後記 上田信治
あけまして、おめでとうございます。
今号は、新年詠の特集です(ほとんど、このお正月に詠まれた句ばかり、というのがインターネットのいいところ)。
特に、なにもつけくわえることは、ありません。
ただ、100人近い人によって、つぎつぎと繰り出される、年始の挨拶、しかもちょっと個性的な、と思うと、つくづく俳句は不思議です。
●
今年も、「週刊俳句」をよろしくお願いいたします。
【1月6日11:05追記】
「新年詠」特集に、何人かの方のご句稿を、追加というかたちで、掲載させていただきます。いずれも、作者の方には落ち度のない、編集の不手際によるものです。たいへん申し訳ありませんでした。みなさまに、あらためてお詫び申し上げます。
では、また、来週の日曜日にお会いしましょう。
no.037/2008-1-6 profile
■相子智恵 あいこ・ちえ
1976年長野県生。「澤」同人。2003年澤新人賞、2005年澤特別作品賞受賞。俳人協会会員。
■青島玄武 あおしま・はるたつ
1975年3月8日生れ。「握手」会員。俳歴はまだ3年目。モーニング娘。のファンになって7年目。伝奇小説のファンになって17年目。能・歌舞伎のファンになって22年目。熊本県という辺境にいながら、それでも文筆家の道が諦めきれない絶滅危惧種指定のバカ。俳句は句帖がわりのブログ『風雅な麻薬』で、ほぼ毎日更新中。http://blog.livedoor.jp/aizen108/
■飯田哲弘 いいだ・てつひろ
1980年生。「トーキョーハイクライターズクラブ」「東大俳句会」「本郷短歌会」。南伊豆出身、土佐育ち。自称「我は海の子・兎の子」。受賞歴:魚を綺麗に食べるコンテスト@高知県、優勝。ブログ「俳句という事故」http://tecchi1980.blog80.fc2.com/
■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」 http://homepage2.nifty.com/jinrai/
■井口吾郎 いぐち・ごろう
「月天」「百句会」「水の底楽団」ほか所属。ブログ「死んだら談志」 http://blog.goo.ne.jp/gororin_1956
■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重県生まれ。「東大学生俳句会」「トーキョーハイクライターズクラブ」等で活動。
■石原ユキオ いしはら・ゆきお
春夏秋冬新年とあんた愛した地獄の季節詰めた小指で襖に書くは十七文字のラブレター。1982年生まれ、岡山在住。http://www.d-mc.ne.jp/blog/575/
■宇井十間 うい・とげん
1969年、青森県生まれ・東京都出身。アメリカ在住。医師、研究員。「吟遊」同人。第26回(2006年度)現代俳句評論賞受賞。
■上野葉月 うえの・はづき
『豆の木』『THC』で活動中。ブログ「葉月のスキズキ」http://93825277.at.webry.info/
■うまきいつこ うまき・いつこ
1943年生まれ。福岡出身。98年、俳句に手を染める。2003年、「沖」同人を経て現在「里」同人。句集に『帆を張れり』(2006年)
■梅﨑実奈 うめざき・みな
1983年東京生まれ。本郷短歌会などに参加。俳句、無所属。
■兎六 うりく
1981年生まれ。無所属。2005年よりQBOOKS俳句バトル参加。翌年より『俳句』誌の「平成俳壇」に投句。
■遠藤 治 えんどう・おさむ
俳号四童(よんどう)。1958年生まれ。1994年より作句開始。「恒信風」同人。ブログ「四童珈琲店」http://navy.ap.teacup.com/yondoblog/
■大石雄鬼 おおいし・ゆうき
