2007-11-04

後記+プロフィール 028

後記


神奈川県相模湖駅の駅前の角にある「かどや」という定食屋に出かけました。句会には都合がつかなかったけれど、二次会に参加してきたのです(句会は二次会からに限る、というのが持論。すみません)。

「かどや」は、気持ちのいい店です。感じのいいおかみさんとアルバイトさんの働きぶり・応接がいい。食事が美味しい。値段は「これでいいのか?」と思うくらい良心的。2階ではカルチャー教室や展覧会が開かれ、地域のセンター(中心)のような感じさえします。

相模湖町は、おもしろい町です。「かどや」のような、「昔からここでやってますよ」といった風情の店がたくさんあります。相模湖畔は、射的やスマートボール、ピンポンに足漕ぎボートと、往事に栄えた遊興地のおもかげを残しつつ、いい感じに寂れています。機会があれば、ぜひお出かけになってはいかがでしょう。

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さて、今週号から、俳句作品を縦組みで掲載することにしました。先週号で信治さんが吉岡実の詩を縦組みで掲載。俳句もコレで行きましょうか、と。

画像をクリックして、大きくして、お読みください。

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『俳句』2007年11月号の鼎談で「週刊俳句」の名をありがたくも露出していただいたわけですが、この鼎談で提示された「インターネット俳句観」のようなものへ、いくつかの反応がありました。「週俳10月の俳句を読む」の鈴木茂雄さんの記事、堀本吟さんの記事、そして記事に寄せられた鮟鱇さんのコメント

私自身、「俳句とインターネット」について考えていることがあるので、近いうちに記事にしたいと考えています。すこしだけ予告すれば、鼎談で語られている内容にはほとんど首をかしげます。かといって、「インターネット陣営」につく気はまったくない。そんなところで、とりあえず「お楽しみに」と申し上げておきます。

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先週号から開いている「落選展」にはたくさんの人に詰め掛けていただいています。ありがとうございます。まだすこしのあいだトップページに入り口を掲げておくことにします。ひきつづきお楽しみください。また、ご遠慮なくコメントをお寄せください。

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トップページ右のサイドバーに常備している動画 haiku mp 1 を冬物に変えました。 またトップページ下の haiku mp 2 の今週は「ダイアン・アーバス特集」。いずれもパソコン環境・通信環境によっては見ることができないようですが、視聴可能ならお楽しみください。

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今回の「後記」は、話題が多くて、ちょっと長くなってしまいました。たまにはいいですよね?

(さいばら天気・記)



no.028/2007-11-4 profile
■久保山敦子 くぼやま・あつこ
1955年、福岡県久留米市生まれ。2005年、朝日俳句新人賞受賞。「白桃」同人。

■鴇田智哉 ときた・ともや
1969年木更津生まれ。第16回(2001年)俳句研究賞受賞、第29回(2005年)俳人協会新人賞受賞受賞。句集に『こゑふたつ』。「雲」編集長。

■佐藤文香 さとう・あやか1985年生まれ。「ハイクマシーン」「里」所属。高校1、2年で俳句甲子園に出場。第四回団体優勝、第五回団体準優勝・個人最優秀賞を果たす。第二回芝不器男俳句新人賞対馬康子審査員奨励賞受賞。http://www.geocities.jp/aya6063/

■lugar comum
1961年生まれ。渋谷育ち。ベッドルームDJ。

■堀本 吟 ほりもと・ぎん
1942年犬山市生。松山市に育つ。生駒市在住。1983年、坪内稔典、攝津幸彦等の「第五回現代俳句ゼミナール」を聞きに行き、はまる、「船団」から「豈」へ。そのまま現同人。大阪で「北の句会」、「ヒコイズム研究会(読書会)」など参加。川柳と俳句、短歌のジャンルを超えた交流の模索をつづける、豈関西編39-2号の編集。評論集『霧くらげ何処へ』(1990/深夜叢書社)。

鈴木茂雄 すずき・しげお大阪生まれ。インターネット俳句結社「きっこのハイヒール」所属。HP「WEB 575 Internet Haiku Magazine」http://homepage1.nifty.com/ssweb575/

