後記
この「週刊俳句」、いったいどこがやっているサイトなのか? あるいは、どんな人間が運営しているのだ? と思う方がいらっしゃるようです。なんか、はっきりしない。
そうかもしれません。べつにどこがやっているというわけでもない。更新(記事アップ)当番とも言うべき私と幾人かの人たちは、同人というわけでもない。ふだんからよく知っている仲かというと、そうでもない。
信治さんと私は交代で「後記」を書いていて、「週刊俳句」の「お笑いコンビ」のようだから、「ふだんからツルんでいるのでは?」と想像する人がいらっしゃるかもしれませんが、じつは、これまで数回しか会ったことがない。これでは、コンビどころか、知人といえるかどうかさえ怪しい。
そんなこんなで、「どういう人間たちが?」と問われても、うまい答えがありません。でもね、そんなこと、どうでもいいじゃありませんか。逆にお聞きしたい。ところで、記事はどうでした? おもしろかったですか?
「どこの誰が?」といった関心は、皿を裏返す行為にも思えます。LimogeとかWedgewoodとか香蘭社の文字が見えれば「ほお!」と感心するような、何も書いてなければ、10枚ひとからげの安物か、とか……。その気持ちもわからないではありませんが、「そんなことより、料理を食べましょうよ」ということ。
「週刊俳句」は、ふつうの単なる皿です。裏返してみても、何の文字もありません。でも、毎週日曜日には、新しい料理が載るのです。
今週も、ボリュームたっぷり。味も格別。
それでは、また、次の日曜日にお会いしましょう。
あ、そうそう、来週はいよいよ「週刊俳句賞」決定!です。心当たりの人も、そうでない人も、ドキドキしながら来週号をお待ちください。
(さいばら天気 記)
no.014/2007-7-29 profile
■村田 篠 むらた・しの
1958年、姫路市生まれ。2002年、俳句に出会う。「魚座」を経て「雲」同人。「月天」「百句会」会員。
■山口東人 やまぐち・とうじん
横浜市生まれ。20歳代半ば大野林火に惹かれ俳句を齧りだす。一時、「澤」に所属。現在「月天」「百句会」に参加。
ブログ「東人雑記」 http://blog.livedoor.jp/guen555/
■遠藤 治 えんどう・おさむ
俳号四童(よんどう)。1958年生まれ。1994年より作句開始。「恒信風」同人。
ブログ「四童珈琲店」 http://navy.ap.teacup.com/yondoblog/
■栗林 浩 くりばやし・ひろし
北海道生まれ。結社「握手」所属、現代俳句協会会員。地球温暖化防止にボランティア的に協力している技術者あがりで、鎌倉時代の歴史にも興味があり、著書に『頼朝とその弟たち』(新人物往来社2007)がある。
ブログ「栗林浩のブログ」 http://ht-kuri.at.webry.info/
■五十嵐秀彦 昭和31年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(平成15年度)現代俳句評論賞。
サイト「無門」 http://homepage2.nifty.com/jinrai/
■小野裕三 昭和43年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(平成14年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。
サイト「ono-deluxe」http://www.kanshin.com/user/42087
■上田信治 うえだ・しんじ
「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。
ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
■さいばら天気 さいばら・てんき
播磨国生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。句集に人名句集『チャーリーさん』(私家版2005年)。
ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/
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2007-07-29
後記+プロフィール 014
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戦前 by民也
時すでに戦前らしき花は葉に
戦争に望み託すや青みどろ
後にいふ戦前世代朝曇
ネットカフェ難民輸送日本海
隊指令メール読後ハ削除セヨ
北国に尽きて御恩のもうこかぜ
炎天や互いに引けぬ自爆戦
爆発と共に昇華す蛇の衣
霧もなき産油国にて英霊と
恩給も足らず我が子はニートげな
撤収!
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