1958年生まれ、埼玉県育ち。現代俳句協会会員、「陸」同人、「豆の木」所属、ずっと以前、現代俳句協会新人賞。ブログ「ゆうきはいく」http://sky.ap.teacup.com/ukiuki575/
■太田うさぎ おおた・うさぎ
1963年東京生まれ。「豆の木」「雷魚」会員。現代俳句協会会員。
■大畑 等 おおはた・ひとし
1950年和歌山県新宮市生まれ。第21回(2001年)現代俳句評論賞受賞。03年1月ホームページ「俳かぐら」開設。現在、「遊牧」同人、「西北の森」会員。現代俳句協会会員。著作:私家版句集「むぎ懲役」、「おおいとⅡ(共著)」。http://www.hat.hi-ho.ne.jp/hatabow/
■大穂照久 おおほ・てるひさ
1986年福岡生まれ。「早稲田大学俳句研究会」所属。好物はカステラ。
■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。東京出身、大阪在住。「炎環」「豆の木」所属。2007年第一回週刊俳句賞受賞。ブログ「ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記」http://blog.zaq.ne.jp/blenheim/
■岡本飛び地 おかもと・とびち
1984年、愛媛県生まれ。「トーキョーハイクライターズクラブ」関係者。好きな妖怪は一反木綿。ブログ「それは、突然、アラスカのように」http://blog.goo.ne.jp/tobichi
■お気楽堂 おきらくどう
俳句歴2年、無所属。ホームページ http://honpo.tesque.com/
■越智友亮 おち・ゆうすけ
1991年生まれ。中学生のとき塩見恵介先生の手ほどきで俳句を作り始め、現在、池田澄子先生に師事。第3回(2006年)鬼貫青春俳句大賞を受賞。
■小野富美子 おの・ふみこ
1944年張家口市生まれ。東京育ち。千葉在住。15年前、「麦」に入会。麦同人。
■戒波羅蜜多 麟 かいはらみつた・りん
「里」所属。旧俳号・森麟。2007年11月精心出家。
■柿崎理恵 かきざき・りえ
神戸生まれ。米国アラスカ州アンカレッジ在住。「椋」所属。インターネット俳句結社「きっこのハイヒール」、インターネット同人句会「かりん句会」へ投句。
■笠井亞子 かさい・あこ
東京生まれ。エディトリアルデザイナー。現代俳句協会会員。「麦の会」同人。「百句会」「月天」所属。
■加藤かな文 かとう・かなぶん
1961年愛知県生まれ。ずっと愛知県に居住。1993年「槐」入会、2001年退会。2001年から「家」(代表・児玉輝代)の編集発行人。句集・著書なし。
■金子 敦 かねこ・あつし
1959年神奈川県生まれ。1985年作句開始。1987年「門」入会。1989年門新人賞受賞とともに同人となる。1996年第一句集『猫』上梓。1997年俳壇賞及び門同人賞受賞。2002年「門」を退会し「新樹」に入会 2003年「新樹」同人となる。2004年第二句集『砂糖壺』(本阿弥書店)上梓。俳人協会会員。
■菊田一平 きくた・いっぺい
1951年宮城県気仙沼市生まれ。「や」「豆の木」所属、俳句「唐変木」代表。現代俳句協会会員。句集『どつどどどどう』、『百物語』(最新刊)。
■ロビン・D・ギル robin d. gill
俳号・敬愚。ロビン・ギルとして一連の著作(日本語)で80年代の軽薄な日本人論をぶっ飛ばしてから、その自然主義にあった俳句の世界へと心移り、今度、robin d. gillとして、やはり一連の著作が、俳句(主に俳諧)をめぐる。海鼠句千句もある480 頁のRise, Ye Sea Slugs!(2003), 蝿句同じ数あるが自然科学がすくない小本 Fly-ku!(2004)。今までほとんど翻訳されず新年部の句ばかり(20季題、2千句)のThe Fifth Season(2007)。桜、花見をめぐる三千句も超える740 頁のCherry Blossom Epiphany (2007).