mp:動画〕Tosca "No Hassle"

〔今週の haiku mp:動画〕
Tosca "No Hassle"
compilation and text by kobayashi tetsuya
  ≫動画ページ


ウィーン出身のリチャード・ドルフマイスター(Richard Dorfmeister)とルパート・フーバー(Rupert Huber)によるエレクトロニック・デュオToscaのニューアルバムがいい出来です。

アルバムは、スタジオ・レコーディングと、そこからの新曲を中心にしたライブの2枚組。ただライブCDのほうも、ほぼスタジオ・レコーディングと変わらぬ精緻な音に仕上がっています。楽曲も、ミステリアスな雰囲気の中で、シンセやギター、パーカッションなど(おそらくサンプリングでしょうが)が、時折ブルージーだったりジャジーだったりとムードを変えつつ効果的に響き、さらに彼らの持ち味の「ダブ」風味もそこここに感じられていいスパイスになっています。全体に統一した音色とムードが感じられますが、それがいい方向に作用しているようです。

またアルバムジャケットも秀逸。

今回は、オフィシャルかどうかは判然としませんが、アニメーションを使ったクリップを3種紹介します。


1) Tosca - My First (!K7) 日月火予定

スタジオ・レコーディングの冒頭の1曲。アルバム全体が、何某かの物語性をもち、映像喚起力にも優れた音であることが、この日本のクリエイターによると思しきアニメーションで証明されている感があります。「物語が始まる」にふさわしい謎めいたムードの1曲と映像。

2) Tosca - Birthday (!K7) 水木予定

これも、実によくできています。楽曲との同期具合もほぼ完璧。

3) Tosca - Springer (!K7) 金土予定

大雑把に言えば、コンテンポラリーな枠組みに、60年代、70年代的な「サイケ」な趣向を施した映像を組み合わせるというコンセプトでしょうか。クールな音と、拭いがたい「物語」や「謎」という対比がおもしろい効果を生み出しているように思います。

2009-10-11

〔今週の haiku mp:動画〕シューティングゲーム(クラシック)

〔今週の haiku mp:動画〕
シューティングゲーム(クラシック)  compiled by tenki  ≫動画ページ


むかしむかし、ゲームセンターにテレビゲームがあったか、なかったか、あったとしてもブロック崩し程度のプリミティブな様相のゲームだけが、けれども結構な人気で、コンパクトな筐体にたくさんの子どもやおとなを集めていて、その頃のゲームセンターのどこをどう見ても、デジタルな要素もサイバーな要素も皆無。きほん、モノが動く、アナログな世界。壁のひとつを埋めたピンボールも、電気仕掛けではあるものの、ボールというブツが動くわけだし。

シューティングゲームという呼び方はまだなかったが、いま思い出してみると、最初に体験したのは、「潜水艦の魚雷」ゲームともいうべきもので、「望遠鏡」様のものを覗くと、ビデオ画面には沖遙か波間に「敵」の各種戦艦が浮いている。それをスイッチを押せば発射される魚雷でもって撃沈するといった態で、まるで暗箱カメラのような昔懐かしい感触がある。それだって、ヴィデオゲームには違いなかったのだが。

国分寺パークレーン。とっくに潰れてなくなったボウリング場の片隅にゲーム機が並べられ、僕らは、たいていはボウリングのあと、運動後のクールダウンのような感じで、テレビゲームやピンボールを遊んだ。

時間をうまく正確に再構成できず(記憶は曖昧)、ゲームに詳しくもないので、心許ない話になるが、あるとき、国分寺パークレーンのゲームコーナーに、見るからにアメリカ製(だって表示がすべて英語だった、たしか)といった筐体が現れた。そのシューティングゲームは、宇宙が舞台。モノトーンの画面(つまり漆黒の宇宙)に宇宙船が浮かび、彼方から飛来する敵の宇宙船を撃墜する。宇宙船が何本かの白い線分で構成されるそのデザインは卓抜で、ただただ美しかった。とりわけ爆破されるとき、線分がパラパラとほぐれるように拡散していく、そのさまはリアル(もちろんのこと、想像上のリアル)から程遠いが、ともかく美しい。

