2008-02-03

後記+プロフィール 041

後記  さいばら天気


「ブックオフ」型の古本屋に足を運ぶことはまずありません。理由は、嫌いだから。くわえて、本好きとしては「害悪」でもあると考えているからです。

古書店は昔から好きですが(高校のとき初めて神田古書街に行ったときの興奮は今でも忘れません)、ブックオフ型店舗は、古くからある古書店・古本屋とは明らかに別物です。

ところが、先日、お好み焼き屋さんの空席待ちのとき、ふと見ると、数軒先にその手の店。時間潰しに入ってみました。句集が安く買えるという話を聞いたことがあるので、俳句関連本がどこにあるのか店員に訊き(訊かないと、どこにどんな本があるのか皆目わからない作りをしているのですよ、こいつらは)、書架を眺めて目についたものを引っぱり出して値段を見ると、確かに安い。

ここで買い物をすることは、この手のものの存続に手を貸すことではないのか、と自戒しつつも、買っちゃいました。ああ、口ほどにもない。

穴井太『天籟雑唱』(現代俳句協会1982・現代俳句の100冊・21)、山口誓子『俳句の心』(毎日新聞社1975)の2冊。しめて850円。

帰ってからぱらぱらめくってみると、後者は、安易な作りのエッセイ集のようです。ああ、もうすこし確かめて、穴井太1冊だけにしておけばよかった。


では、また、次の日曜日にお会いしましょう。



no.041/2008-2-3 profile

■すずきみのる すずき・みのる
1955年生まれ。京都市在住。俳人協会会員。「参」「鼎座」所属。句集『遊歩』。

■澤田和弥 さわだ・かずや
1980年生。「天為俳句会」所属。

齋藤朝比古 さいとう・あさひこ
1965年東京生れ。1993年より石寒太に師事。「炎環」同人。「豆の木」副代表。第21回(2006年度)俳句研究賞。

■羽田野 令 はたの・れい
大分県生まれ。京都市在住。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。メルマガ「ふわりと一句」http://mini.mag2.com/pc/m/M0051420.html ブログ「けふえふえふとふてふ」http://yaplog.jp/ef_ef/

石原ユキオ いしはら・ゆきお
1982 年岡山生まれ。2000年、第一回詩のボクシング岡山大会優勝、全国大会一回戦敗退。以後、Happy? Hippie! (現mimucus)、オカヤマポエトリーナイト、大朗読などの朗読会に参加。2005年より俳句を始める。三上史郎主宰の「らんまん句会」「あきさ句 会」に参加。文学系ギャルサークル「ブラック乙女部」部員。「黒鳥」同人。「海程」会員。サイト「石原ユキオ商店」http://www.d-mc.ne.jp/blog/575/

鈴木茂雄 すずき・しげお
大阪生まれ。インターネット俳句結社「きっこのハイヒール」所属。HP「WEB 575 Internet Haiku Magazine」http://homepage1.nifty.com/ssweb575/

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。 サイト「野口家のホームページ」http://www.saturn.dti.ne.jp/~ngyutaka/

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」。1998年炎環新人賞。99年炎環同人。03年炎環退会。04年炎環入会。今年、二回目の同人。

舟倉雅史 ふなくら・まさし
無所属。数年前より総合俳句誌(現在は『俳句界』)に細々と投句を続けている。ブログ「僕が線を引いて読んだ所」http://d.hatena.ne.jp/mf-fagott/

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/

さいばら天気 さいばら・てんき
1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。現代俳句協会会員。ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/




2 コメント:

民也 さんのコメント...

 立春イブ by民也

赤鬼の里の豆まき「青鬼は外」

角頭広場で燃やす桃の旗

節分セット一人分だけ足りぬなり

在日子常に鬼役公立校

十字架を身から離さず鬼の面

民也 さんのコメント...

ローリング俳句メン・ショー
  『物差し違い』

  あたためる息吹のはずが雪女

妻「あなた! よくも約束破って、昔の女の話なんかするのね」

夫「だから何で怒るんだよ。あの時の雪女と君は同一人物なんだから、全然バラシじゃないでしょ。それより、変装して他人の振りしてた君のほうが詐欺じゃないか。今までよくも騙してくれたな」

妻「あら。人間離れした美女と結ばれて、写メール送りまくっていたのは、どこの誰でしたっけ?」

夫「それ以前にあの時親父を殺した犯人がお前だろ」

妻「失礼ね。あれは事故よ。わたしは風邪引いてうなされていたお父様の、熱をさましてあげようとしただけだもの。ちょっと冷ませ過ぎたかもしれないけど。お父様はタイプだったんだけどな、惜しいことをしちゃった」

夫「くそー。親父のカタキ、は置いといて、俺への裏切り、しっかりと報いを受けさせるぞ」

妻「…ちょっとー、ドライヤーなんか持ってきて、それで何をしようというの」

夫「ふぇっふぇっふぇっふぇっふぇ」

ドライヤーのスイッチを入れ、風呂上りの髪を乾かし始める夫。

夫「どーですか? こんな真似が君にできますか? あーさっぱりするなぁ。見て見てこのさらさらヘア。ついでにアンダーの方もかわかすか。あちっ」

妻「か、感じ悪ー。なによ、ドライヤー使えるからって上等ぶらないでよね。だったら…どうかしら、あなたにこんなことができて?」

夫「うおっ。君のアゴは砕氷船か。昨日の残りのカレーを冷凍のまんまガリガリかじりやがってからに。凍ったカレーなんかうまいのかね…うまそうに食べるね。ふーん。よし、それならこれはどうだ…見ろ見ろ、べー、口の中でとろけるチョコレートの甘み。君の舌は、チョコレートをとかせますかぁ?」

妻「そんなことなら…わたしだってできるわよ」

夫「と言って持ってきた来たものは何だ。ドライアイスのココアまぶし?」

妻「どう、あなたも食べてみる? 口の中でしゅわしゅわぴりぴりして、いい感じ」

夫「それ、溶けてるんじゃなくて、気化してるだけでしょ。おならになっても知らないよ。…やっぱ、ココアはホットでしょ。君も熱いうちにこれを飲んでみたまえ」

妻「ひどい。それを飲ませて、わたしを千の湯気にしたいのね。もうもうあなたみたいな湯上り男は嫌い! 水道水でも熱いのに、なんでお風呂なんか沸かして入るのよ。この変態!」

夫「変態って。エアコン外したんだから、風呂ぐらい贅沢させてくれよ。冬なんだし。風呂のこと言うなら、君こそ風呂に浮かべる氷の量減らせよ。沸かすのに時間が掛かるでしょ」

妻「お風呂はぬる目がいいって、テレビで言ってたもん」

夫「人間の健康法が君に通用するのか」

子供「ねえねえママとパパ。二人はそんなに性質が違うのに、どうやってわたしは生まれたの?」

夫「ありゃ。まだ起きてたの。子供は早く寝ないとだめだ象」

妻「愛よ。愛があればなんだって可能なのよ。でも、今のママは愛に裏切られて悲しいのー」

子供「あ、ココア飲みたい。これちょうだい」

夫「まだ熱いぞー。これを飲んだらもう寝るんダンベル」

子供「うん。ママふーふーやって」

妻「ふーふー」

子供「やったーカチコチ」

夫「ほんっとに加減を知らないねー君は。ぶきっちょ女」

妻「パパがまだいじめるよー。パパもふーふーしちゃおうか」

夫「一度でいいから、君のパーマ頭を見てみたい」

息を吸い込む妻。ドライヤーをかまえる夫。

子供「ねえねえ、どうやってわたしは生まれたの?」