和文すべて入っているから、日本語の勉強、又、日本人読者にとって逆に英語の勉強のためになる。ブライスの大業につぐ、その翻訳の大河ドラマが、スポンサーを見つけなければ、いつまで引き続くのか、心配。ご支持を願いたい。敬愚と号してbbsで句をいじけるが、のこしたい句のほとんどが、紙切れか、その時に読んだ本の表紙の裏側にあるから、失くす前に、人生の締め切りの前に、そいつを集め、選べ、直す暇が見つけるかどうか、さだかではない。サイト「PARAVERSE ORG」 http://www.paraverse.org/
■久保山敦子 くぼやま・あつこ
1955年福岡県久留米市生まれ。「白桃」同人。第8回(2005年)朝日俳句新人賞受賞。
■小池康生 こいけ・やすお
大阪出身東京在住。「銀化」新人賞受賞。「銀化」同人。俳人協会会員。
■神野紗希 こうの・さき
1983年6月4日、愛媛県松山市生。句集に『星の地図』。お茶の水女子大学修士
課程在籍。現在、NHKBS俳句王国の司会。
■興梠 隆 こうろき・たかし
1962年鹿児島県生まれ。2005年「街」入会。
■こしのゆみこ こしの・ゆみこ
1951年愛知県生まれ。1994年、超結社句会「豆の木」結成、後に代表、編集発行人。海程同人。第16回(1998年度)現代俳句協会・新人賞受賞。第5回(2004年)度・現代俳句協会・年度作品賞受賞。
■小林苑を こばやし・そのを
1949年東京生まれ。「里」「月天」所属。
■米男。 こめお
昭和元禄前生。受賞歴などまったくもって無関係。
■近 恵 こん・けい
青森県出身、東京都在住。10月6日生まれ。賞罰なし。2007年2月俳句を始める。「炎環」所属。
■斉田 仁 さいだ・じん
1937年群馬県高崎市生まれ。1971年「麦」入会。現在「麦」同人、現代俳句協会会員。句集に『斉田仁句集』(1982年・八幡船社)ほか。
■齋藤朝比古 さいとう・あさひこ
1965年東京生れ。1993年より石寒太に師事。「炎環」同人。「豆の木」副代表。第21回(2006年度)俳句研究賞。
■榮 猿丸 さかえ・さるまる
1968年東京生まれ。さいたま市在住。「澤」同人、編集委員。2004年澤新人賞。
■榊 倫代 さかき・みちよ
1974年生まれ。「天為」同人。
■佐藤文香 さとう・あやか
1985年生まれ。「ハイクマシーン」「里」所属。高校1、2年で俳句甲子園に出場。第四回団体優勝、第五回団体準優勝・個人最優秀賞を果たす。第二回芝不器男俳句新人賞対馬康子審査員奨励賞受賞。http://www.geocities.jp/aya6063/
■佐藤登季 さとう・とき
1937年生まれ。「麦」同人。現代俳句協会会員。
■佐山哲郎 さやま・てつろう
句誌『月天』同人代表。「百句会」所属。句集『じたん』『東京ぱれおろがす』(ともに西田書店刊)。
■澤田和弥 さわだ・かずや
1980年生。「天為俳句会」所属。
■島田牙城 しまだ・がじやう
ラモス瑠偉がリオデジャネイロ市・コルコバードの丘のキリスト像に見守られながら生まれたころ、京都市・岡崎動物園の象が気付かぬうちに、傍の産院に産声を挙げる。以来、俳人となるべく歩み続けてゐる。「里」俳句会世話人代表→お世話係代表→しもべ→? 雪梁舎俳句大賞初代受賞者。ローカルな賞と言ふなかれ、協会を超えてもたらされる中堅句集賞は、これと加美俳句大賞だけである。僕を選ばなかつた、時の選考委員・金子兜太氏の決定直後の言「この賞は来年からやり直しだな」最高の賛辞である。そのとき落ちたのが……あつ、言はぬが花……。邑書林編集長。この暮に、某会で隣に坐つた某総合誌編集長から、「まだまだ、俳句より出版が中心ですか」と聞かれて、呆れた。この男は「まだまだ、俳句よりサラリーマンが中心ですか」と他の俳人に聞くのだらうか……有り得ないよね。他の職、東中学校サッカー部コーチ、新子田青年会書記長。
