2009-02-15

後記+プロフィール 095

後記 ● 上田信治

彌榮浩樹さんは、総合誌や結社誌の賞応募作で、すこーしずつお名前と作品を拝見していて、おもしろいおもしろいと、気になっていた方です。関悦史さんは新年詠の「人類に空爆のある雑煮かな」の好調そのまま、ご登場下さいました。

haiku mp のアルバート・アイラーにのせて、お送りいたします(喜)。

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先週の『-俳句空間-豈 weekly』の、高山れおなさんの記事で、『里2009 2月号』の拙文「成分表38」を好意的に取り上げていただき、たいへんありがたかったです(もともと『俳句』の座談会での高山さんの発言に、当てて書いた部分もあり、おお、意を汲んでいただいた、と)。

「「週刊俳句」にも全文掲出されるはずだから、そっちで見てください」
とのことですが、当該記事の再録はすこし先になります。タイトルは、たぶん「吉祥寺ロンロン」になると思います。

今回掲出の「成分表25」は、れおなさんが同記事中で「話題が細かいところに入りすぎているように感じられる」と書かれたほうのやつかもしれませんw

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ところでその豈 weekly』、匿名合評対談が話題になっています。

多少、思うところを述べさせて下さい。

まずごちゃごちゃの端緒となったのは、匿名の文章ではなく、匿名対談であるということ。

匿名対談または座談会の、そうなることが避けがたい性質に、顔の見えない人がささやきあうことによって、あるアトモスフィア(雰囲気とか空気ですね)が醸成されてしまうということがあります。

どういう空気かというと「みんな、そう言ってますよ」という空気です。

例えば、匿名座談会で主宰をほめまくる結社誌とか、あったとしたら……うううう、気持ち悪いですね。

あれは、もともと、人を居心地悪くする、あるいは怒らせるためにやる企画なんだと思います(参考)。そこに「愛」があるとしたら、それは、けっこうややこしい愛かもしれない。

自分で、匿名座談会を企画するつもりはありませんが、関係諸氏には「そうでもしたくなる気持ち」というものが、あったのかもしれない、と、そこは一点、留保を置きたい気がしました。

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へんな話になりました。
また、次の日曜日にお会いしましょう。


no.095/2009-2-15 profile


■彌榮浩樹 みえ・こうき
1965年鹿児島生まれ。1998年「銀化」創立とともに参加、中原道夫に師事。第二回銀化新人賞受賞。銀化同人。

■関悦史 せき・えつし
1969年、茨城生まれ。第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞受賞。
URL:http://etusinoheya.hp.infoseek.co.jp/(管理人は別人)
URL:http://kanchu-haiku.typepad.jp/blog/(句集紹介用ブログ)

小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。サイト「ono-deluxe」

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■広渡敬雄 ひろわたり・たかお
1951年福岡県生まれ、 現在千葉市在住。平成元年作句開始、能村登四郎に師事。
「沖」「青垣」同人、俳句協会会員。平成11年第一句集「遠賀川」(ふらんす堂)上梓。同句集で中新田俳句大賞候補。平成17.18.19年角川俳句賞最終選考候補。

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)。2月1日に、第三号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで。進呈します。 サイト「野口家のホームページ」


■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」

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