ゲーム名など覚えていない。すこし、例によってgoogleやYouTubeで探索してみたが、何というゲームだか調べがつかない。誰かご存じないか。1970年代末か、その頃の機械である。

さて、やがて、といっても短期間のことである、あっという間に、シューティングゲームはカラーになり、なにやらビットだか知らないが、機能向上、動作複雑化、ゲームセンターのアーケードゲームから、家庭へパソコンへ携帯電話へと広がった。その歴史のなかで(と、こう書くと、ゲームに詳しい人みたいだが、そうではない。文章上の成り行きなので、あしからず)、まず「ゼビウス」は挙げていいと思う。

クラシックと銘打った今回の動画特集、実は新しいゲームをまるっきり知らないからなのだが(もう20年以上ゲームやってません)、「ゼビウス」は、ナムコから1983年2月に発表されたアーケードゲーム。ジャンルは「縦スクロールのシューティングゲーム」とWikipediaにある。

このゼビウス、まあ、その、なんというか、画面が美しかった。いま見ると、「あらま、粗い画面だこと!」と拍子抜けするが、当時はたしかに美しいと感じたのだ。ゲーム手順、すなわち敵機を撃ちながら地上の敵基地に爆弾を落とすというマルチタスクも新鮮で、大いに流行った。その流行のさなか、『現代思想』1984年6月号に掲載されたのが、中沢新一「ゲームフリークはバグと戯れる」だった。1970年代後半あたりに始まったニューアカデミズム・ブームの後期、あるいは終末期、そんな時代。テレビゲームがまだ家庭ではなく「外」にあった頃のお話。

データ等ネットから拾って書いているが、この論考、読み返すことはしていない。うろ覚えで言うと、ゲームの作り上げる設定に「世界観」といった大袈裟でイヤらしい呼称を用い始めたのは、この頃かもしれない(実際、ゼビウスの場面展開は、その後ゲームにおいてめずらしくもなくなった「物語世界」だったわけだが)。記事タイトルに「バグ」とあるように、「撃つ」というメインのゲーム性とは別に、プログラム上のバグを見つける愉しみが加わった「新しいゲーム」と捉えていた。

ひたすらシューティングという行為であれば、それは労働の色合いを帯びる。シューティングという主題からの逸脱にこそ遊戯がある。そうした当時の文化流行のスキーム(資本主義とそのカウンター、規範と変奏、逃走etc:笑)に、ゼビウスの「世界」は、むりくりか自然にか、みごとに合致した。

当時のオシャレ(でもないか)な学生は、立ち読みでか、友だちに借りてか、自分で買ってかは知らないが、『現代思想』の中沢新一論考を読み、ゼビウスを遊んだ。バグと戯れた、というよりは、有り余る時間と戯れた。というより、むしろ、厖大に広がるかのような無為の時間と、もがきながら格闘したといったほうがいいか。

1984年は、オーウェル『1984』と符合するが、それでどうといった出来事はなかった。調べてみると、ドラゴンボール(鳥山明)が『週刊少年ジャンプ』で連載開始。映画は「風の谷のナウシカ」やら「ターミネーター」、洋楽ではマイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」が年間売上第1位。歌謡曲ではチェッカーズがヒットした。そんな年。

なお、インベーダーゲーム(タイトーのスペースインベーダー)の登場はその6年前、1978年。日本中で百円玉が足りなくなり急遽鋳造という嘘のような冗談のような大ブームだった。


1) ゼビウス Xevious 日月火予定

2) グラディウス Gradius 水木予定

3) SPACE INVADERS INFINITY GENE 金土予定

2009-10-04

〔今週の haiku mp:動画〕無人の音楽

〔今週の haiku mp:動画〕
無人の音楽  compilation and text by tenki  ≫動画ページ


シェーアバルト『小遊星物語』は1913年に書かれたSF小説。舞台は小惑星パラスと小惑星クィッコー。この幻想的で荒唐無稽な物語のなかに、たしか「風穴の音楽」というのが登場します(記憶違いならごめんなさい。ずいぶん前に読んだ本なので)。