■鈴木茂雄 すずき・しげお
1950年大阪生まれ。現在堺市在住。インターネット俳句結社「きっこのハイヒール」所属。HP「WEB 575 Internet Haiku Magazine」http://homepage1.nifty.com/ssweb575/
■鈴木不意 すずき・ふい
1952年、新潟県生まれ。男。所属している「文」が、この一月で終刊となるのでいろいろ考えています。映画監督・黒澤明のファンです。
■すずきみのる すずき・みのる
1955年生まれ。京都市在住。俳人協会会員。「参」「鼎座」所属。句集『遊歩』。
■そわもとあき そわもと・あき
1976年生れ。千葉県出身・岡山県在住。ブラウン管テレビ使用。クローバー句会にて句作開始。その他俳号にそらもとあき、とまもとあき、など。ブログ「アシモトライト*1日1句つき」http://d.hatena.ne.jp/Asimoto-Aki/
■高橋洋子 たかはし・ようこ
1950年魚座生まれ。「豆の木」部員。
■田中亜美 たなか・あみ
1970年東京都生まれ。「海程」同人。第24回(2006年度)現代俳句新人賞。共著に『現代の俳人101』(新書館)、共訳にS・A・ハンデルマン『救済の解釈学―ベンヤミン・ショーレム・レヴィナス』(法政大学出版局)。
■谷 雄介 たに・ゆうすけ
1985年愛媛県生まれ。「トーキョーハイクライターズクラブ」所属。
■谷口智行 たにぐち・ともゆき
1958年 京都生まれ。三重県在住。「運河」「湖心」「里」所属。俳人協会会員。
句集「藁嬶」(2004年)、「媚薬」(2007年)。
■茅根知子 ちのね・ともこ
1957年東京生れ。1999年「魚座」入会。2007年より「雲」同人。第4回(2001年)「魚座」新人賞。第15回(2001年)俳壇賞。句集『眠るまで』(本阿弥書店)。俳人協会会員。
■津川絵理子 つがわ・えりこ
1968年、兵庫県明石市生まれ。91年「南風」入会。2007年、俳人協会新人賞、角川俳句賞受賞。
■津田このみ つだ・このみ
1968年大阪生まれ。長野県松本市在住。「船団」「里」会員。句集『月ひとしずく』。
■寺澤一雄 てらさわ・かずお
1957年生まれ。「恒信風」「晩紅」「雷魚」「天為」所属。ミクシィでの一日十句も二年目に。
■峠谷清広 とうげたに・きよひろ
1957年石川県生まれ。86年句作開始。現在「海程」同人。
■鴇田智哉 ときた・ともや
1969年生まれ。「雲」編集長。句集に『こゑふたつ』
■冨田拓也 とみた・たくや
1979年大阪府生まれ。第1回(2002年)芝不器男俳句新人賞受賞。
■仲寒蝉 なか・かんせん
1957年、大阪市生まれ。「港」「里」同人。第50回(2005年)角川俳句賞受賞。句集『海市郵便』(邑書林2004年)、文集『鯨の尾』(邑書林 2007年)。佐久市在住。
■永井 誠 ながい・まこと
1980年、千葉県生まれ。東京都在住。宇宙物理を学ぶ大学院生。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。
■中田八十八 なかた・はちぢうはち
1978年生まれ。2006年より作句。THCを中心に、東大俳句会、早稲田俳句研究会および本郷短歌会等で活動中。理学博士。ブログ「番外札所」http://papahaiku.exblog.jp/
■中原育己 なかはら・いくみ
1983年生まれ。「炎環」同人。加藤楸邨に私淑。ブログ「a blog」http://ikumi00.blog4.fc2.com/
■中原徳子 なかはら・のりこ
1958年、香川県生まれ。「からまつ」「恒信風」同人。俳人協会会員。句集に『不孤』(角川書店2007年11月)。
■中村光声 なかむら・こうせい
「虎落笛」同人、「河」会員。週刊俳句応援者。
■中村安伸 なかむら・やすのぶ
