2008-08-03

後記+プロフィール 067

後記  さいばら天気


赤塚不二夫が亡くなりました。昨日2日午後4時55分、肺炎のため、とのことです。不調は伝えられていたので、とうとう、という感じでしょうか。私は小学生のとき「おそ松くん」の連載が始まった世代。手塚治虫は、もっと上の世代の「神様」。私の世代の神様は赤塚不二夫だったのかもしれません。

私が参加させてもらった句会には赤塚不二夫のキャラクターがよく登場しました。憶えているだけでも…

  シェーうまき友よ公園に木の実踏む  亞子
  黄落にまぎれこみたるレレレのレ  吾郎
  バカボンのパパとバカボンアイスクリン  朝比古

他にも見たような気がします。自分も何句かつくったことがあります。

合掌。

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さて、3回にわたる掲載「池田澄子 16000字 インタビュー」は今回が最終回。お楽しみください。

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ではまた、次の日曜日にお会いしましょう。



no.067/2008-8-3 profile

■池田澄子 いけだ・すみこ
1936年、鎌倉生まれ。1975年、堀井鶏主宰「群島」に入会。1983年ごろより三橋敏雄に私淑のち師事。句集『空の庭』(1988)『いつしか人に生まれて』(1993)『ゆく船』(2000)『たましいの話』(2005)。「船団」「豈」「面」所属。

■佐藤文香 さとう・あやか
1985年生まれ。「ハイクマシーン」「里」所属。第二回芝不器男俳句新人賞対馬康子審査員奨励賞受賞。2008年、句集『海藻標本』上梓。http://www.geocities.jp/aya6063/

■飯田哲弘 いいだ・てつひろ
1980年生。「トーキョーハイクライターズクラブ」「東大俳句会」「本郷短歌会」。南伊豆出身、土佐育ち。自称「我は海の子・兎の子」。受賞歴:魚を綺麗に食べるコンテスト@高知県、優勝。ブログ「たゆたふどんぐり」http://naturalsana.blog45.fc2.com/

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。 サイト「野口家のホームページ」http://www.saturn.dti.ne.jp/~ngyutaka/

■玉簾 たますだれ
1958 年東京生まれ。石垣 島在住。現在無所属。俳句スクエア新人賞、Haiku Reading CD book『Raku Teapot Haiku』に参加。愛・地球博「連続カンブリアン・ゲーム/5-7-5カンブリアン」セッションマスター。ヴォーカリスト。サイト "Haiku Arts Room" http://www.cosmos.ne.jp/~m10031/

■藤田哲史 ふじた・さとし 
1987年三重県生まれ。澤、東大俳句会に所属。

■小林鮎美 こばやし・あゆみ 
1986年群馬県北部山沿い生まれ。法政句会幹事。

■三宅やよい みやけ・やよい
1955年神戸市生まれ。現代俳句協会会員。「船団の会」会員、「豆の木」に参加。句集『玩具帳』『駱駝のあくび』。清水哲男『新・増殖する俳句歳時記』木曜日担当。

■鈴木茂雄 すずき・しげお
1950年大阪生まれ。現在堺市在住。インターネット俳句結社「きっこのハイヒール」所属。HP「WEB 575 Internet Haiku Magazine」http://homepage1.nifty.com/ssweb575/

■すずきみのる すずき・みのる
1955年生まれ。京都市在住。俳人協会会員。「参」「鼎座」所属。句集『遊歩』。 『日々録』ブログ版   http://blogs.yahoo.co.jp/hisazi819

■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」 http://homepage2.nifty.com/jinrai/

舟倉雅史 ふなくら・まさし
無所属。数年前より総合俳句誌(現在は『俳句界』)に細々と投句を続けている。ブログ「僕が線を引いて読んだ所」http://d.hatena.ne.jp/mf-fagott/

さいばら天気 さいばら・てんき1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。現代俳句協会会員。ブログ「俳句的日常」 http://tenki00.exblog.jp/

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」




1 comments:

民也 さんのコメント...

 山の別荘 by民也

  一泊目 四句

蝋燭の灯や裸吊られたる

電気パッド尻に貼られし裸かな

縄の締め痕赤みさす裸をば

シャワー受けろよ全身に体内に

  二日目 四句

服脱いで裸でしやがむケモノ道

葉の影の無力に触れる裸身かな

あごを上げカメラ目線の裸なり

シャッターの連射音音山滴る