急峻な岩山に穴を穿ち、そこを吹き抜ける風が鳴らす音楽。穴の形状で音を調整するのですが、ちゃんと専門の音楽家がいます。今で言えば環境音楽ぽくもあります。

さて、これ、つくったあとは人間がいなくても鳴り続けるわけで、これを読んで以来、無人の音楽ということがアタマの片隅に残っています。今週、You Tube動画で取り上げるのは、シェーアバルトが夢想した音楽とはすこし毛色が違いますが、人がいない、人の温度を感じない、という点では共通です。

1) World's Most Amazing Musical Instrument 日月火予定

2) fantastic instrument 水木予定

3) Hydraulic Guitar 金土予定

あ、そうそう。シェーアバルトは、永久機関の夢想者でもあったそうです。永久機関も、どこかで「無人の音楽」とつながっているような気がします。

2009-09-27

〔今週の haiku mp:動画〕贋ビートルズ

〔今週の haiku mp:動画〕
贋ビートルズ  compilation and text by tenki  ≫動画ページ


ビートルズのリマスタリングCDが人気です。9月9日の発売から2週間で200万枚突破というから凄まじい。さて、ビートルズぐらいになると、贋物・パロディも数多い。今週は贋ビートルズ特集です。

1) THE RUTLES - Ouch!   日月火予定
ラトルズは1975年スタートのテレビ番組で結成されたパロディバンドの大御所。曲は「Help!」ならぬ「Ouch!」。パロディ映画「ALL YOU NEED IS CASH」は、こちらをどうぞ。

2) Stevie Riks  水木予定
スティーヴ・リックスという人のロックスター物真似はレパートリーが広い。ビートルズのメンバー4人全員なら、こちらをどうぞ。

3) The Beatles Imitation --- She Loves You  金土予定
クチパクの映像パロディ。このルックスは反則技。

2009-09-20

〔今週の haiku mp:動画〕ダイアン・バーチ

〔今週の haiku mp:動画〕
ダイアン・バーチ compilation and text by kobayashi tetsuya  ≫動画ページ


期待の新人女性シンガー・ソングライターと申し上げてよろしいでしょう。

ただこの「期待」は、概ね、60年代から70年代にかけて女性シンガー・ソングライターを聴いてきた世代からのそれをベースに形成されていると考えるのが 筋でしょう。まだ若い(26歳とか)のにどうしてこんなに、おじさんやおばさんたちの支持を得られる音楽('retro pop'などという呼称も発見。彼女の場合はソウルをベースにしたポップというところでしょうか)がつくれるのかはよくわかりませんが、ある種の「編集」 的な能力なのかもしれません。

いずれにしても、これが立派な才能であるのは間違いはございますまい。


1) Diane Birch - Nothing But A Miracle  日曜月曜火曜予定

デビューアルバムからシングルになった曲"Nothing But A Miracle"のアコースティック・ヴァージョン。生ピアノ、アコースティックギター、フリューゲルホーンそしてタンバリン。コーラスも悪くない。いい出来です。

2) Diane Birch- Sweet River Tree  水曜木曜予定

アルバム未収録曲。古いブルースか何かのカヴァーのように思えますが、判然としません。もしかしたら彼女のオリジナルかもしれません。エレピの弾き語りですが、この声という発声というかは、やはりローラ・ニーロを思い起こさせます。

3) Diane Birch @ Stubb's "....Miracle" & "Fire Escape"  金曜土曜予定

公 式の映像ではなく、ライブハウスでのライブをプライベイトで撮ったもののようです。ただ音はさほど悪くありません。比較的質の良いブートレグ並みというと ころでしょうか。曲は、先に紹介したシングル"Nothing But A Miracle"から、アルバムの冒頭の印象的な"Fire Escape"へと続きます。ここでもフリューゲルホーンがいい味を出しています。