1971年、奈良県生まれ。東京都在住。現代俳句協会会員。「豈」同人。共著に『無敵の俳句生活』俳筋力の会編(ナナ・コーポレートコミュニケーション)、『21世紀俳句ガイダンス』現代俳句協会青年部編(邑書林)。サイト「yasnakam.net」http://www.yasnakam.net/
■中山宙虫 なかやま・そらん
1955年大分県生まれ。ずっと九州で生きている。俳句は1999年より。現代俳句協会会員。九州俳句作家協会会員。「麦」「霏霏」同人。ブログ「おじさん(Age.51)日記」http://musinandanikki.at.webry.info/
■西川火尖 にしかわ・かせん
2006年「炎環」に入る。最近猫が好きになる。
■猫髭 ねこひげ
「きっこのハイヒール」所属。サイト「三畳の猫髭」 http://homepage1.nifty.com/ssweb575/page056.html
■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。サイト「野口家のホームページ」http://www.saturn.dti.ne.jp/~ngyutaka/
■橋本 直 はしもと・すなお
1967年生。「豈」同人、「鬼」会員。「俳句の創作と研究のホームページ」 http://homepage1.nifty.com/haiku-souken/
■長谷川 裕 はせがわ・ゆたか
1950年東京生まれ。「百句会」世話人。句集に『彼等』(西田書店2003年)。
■羽田野 令 はたの・れい
大分県生まれ。京都市在住。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。メルマガ「ふわりと一句」http://mini.mag2.com/pc/m/M0051420.html ブログ「けふえふえふとふてふ」http://yaplog.jp/ef_ef/
■馬場龍吉 ばば・りゅうきち
1952年新潟県生まれ、東京都在住。第49回(2004年)角川俳句賞受章。
■浜いぶき はま・いぶき
1987年、東京生まれ。大学入学直後に慶大俳句に入会、俳句をはじめる。他大学などの句会にも参加。
■媚庵 びあん
1952 年、福岡県生まれ。東京都在住。びあんはボリス・ヴィアンにあやかった俳号。「豈」「里」所属。本名*藤原龍一郎で短歌を発表。
■広渡敬雄 ひろわたり・たかお
1951年福岡県生まれ、 現在千葉市在住。平成元年作句開始、能村登四郎に師事。
「沖」「青垣」同人、俳句協会会員。平成11年第一句集「遠賀川」(ふらんす堂)上梓。同句集で中新田俳句大賞候補。平成17.18.19年角川俳句賞最終選考候補。
■振り子 ふりこ
「百句会」「月天」「豈」同人。俳句BBS「Satin Doll」http://6801.teacup.com/furiko/bbs
■星 力馬 ほし・りきま
1966年生まれ。「炎環」会員。杉並区高円寺在住。2004年より作句。06年「炎環」入会。07年10月より、一日十句継続中。
■堀本 吟 ほりもと・ぎん
1942年、犬山市生まれ、松山市育ち、生駒市在住。俳歴20年ほど。「船団」を経て「豈」所属。1970-80年代の俳句ニューウエーブの群像にまき込まれるように短詩形文学の場に入る。この世代からの影響は大きい。現在の新世代も全く異ジャンル、新鮮である。ここ4、5年は川柳と俳句の接点の表情をみることに腐心した。そこからすこし進んで、現代詩の根拠に定型の問題を措きたいと考えている。著書、評論集『霧くらげ何処へ』(深夜叢書社)。
■松本てふこ まつもと・てふこ
1981年生まれ。2000年、早稲田大学第一文学部入学直後に「早大俳句研究会」に入会、作句開始。2004年、俳句結社「童子」に入会。同年「新童賞」受賞。
■瑞穂 みずほ
早稲田大学3年生、俳句歴は薄く薄く1年と少し。1月末に22歳になります!!
