後記
順序。…ってありますよね。例えば記事の順番。
「週刊俳句」の目次の場合、「適当」です。こういう感じかな、と適当に並べます。句作品の場合は、適当というわけに行きません。毎号悩むはずのものでしょう。でも、原則を決めましたから、それほど悩みません。
柳人と俳人の共演の場合は、いつでも俳人が「うしろ」です。この「週刊俳句」は「俳句」と謳っていますので、俳句以外のジャンルの作家は、客人です。したがって、客人が「先」。他ジャンルの方をよそ者扱いしているなんてことは思わないでください。お客様を大切にお迎えするのが「俳句の流儀」です。「俳句業界」がそれを忘れているとしたら、「連句」を思い出すとよいです。
では、俳人同士の順序は、どう決めるのか?
それは「女性が先」です。ご存じのように、創刊以来この「週刊俳句」の出演者は、アメリカ建国当時並みに女性が少なく、男性が多い。したがって女性執筆陣のほうがエラい。この状態はとうぶん続きそうです。生態学的に。
そんなふうな原則にしたがって、作家・執筆陣の記載順序を決めていますが、ウェブサイトのおもしろいところは、記事の順序が意味を持つのは目次だけ、という点。紙の雑誌なら、ページ番号順に記事が並びますが、ウェブは目次から当の記事へリンクで飛んでいきます。記事そのものの位置は、さしあたってどこでもいい。これは、紙とずいぶん違うところです。
日本各地で真夏のような日が続いています。おからだにはお気をつけください。
それでは、また、次の日曜日にお逢いしましょう。
(さいばら天気 記)
no.008/2007-6-17 profile
■小池正博 こいけ・まさひろ
1954年、大阪府生まれ。「バックストローク」「MANO」「豈」同人。野口裕との二人誌「五七五定型」。「きさらぎ連句会」「連句協会」会員。句集・セレクション柳人『小池正博集』(邑書林2005年)。
MANO伝言板 http://8616.teacup.com/ishibe/bbs
■仲 寒蝉 なか・かんせん
1957年、大阪市生まれ。「港」「里」同人。第50回(2005年)角川俳句賞受賞。句集『海市郵便』(邑書林2004年)、文集『鯨の尾』(邑書林2007年)。佐久市在住。
■こしのゆみこ
1951年愛知県生まれ。1994年、超結社句会「豆の木」結成、後に代表、編集発行人。海程同人。第16回(1998年度)現代俳句協会・新人賞受賞。第5回(2004年)度・現代俳句協会・年度作品賞受賞。
■馬場龍吉 ばば・りゅうきち1952年新潟生まれ。句歌詩帖「草藏」創刊同人。第49回(2004年)角川俳句賞受賞。
■小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。
サイト「ono-deluxe」http://www.kanshin.com/user/42087
■上田信治 うえだ・しんじ
「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。
ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
■さいばら天気 さいばら・てんき
播磨国生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。句集に人名句集『チャーリーさん』(私家版2005年)。
ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/
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2007-06-17
後記+主演者プロフィール 008
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新説ピロロ物語赤の章 by民也
乱れ打ちレッドスネークアーチェリー
短めにレッドスネークインプット
お約束レッドスネークウエルカム
すご腕のレッドスネークエージェント
早口でレッドスネークオノマトペ
舌噛んだレッドスネークカタルシス
瓜二つレッドスネークキュービズム
とりあえずレッドスネーククレジット
無関係レッドスネークケルベロス
どこえなとレッドスネークコードレス
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