2009-08-23

〔今週の haiku mp:動画〕Kenny Rankin追悼

〔今週の haiku mp:動画〕
Kenny Rankin追悼
compilation and text by kobayashi tetsuya
  ≫動画ページ


ああ、ケニー・ランキンも亡くなってしまった(本年2009年6月7日)。私が彼の音楽を聴くようになったのは1996年にライノから出たベストアルバムがきっかけでしたが、それから彼の音楽は、誇張ではなく「生活に欠かせない」ものになりました。

しかし、改めて思うに、彼の、シンガーとしてのスタイルは、実に「夏向き」というか「涼を得る」に適していると思うのは私だけではありますまい。まぁ、その「涼しげ」なたたずまいは季節を問わないというのが本当のところなんでしょうけれど。

オリジナルともども、カヴァーのセンスも最高でした。


1) Kenny Rankin "The Dolphins"  日曜月曜予定

フレッド・ニールの名曲のカヴァー。デビュー・アルバム「マインド・ダスターズ」に収録。彼の若かりし60年代の終わりごろと思われる映像です。冒頭などでちょっと音が飛ぶのか惜しまれますが、彼のカヴァーの「スタイル」はここでも感じ取れます。オリジナルは、もっとスロウで静謐な印象ですが、それをカジュアルで陽の当たる場所に持ち出すとこうなるという。

2) Kenny Rankin at Kulak's Woodshed: Singer Songwriter Music  火曜水曜予定

曲は、自作曲の代表曲と言っていい'Peaceful'。2004年の、生ギターとヴォーカルだけの演奏ですが、衰えは感じられません。いや、しかし「日向」の人ですね、やはり。しかも、田園風景ではなく、あくまで都市のランドスケープにできた陽だまりの人という気がします。言い忘れてましたが、ギターの腕も確かです。

3) Kenny Rankin -'On Broadway" - Joe Sealy Duets  木曜金曜予定

いや、これは今まで見落としていました。結構すごいヴァージョンかも。トロントのジャズFM局に出演したときのライブのようです。曲はおなじみ「オン・ブロードウェイ」。これもまた彼らしいカヴァーのスタイルに聴こえますが、声が出てます、いつもより、何だか。そう感じるのは、きっとスタジオのエコーのせいばかりではないでしょう。一箇所、音が途切れるところがありますがご了解を。

4) Kenny Rankin Lost Up In Loving You  土曜予定

オリジナル曲ですが、何だかスタンダードみたいな魅力を持った楽曲ですよね。コンポーザーとしても一流だったと証立てる1曲でしょう。ここではヴォーカルに徹していますが、これもまた一興。滲んでいくエレピの音色が曲のムードにぴったりです。

2009-08-16

〔今週の haiku mp:動画〕レス・ポール追悼

〔今週の haiku mp:動画〕
レス・ポール追悼  compiled by tenki  ≫動画ページ


レス・ポールが去る8月13日、94歳で亡くなりました。1950年代、メアリー・フォードとの夫婦デュオでヒットを飛ばしたギタリスト、というより、ギブソン社と共同開発したレス・ポール・モデルのほうが有名でしょうか。つい最近までライブハウスで演奏するなど現役だったようです。

伝記映画「レス・ポールの伝説 Les Paul: Chasing Sound」
wikipedia


1) Les Paul & Mary Ford Show: World Is Waiting For The Sunrise 日月予定

メアリー・フォードとのデュオ。1951年のリバイバルヒット「世界は日の出を待っている」。テレビ番組の映像・寸劇から歌と演奏へ、という懐かしくも悦ばしいパターン。

併せて、メアリー・フォードとのデュオ。めずらしいライブ(実際に弾いている映像です)。

2) Les Paul 2008 火水予定

去年ですから、レス・ポール、なんと93歳。

3) Chet Atkins & Les Paul / Les Paul & Brian May 木金予定

ギタリストとのデュオをふたつ。チェット・アトキンス(カントリー色の強い名ギタリスト)とは1976年にアルバムも出しています。

ふたつめはクイーンのギタリスト、ブライアン・メイとの共演。

4) 「クアーズ」ビールのコマーシャル 土予定

これはオマケ。


2009-08-09

〔今週の haiku mp:動画〕TSUTAYAで見つからない名画特集(ヨーロッパ篇)