■三宅やよい みやけ・やよい
1955年神戸市生まれ。現代俳句協会会員。「船団の会」会員、「豆の木」に参加。句集『玩具帳』『駱駝のあくび』。清水哲男『新・増殖する俳句歳時記』木曜日担当。
■宮嶋梓帆 みやじま・しほ
1986年愛媛県生まれ。「童子」所属。新童賞、第2回芝不器男俳句新人賞坪内稔典奨励賞。同志社大学政策学部4年。
■宮本佳世乃 みやもと・かよの
1974年生まれ。2002年俳句を始める。「炎環」「豆の木」所属。
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県姫路市生まれ。2002年、俳句に出会う。「魚座」を経て、現在「雲」同人。「月天」「百句会」会員。
■村上瑪論 むらかみ・めろん
1956年東京生まれ。2000年「銀化」入会。2002年新人賞、同人。「銀化」編集長。
■モル もる
1986年生まれ。「トーキョーハイクライターズクラブ」所属。ブログ「アボガドロ定数」 http://1mol2mol.cocolog-nifty.com/blog/
■山口東人 やまぐち・とうじん
横浜市生まれ。20歳代半ば大野林火に惹かれ俳句を齧りだす。現在「月天」同人、「百句会」参加。ブログ「東人雑記」 http://blog.livedoor.jp/guen555/
■山口優夢 やまぐち・ゆうむ
1985年、東京生まれ。東京大学理学部四年生。東大・早稲田など東京の学生俳句サークルやTHCの句会などに参加。第六回俳句甲子園団体優勝・個人最優秀賞。第二回龍谷大学青春俳句大賞大学生部門最優秀賞。第四回鬼貫青春俳句大賞優秀賞。好きな惑星は火星。ブログ「そらはなないろ」http://blog.goo.ne.jp/y-yuumu
■山﨑百花 やまざき・ももか
「麻」同人。「里」同人。現代俳句協会会員。ブログ「百花のカフェ・アルファ」http://momoka.livedoor.biz/
■山下つばさ やました・つばさ
1977年生まれ。2004年「あすか」入会。2007年「街」入会。
■山本勝之 やまもと・かつゆき
1955年、舞鶴生まれ。「月天」「百句会」所属。
■雪我狂流 ゆきが・ふる
1948年、日本に生まれる。1964年、ビートルズに狂う。1967年、ゴダールの「気狂いピエロ」に狂う。1977年、パンクロックに狂う。1991年、俳句に出会う。句集に『御陰様』『弁慶の泣き所』(いずれも私家版)。
■吉田悦花 よしだ・えつか
千葉県生まれ。石寒太に師事。月刊俳句誌「炎環」編集長。「豆の木」「海程」。現代俳句協会会員。『わん句歳時記』『江戸ソバリエ』『イヌ好きが気になる50の疑問』など著書多数。サイト「江戸ソバリエ☆吉田悦花の俳句ファクトリー」http://touki.cocolog-nifty.com/ サイト「吉田悦花のわん句にゃん句」http://www.geocities.jp/hh_nippa/wanku/index.html
■狼爾 ろうじ
1960年5月21日生まれ。東京都出身。横浜市在住。AB型。
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■小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。
サイト「ono-deluxe」http://www.kanshin.com/user/42087
■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
■さいばら天気 さいばら・てんき1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。現代俳句協会会員。句集に人名句集『チャーリーさん』(私家版2005年)。ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/
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2008-01-06
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2 comments:
俳句の可能性について by民也
横綱の蹴りしサッカーボールかな 民也
新年の御あいさつ代わりに。
さて、上の句を見た瞬間、あなたはどんな絵(映像)を頭の中に思い浮かべましたか?
もし、ある特定の横綱力士の顔立ちを思い出し、その横綱力士がある特定の場所でサッカーボールを蹴っている光景を、ディテール豊かに思い浮かべられた方がいましたら、その方にお尋ねします。
たった今、あなたが頭の中に思い描いた絵(映像)は、もともとどこにあったものだと思いますか?
句の作者の頭の中? 句の中? それとも、あなたの頭の中?
次に、あなたが思い描いた絵(映像)と、句とを、今一度見比べてみて下さい。もしあなたが、句に書かれて<いない>ことまで思い浮かべてしまっていたとしたら、それは一体なぜだと思いますか?
