後記 ● 村田 篠
句会の帰り、クリスマス・イルミネーションのきらめく銀座の街を、通り抜けてきました。
通り過ぎるだけの夜の街角。それはそれで、なかなか味なものです。
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さて、今週号も、先週号にひきつづき、盛りだくさんの内容となりました。
10句作品が照井翠さん、鴇田智哉さんのお二方。それから、前々号の太田うさぎさんに続いて、「現代俳句協会新人賞・落選展」の呼びかけに応じて下さった5名の方々の作品をお送りします。
全部で、170句。読み応えがあります。
記事の方では、近恵さんの「クリスマスは俳句でキメる」が、クリスマス特別企画。俳句を出会いのチャンスに、あわよくば結婚へ、というコンセプトで、俳句によるクリスマスの活用法を考えていただきました。
……しかし、俳句で「キメる」のは、かなりむずかしそう。スベることを恐れない覚悟と、相当な演技力を必要としそうです。
また、さいばら、上田両氏による『俳句年鑑2009年版を読む』では、「巻頭提言・歳時記を考える」他への言及炸裂、興味深い記事となっています。
もちろん、その他の連載記事も、充実です。
クリスマス前の休日、どうぞごゆっくり、お楽しみ下さい。
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ではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.087/2008-12-21 profile
■照井 翠 てるい・みどり
1962年、岩手県生まれ。加藤楸邨に師事。2002年、第20回現代俳句新人賞受賞。「寒雷」「草笛」同人。現代俳句協会会員。日本文藝家協会会員。句集に『針の峰』『水恋宮』『翡翠楼』『雪浄土』
■鴇田智哉 ときた・ともや
1969年木更津生まれ。第16回(2001年)俳句研究賞受賞、第29回(2005年)俳人協会新人賞受賞。句集に『こゑふたつ』。「雲」編集長。
■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。東京出身、大阪在住。「炎環」「豆の木」所属。2007年第一回週刊俳句賞受賞。ブログ「ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記」
■中村安伸 なかむら・やすのぶ
1971年、奈良県生まれ。東京都在住。現代俳句協会会員。「豈」同人。共著に『無敵の俳句生活』俳筋力の会編(ナナ・コーポレートコミュニケーション)、『21世紀俳句ガイダンス』現代俳句協会青年部編(邑書林)。サイト「yasnakam.net」
■岡村知昭 おかむら・ともあき
1973年滋賀県生まれ。「狼」「豈」同人。
■月野ぽぽな つきの・ぽぽな
1965年長野県生まれ。ニューヨーク市在住。「海程」同人、「豆の木」所属。2008年海程新人賞。
■堺谷真人 さかいたに・まさと
1963年、大阪生まれ。幼少期を千葉で過ごす。現在、兵庫県在住。87年から堀葦男に師事。「一粒」「豈」に所属。
■三宅やよい みやけ・やよい
1955年神戸市生まれ。現代俳句協会会員。「船団の会」会員、「豆の木」に参加。句集『玩具帳』『駱駝のあくび』。清水哲男『新・増殖する俳句歳時記』木曜日担当。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。
■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。小池正博と二人誌「五七五定型」を年に一度出す。昨年11月に、第二号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで(定価なし)。その他、「もとの会」、「北の句会」、「樫句会」、「逸」、「垂人」に参加。 サイト「野口家のホームページ」
■LUGAR COMUM るが・こむん
1961年生まれ。渋谷育ち。走るベッドルームDJ。
■近 恵 こん・けい
1964年青森県生まれ。「炎環」「豆の木」所属。2007年春より作句開始。
■小林哲也 こばやし・てつや
1957 年兵庫県伊丹市生まれ。サイト"April in Snow" (現在、更新停止中)、ブログ"豆腐に柳" を細々と運営中。
■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」
■さいばら天気 さいばら・てんき
1955年兵庫県生まれ。97年「月天」句会で俳句を始める。1998~2007年「麦」在籍。現在「豆の木」会員。現代俳句協会会員。ブログ「七曜堂」、「俳句的日常」
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2008-12-21
後記+プロフィール 087
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