〔今週の haiku mp:動画〕
TSUTAYAで見つからない名画特集(ヨーロッパ篇)
compiled by tenki
  ≫動画ページ


景気低迷で「巣ごもり」需要が堅調。ビデオレンタル店は軒並み増収だそうです。私の家の近くには「ツタヤ」というチェーンがあるのですが、最近ますますズボラになって、ビデオレンタルはもっぱらネット。検索ができるのは便利です。

ところが、この膨大な点数を揃えているはずのネットDVDレンタル、昔の映画は少ない。DVD発売がないという理由もあるのでしょうが、びっくりするほど少ない。例えば、今回この haiku mp で取り上げる監督でいえば、ルイ・マル1点、ルイス・ブニュエル5点、アンジェイ・ワイダ0点、フェリーニは少し多くて8点(ですが、「甘い生活」も「8・1/2」も「アマルコルド」もありません)。※ツタヤ・ディスカスで検索。

てなわけで、名作選でも、マイ・フェイバリットのベストでもないのですが、「大好きなのに、いま借りて観られない」映画を気ままに4本。


1) 地下鉄のザジ(ルイ・マル監督1960) 日月予定

高校生のとき渡辺武信の映画評を読んで以来、「観たい、観たい」と思い続け、大学のときリバイバルで観たのか、それとももっと後にレンタルビデオで観たのか、それは忘れましたが、ムール貝のシーンはよく憶えています。

幸いなことに今年9月26日からリバイバル上映。ですが、こうなると、商売がからんで、YouTubeの動画が「権利侵害につき削除」の憂き目にあう可能性も。お早めにどうぞ。


2) 小間使の日記(ルイス・ブニュエル監督1963) 火水予定

スペイン出身のブニュエル。ジャンヌ・モローが美しい。カトリーヌ・ドヌーブ主演の「哀しみのトリスターナ」と併せて、「エロって、こういうことか、フェチって、こういうものか」と感心。若い頃に観て、「無理。自分にはフツーの色恋しかできない。ブーツ嗅ぐの無理!」と思ったものでした。


3) 大理石の男(アンジェイ・ワイダ監督1977) 木金予定

ワイダは「灰とダイヤモンド」が図抜けて有名ですが、共産主義の文化英雄を扱ったこの「大理石の男」もなかなかです。英語字幕で全部観ることができます。≫http://www.youtube.com/watch?v=QyFUMFulCYo


4) ジンジャーとフレッド(フェデリコ・フェリーニ監督1986) 土予定

イタリアをドサ廻りするダンサー夫婦(安物・贋物のジンジャー・ロジャースとフレッド・アステア)を、ジュリエッタ・マシーナとマルチェロ・マストロヤンニが好演。情けなくも可憐。俗っぽくも高貴。あらゆる成功(とされるもの)といっさい無縁であったとしても、そんなことはなんでもない。価値は別のところにある。一種のアンダードッグ(負け犬)物語といっていいと思います。

2009-08-02

〔今週の haiku mp:動画〕夏なんです

〔今週の haiku mp:動画〕
夏なんです compilation and text by kobayashi tetsuya  ≫動画ページ

あたりまえですが、毎年毎年こうしてきちんと夏がやってくるのを経験していると、私のように夏のことを比較的疎んじている者でさえ、それなりの愛着もわいてくるものです。まぁそうは言っても何も何から何までいやなやつというわけでもあるまいし、と隣のご隠居さんみたいな心づもりになってくるというか。夕焼け空に吹く風、風鈴の音、打ち水のあと、帰宅した後の一杯の缶ビール、等々にそれぞれそれなりの涼をえられるようになるということでしょうか。