読者に伝えられる『物の姿』のディテール情報が『乏しい』俳句です。
しかーし、俳句のその乏しさこそが、俳句の最大の武器なんですよ。
俳句は不完全でいい。むしろ、不完全なほうが好都合なんです。俳句の不完全さを補おうとして、読者の脳は、これまでの人生の間に溜めてきた知識や経験・体験の記憶を手がかりに、連想力や想像力、空想力を目まぐるしく働かせることになります。
そして、読者の脳の中で、読者の納得のいく形に俳句が仕上がった時には、元になった俳句は読者の記憶と一体になってしまうのですね。記憶と一体になった元の俳句は、その読者が死ぬまで、その読者の脳の中に棲みつくことになります。
読者の記憶と一体化して読者の脳に棲みつく、なんて芸当が出来るのは、実は俳句とことわざ(一部の川柳、標語を含む)だけ。
テレビ等のメディアでしょっちゅう目にしているキャッチ・コピーですが、これらは目にしなくなると大抵は忘れてしまいますね。あんなに目にしていたのに。人間の心に残るキャッチ・コピーは、その人にとって特に印象の強かったごくわずかなものだけ。
しかし俳句とことわざは、読者の実体験の記憶とマッチした場合、その読者の目に一度触れただけで、もうその読者の脳に棲みついてしまう性質があります。言葉のウイルスですね。
ところで、俳句=短型詩、という発想が求める俳句は、一行で完結(完成)していて、作者の個性が現れていて、類想のない目新しい発想・発見の報告、であることが望ましい、とされています。
しかしこのような句は、読者の立場から見ると、自分の記憶から遠く離れた他人事の句になるんですね。他人事の句は、どうせ他人事だから飽きるのが早い。句を覚える気にもならないし、句のほうも読者の脳の中に棲みつこうとしない。だからそのような句は、読む端から忘れていきます。
これって、作者にとっても読者にとっても、かなり不幸なことなんじゃないでしょうか。
僕は、俳句=短型詩の発想よりも、俳句=発句の発想のほうが、俳句の可能性は広がるのではないか、と考えています。
発句の発想とは、俳句はあいさつ言葉なんだ、ということ。
予備知識なく、初めて会う方と会話したくて送るあいさつ言葉。
気心の知れた親しい人へ送るあいさつ言葉。
(どうして自分だけつらい目に会うの?)と思いつめている人に送るあいさつ言葉。
人生にまたとない幸福が訪れて喜んでいる人に送るあいさつ言葉。
退屈な毎日を過ごしている人に送るあいさつ言葉。
あいさつとは、人へ送る言葉のプレゼント。
言葉のプレゼントを受け取った読者が、句の主人公は自分なんだ、と思ってもらえるような俳句を、僕は書いてみたいんです。
最後に、他人事の句が他人事でなくなる方法を一つ、紹介します。僕がいつもやっていること。
横綱の蹴りしサッカーボールかな
この句を見て、最初に自分が知っている横綱力士の顔を思い浮かべた方は、先入観を捨てるために、まず、「横綱」の意味を国語辞典で再確認した後、「横綱」と「サッカーボール」だけを頭に思い浮かべながら、句を読み返してみて下さい。
どうですか? 第一印象とは何か違う絵(映像)が、頭に浮かんできましたか?
その後は、自分が好きな歴代横綱力士の顔、横綱になって欲しいと応援している力士の顔と取り替えてみたり、自分が横綱力士になってみたり、思いがけなく横綱力士と一緒にサッカーをしている少年になってみたり、狙撃ライフルの、高倍率スコープ越しに横綱力士を見つめている人物、になったりしてみましょう。
「横綱」に飽きたら、「プロボクサーの父親」「プロゴルファーの父親」「元女子アナ」などと言葉を入れ替えて見るのもいいですね。「元女子アナ」は誰とサッカーをしているのでしょうか。
もしあなたが作家だとしたら、一つの俳句から、何通りのストーリーを書くことができるでしょう。
エンドレスのマルチストーリー。俳句(発句)はもっともお手軽な、元祖RPGなんだ、ということを、皆さんお忘れなく。
キング・オブ・サブカルチャーである俳句は、元来、すべてのジャンルのアートの上に、君臨するものなんですよ。はっはっはー!
コラボ・サンプル by民也
指しげくかつぱえびせん歌合戦
ポッキーやほどよくかじり初詣
初ネットなんとなく週刊俳句
湯上りの雪見大福ひとつづつ
その男BOSSはブラック草城忌
竜の玉必殺仕事人Ⅲ
受験終わるまでの別れねiPOd
春の雁はたと留めるVIErAかな
ナベツネと書けぬ新聞雪解川
サクラさくサクラクレパス連れていく
※夢道のあんみつの前例があるなら、テレビコマーシャルで毎日俳句を見てもいいわけだ。なぜ伊藤園はおーいお茶の大賞句をCMに起用しないのだ?俳句のウイルス性を活かさないなんて、もったいない話だね。
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