2008-03-02

後記+プロフィール 045

後記  さいばら天気


立ち飲み屋、って、ありますよね。テーブルなどなくて、立ったまま、酒を飲んで、ツマミをつまむ。東京のところどころに、その立ち飲み屋というのがあって、人気です。安く飲めるから人気、と考える人がいらっしゃるかもしれませんが、たいていは、そんなに安くない。1人アタマ最低5000円は覚悟しないといけない。

「新橋の飲み屋」というのも、そうです。粗末な店構えで、店からはみだすように椅子とテーブルを並べて、酒を飲ませる店。これも、けっして安くは済まない。おまけに不味い。どうなっちゃってるんでしょう、東京って。

「立ち飲み屋」とか「新橋の飲み屋」とか、つまり、一種、レトロ的付加価値がついてしまっているのでしょう。そのだんでいけば、「洋食屋」というのも、そう。東京下町(これもレトロ的付加価値)の洋食屋では、オムライス、カレーライスが2000円なんてザラ。なんだか、ヘンです。

と、暇話はこれくらいにして、今週号の話です。

 

五十嵐秀彦さんの「一遍上人論~私性の誕生と「うた」の漂泊」は、今回で完結です。五十嵐秀彦さんは、「うた」という広汎な脈絡から「俳句」を問い直すという息の長い作業に取り組んでいらっしゃいます。その一環として読み応えのある論考です。

 

「散歩日和」は新企画。先般、誌上でお誘いした、例の散歩です。記事執筆は、当日の参加者のひとり、長谷川裕さんに引き受けていただきました。

強風のなかお集まりいただいた皆様に感謝申し上げます。一方、強風のため交通機関が止まり、参加がかなわなかったという方々もたくさんいらっしゃったようです。申し訳ない気持ちです。

さて、第2回は、いつごろ、どこにいたしましょう? のんびり、どなたかと、企画を進めていくことにします。そのときも誌上で告知いたしますので、お気軽にご参加ください。

 

第2回週刊俳句賞(大学生大会)の応募作品が22作品、出揃いました。お楽しみください。読者投票にも奮って御参加ください。作品というのは、読まれるために、そこにあるんですから。

では、また次の日曜日にお会いしましょう。



no.045/2008-3-2 profile

■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」 http://homepage2.nifty.com/jinrai/

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。 サイト「野口家のホームページ」http://www.saturn.dti.ne.jp/~ngyutaka/

■かまちよしろう かまち・よしろう
漫画家。1949年静岡県生まれ。早稲田大学漫画研究会、谷岡ヤスジのアシスタントを経て漫画家デビュー。代表作「こにくらじいさん」。現在、俳句と漫画のコラボをめざしたブログ「漫俳」を展開中。http://manhai.blog118.fc2.com/

■長谷川 裕 はせがわ・ゆたか
1950年東京生まれ。「百句会」世話人。句集に『彼等』(西田書店2003年)。

■西村 薫 にしむら・かおる
福岡県宗像市在住。菅原鬨也主宰「滝」所属、同人。ブログ「エロティシズムを詠む 生命賛歌 http://ameblo.jp/asap1956/ この指とーまれ! http://9130.teacup.com/asap/bbs

■近 恵 こん・けい
1964年青森県生まれ。「炎環」「豆の木」所属。2007年春より作句開始。

■堀本 吟 ほりもと・ぎん
1942 年、犬山市生まれ、松山市育ち、生駒市在住。俳歴20年ほど。「船団」を経て「豈」所属。1970-80年代の俳句ニューウエーブの群像にまき込まれるよ うに短詩形文学の場に入る。この世代からの影響は大きい。現在の新世代も全く異ジャンル、新鮮である。ここ4、5年は川柳と俳句の接点の表情をみることに 腐心した。そこからすこし進んで、現代詩の根拠に定型の問題を措きたいと考えている。著書、評論集『霧くらげ何処へ』(深夜叢書社)。

■羽田野 令
 はたの・れい
大分県生まれ。京都市在住。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。メルマガ「ふわりと一句」http://mini.mag2.com/pc/m/M0051420.html ブログ「けふえふえふとふてふ」http://yaplog.jp/ef_ef/

舟倉雅史 ふなくら・まさし
無所属。数年前より総合俳句誌(現在は『俳句界』)に細々と投句を続けている。ブログ「僕が線を引いて読んだ所」http://d.hatena.ne.jp/mf-fagott/

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」 http://uedas.blog38.fc2.com/
「ハイクマシーン」 http://www.haiku-machine.com/




2 コメント:

民也 さんのコメント...

 点と点と点と… by民也

頑張っている人は

頑張れなくなった人の気持ち わかりません

だから

「もう駄目だ」という言葉は耳に入らない


頑張れなくなった人は

頑張らない人の気持ち わかりません

だから

「明日があるさ」という言葉も信じられない


頑張らない人は

頑張っている人の気持ち わかりません

だから

「人は変われる」という言葉が嘘に聞こえる


言葉は何も

伝えはしないんですね

言葉は何かを

思い出させてくれるだけなんですね


つまり、サクラ、なんですね、君

民也 さんのコメント...

 義姉妹 by民也

雪の果停止列車の隣席

揚雲雀掴んだやうな鉢合せ

白壁の映るグラスの苺かな

予告なくアンプ届ける春の知恵

テーブルの完成祝賀春に歌ふ

朧夜の初めて入るレストラン

革ジャンととりかえつこの春ショール

友と来て同居人のライヴかな

亀の子や棚上げにしておせつかい

同伴の訪れる里蓮浮葉

薔薇の花びら揺らしてをればもう一人

お花畑忠犬ハチにごはうびを