1) 細野晴臣 Tokyo Shyness 夏なんです 日曜月曜火曜予定

ご存知、はっぴいえんど、の、細野晴臣作曲、松本隆作詞の名曲。やはりこの頃の、つまり職業作詞家になる前の松本隆の詞はやはりおもしろいように思います。むろん、けだるい夏の午後をなぞるかのようなメロディやアレンジも。「現実」が夏の陽差に溶けだしたら、いつか幼い頃に見たことのある風景が現れたというような。あるいは、夢と眩暈に誘われてもうひとつの夢を見たというような。

2) Kool & The Gang- Summer Madness  水曜木曜予定

かつて渋谷陽一のFM番組で聴いてから、夏になると条件反射的に思い起こすようになった一曲。クールな楽曲に合わせて(?)微妙に動く、プラネタリウムをなぞったような映像も悪くないです。

3) Seals & Crofts " Summer Breeze"  金曜土曜予定

シールズ&クロフツといえば、この曲しか憶えていませんが、これも、個人的には夏と言われれば思い出す「定番」のひとつでしょうか。モノクロの映像もそこはかとなく「夏」っぽくていい。

2009-07-26

〔今週の haiku mp:動画〕夢遊

〔今週の haiku mp:動画〕
夢遊 compiled by tenki  ≫動画ページ

「スリープウォーク」というインストラメンタル曲があります(≫Wikipedia)。オリジナルは1959年、サント・ファリナ(スティール・ギター)とジョニー・ファリナ(ギター)兄弟による作曲と演奏。以来、ギタリストを中心にたくさんのカヴァー演奏が生まれています。

夏の夜、夢うつつの徘徊。現実の(老人)問題としては深刻ですが、一方で甘美な雰囲気も漂います。


1) Santo & Johnny - Sleep Walk 1959 日月予定

まずはオリジナルから。

2) The Brian Setzer Orchestrea - Solo - Sleepwalk Live 2001  火水木予定

元ストレイキャッツのギタリスト・ヴォーカリスト、ブライアン・セッツァーのライブから。ビッグバンドをバックにきらびやかな夢遊です。ブルーグラス風のソロからのメドレーでどうぞ。

3) Amos Garrett "Sleepwalk" Japan Tour 2007  金土予定

エイモス・ギャレットの2007年6月4日、東京・中目黒のライブハウス「楽屋」でのライブ。わたくしめ個人としては、エイモス・ギャレット(モーストフェイバリット・ギター奏者の一人)版でこの曲を知りました。

2009-07-18

〔今週の haiku mp:動画〕愛のコリーダ

〔今週の haiku mp:動画〕
愛のコリーダ text by uedas  ≫動画ページ

どこから説明したもんだか。70年代末から80年代はじめ、パンクに先行するイギリスの音楽ムーブメント、パブロックというのがあって。

その中心的バンド、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズの、サウンド面での中心人物チャズ・ジャンケルという人の。

ソロアルバムにおける代表作が、大島渚の1976年の映画「愛のコリーダ」から題名をとった「Ai No Corrida」で。

その曲を、クインシー・ジョーンズがカバーして、世界的な大ヒットになった、という。


1) Chas Jankel - Ai No Corrida  日月予定

オリジナルです。

2) Quincy Jones - Ai No Corrida (1981)  火水木予定

いやあ、チャズも頑張ってるんですけど、クインシー・ジョーンズ、やっぱ、すごいわ。

3) Ai No Corrida feat.Yusaku Matsuda  金土予定

同楽曲が、資生堂のCMに使われたんでしたっけ。「探偵物語」の松田優作の映像と合わせた編集作品です。

ついでに、チャズ君の、ソロ作品もどうぞ。

2009-07-12

〔今週の haiku mp:動画〕ワンマン・バンド

〔今週の haiku mp:動画〕
ワンマン・バンド compiled by tenki  ≫動画ページ


1) Jord Peck - Venice Beach, California  日月予定

ギターとハーモニカ、足のステップで背中に背負った太鼓を鳴らす、ほか鳴るものはできるだけ鳴らす。この手のワンマン・バンドの基本です。Jord Peck さんのマイ・スペースはこちら