中山宙虫 なかやま・そらん
1955年大分県生まれ。ずっと九州で生きている。俳句は1999年より。現代俳句協会会員。九州俳句作家協会会員。「麦」「霏霏」同人。ブログ「おじさん(Age.51)日記」http://musinandanikki.at.webry.info/

■羽田野 令
 はたの・れい
大分県生まれ。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。京都市在住。
ブログ「けふえふえふとふてふ」http://yaplog.jp/ef_ef/ メルマガ「ふわりと一句」 http://mini.mag2.com/pc/m/M0051420.html

■榊 倫代 さかき・みちよ1974年愛知県生まれ。「天為」同人。

■ひらの こぼ
1948年京都生まれ。「銀化」同人。著書(最新刊)『俳句がうまくなる100の発想法』(草思社)

■菊田一平 きくた・いっぺい
1951年宮城県気仙沼市生まれ。「や」「豆の木」所属、俳句「唐変木」代表。現代俳句協会会員。句集『どつどどどどう』。三陸書房のウェブサイト「オリーヴ」に俳句エッセイ「〔歳時記風に〕けせんぬま追想」を連載中。

五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
昭和31年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(平成15年度)現代俳句評論賞。
サイト「無門」 http://homepage2.nifty.com/jinrai/

■上田信治
うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/

さいばら天気 さいばら・てんき
播磨国生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。句集に人名句集『チャーリーさん』(私家版2005年)。ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/




2 コメント:

民也 さんのコメント...

 オシム監督 by民也

  早口で
ねぢばなのりの字りの字の尻上がり

  キレた
捩花やねぢるまで携帯電話

ああ癖や破いてしまふ万馬券

PACHINKOのOを抜け出よ後の月

唇のキスの形で柿の種

毬栗やティッシュの箱を引き寄する

攝津幸彦全句集超ゆ秋の蜘蛛

立読や穴惑ふ蛙何匹

深紅葉芸術を買ふお金持ち

落葉焚き芸術を生む貧乏民

俳句論接木を誉めて枯木かな

民也 さんのコメント...

ローリング俳句メン・ショー
   『モンスターペアレンツ』

息子「父ちゃん、また句集買ったの?」

父「そうそう。これは全句集と言ってな、一人の俳人が生涯に詠んだ句が全部、一冊に収まったチョーお買得本なのだ。死なないと作ってもらえない、ありがたい句集なんだぞ」

息子「俳句オタクの父ちゃん」

父「なんだい、君も拝みたいの?」

息子「拝まず読めよ。あのさ、句集を買うお金があるなら、給食費を払ってくれよ」

父「え!な、何のこと?」

息子「T型フォードみたいな句集を買う金があるなら、給食費をちゃんと払ってくれ」

父「父さんの秘密を何で君は知ってるの?ていうか、T型フォードってなんだい。いつ走った車だって話。大正プラモデル、昭和アレルギー」

息子「はいはい、『大正デモクラシー』でしょ。今は僕の給食費のことだよ。払ってないことがクラスのみんなに知れたら、僕、学校でパンツ脱がされちゃうんだよ。父ちゃんは死人の句集と、生きている息子の貞操と、どっちが大切なんだい」

父「句集」

息子「迷わず即答したな。もーひきこもってやるぞ。その前におとなしく大人らしく給食費払ってくれ」

父「お!一句ひらめいた!いわく、

 『大人しい大人やらしくせよ大人』

…んー何か足りないね?…愛?」

息子「そうそう父ちゃんは愛が足りない。愛を込めて、さあ払え」

父「やだよ」

息子「態度悪いなあ。どうして払ってくれないんだよ」

父「だって給食費払わないのが今のトレンドじゃん」

息子「違うって。父ちゃんは、はやりのつかみ方がズレまくり。じゃあさ、今のセリフ、僕の担任にも言ってよね。先生怒ってたぞ」

父「ええ!?どうしてどうして先生が知ってんの?ないしょなのに???」

息子「払わなきゃ、そりゃバレるでしょ。給食費不払いの理由、先生にばっちり言って見せてよ。いますぐ」

父「今すぐ、と言われましても…」

息子「(大声で)おばあちゃーん、せんせーッ、父ちゃんが話があるってー!父ちゃんまた無駄遣いしてるよー!」

父「あーやめてー!ママを呼ばないで!」


……。