2) 1人で同時に情熱大陸を演奏してみた  火水木予定

おっと! こりゃ、また、やるなあ! インドア。日本の男の子です。


3) Amazing One-Man-Band Street Performer in Croatia  金土予定

ストリートのワンマン・バンド。Jord Peck さんとスタイルは同様ながら、ヨーロピアンな香りがします。

2009-07-05

〔今週の haiku mp:動画〕雨

〔今週の haiku mp:動画〕
雨 compilation and text by kobayashi tetsuya  ≫動画ページ


今年の梅雨は雨が多いのか少ないのかよくわかりませんが、ともかくも梅雨です。

以前どこかで読んだ文章に、日本語の「雨語彙」の種類は、外国語に比べてずいぶん多いんじゃないかとあって、納得した記憶があります。まぁ、外国語はほとんど知らないということはこの際おいておくとしても、確かに、日本語には「小糠雨」とか「にわか雨」とか「氷雨」とか思いつけるだけでも結構な「雨語彙」があるように思います。「雨模様」なんて言葉もあります。雨のそれぞれから風情を感じ分けることのできるのは日本人の「美点」のひとつかもしません。ただそれは、何も日本人に限っていえることではないでしょう。

ということで今回は、雨にまつわるあれこれということで。


1) John Fogerty "Have You Ever Seen The Rain?" Live  日曜月曜予定

ご存じC.C.R.の名曲を、ジョン・フォガティがソロになってからの映像で。やはりこの声とこの曲は不滅だと言いたいような気分に駆られます。いいっすねぇ、と一人で盛り上がっても何ですが。

2) James Taylor - Fire and Rain  火曜水曜予定

ジェイムス・テイラーの名曲。彼の淡々とした歌声は、どんなときにも穏やかな気分を運んでくれます。トランキライザーみたいなもんですね、一種の。たとえこの曲のように、哀しい詞が歌われているとしても。

3) Blade Runner - TEARS IN RAIN [Hi-Res Video]  木曜金曜予定

私的には、映画のオールタイム・フェイヴァリットの不動の一本、「ブレードランナー」のクライマックスシーンと申し上げていいでしょう。ルトガー・ハウアーの台詞が異常にかっこいい。そして何とも言えぬ彼の微笑も。その台詞は下に。
ちなみに、こちらは鳩が飛んでいく空が雨空のヴァージョンですが、私が劇場で見たときの「青空ヴァージョン」もいくつか( たとえば "BladeRunner - Complete Rooftop Scene" [http://www.youtube.com/watch?v=LuBToeQeeEU] ) UPされています。

"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-Beams glitter in the dark near the Tannhauser Gate. All those
moments will be lost in time like tears in rain. Time to die."

4) 荒井由実 -雨の街を-  土曜予定

この曲、荒井由実の楽曲の中でも、個人的にはかなり好きな部類に入ります。おそらく思春期・青春期にしか訪れない、不安定な、しかし不思議に心地よい情緒のたゆたいを、鮮やかに音と言葉に切り取ってみせた楽曲かと。


2009-06-28

〔今週の haiku mp:動画〕追悼マイケル・ジャクソン

〔今週の haiku mp:動画〕
追悼 マイケル・ジャクソン compiled by tenki  ≫動画ページ


1) Jackson 5 - I Want You Back  日月火予定

1969年。ジャクソン5のデビューシングル。マイケル・ジャクソン11歳。


2) Michael Jackson - Ben  水木予定

1972年。ソロデビュー後の第2作。マイケル・ジャクソン14歳。


3) Michael Jackson - We are the World [Solo Version]  金土予定

1985年。マイケル・ジャクソン27歳。

以下。Wikipedia
We are the World イギリスで活躍するミュージシャン、ボブ・ゲルドフが提唱したバンド・エイドの成功に触発されてアフリカの貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソングで、作曲作詞はマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチー、プロデュースはクインシー・ジョーンズ。1985年当時、アメリカ国内だけでシングル400万枚、アルバム300万枚を売り上げた。最終的にはアメリカだけで750万枚のシングルが売れ、シングルとアルバム、ビデオの合計で6300万ドルの収入となり、すべての印税はチャリティとして寄付された。