2009-03-22

後記+プロフィール 100

後記 ● さいばら天気


桜の季節に100号を迎えるというのは、なんだかめでたいです。

 

今回はちょっと趣向を変えてみました。この企画、思いついたのがわりあい遅く、寄稿していただいた20名様には、短い期間での入稿となり、心苦しい思いでしたが、おかげさまで充実のラインナップとなりました。

 

第100号は、ひとつの区切りですが、同時に通過点にしか過ぎません。当番のひとりとして私個人は、これまで以上に肩の力を抜いて、気ままに続けていくつもりです。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

100号記念の余興として、ウラハイ=裏「週刊俳句」(本誌右上のspin-offにリンク)ではもうすぐ連句が始まります。誰でも付句を投句していただくオープン形式ですので、覗いてみてください。そして気が向いたらご遠慮なく参加ください。歌仙36句を終えるのに、んんん、どうでしょう、数カ月かかりそうです。のんびり行きましょう。

 

ではまた、次の日曜日、第101号でお会いしましょう。


no.100/2009-3-22 profile


■雪我狂流 ゆきが・ふる
1948年、日本に生まれる。1964年、ビートルズに狂う。1967年、ゴダールの「気狂いピエロ」に狂う。1977年、パンクロックに狂う。1991年、俳句に出会う。句集に『御陰様』『弁慶の泣き所』(いずれも私家版)。

■山田露結 やまだ・ろけつ
1967年、愛知県生まれ。「銀化」同人。第九回「銀化新人賞」受賞。銀化十周年コンクール「銀翼賞」小澤實賞受賞。

■堀本 吟 ほりもと・ぎん
1942 年、犬山市生まれ、松山市育ち、生駒市在住。俳歴20年ほど。「船団」を経て「豈」所属。1970-80年代の俳句ニューウエーブの群像にまき込まれるよ うに短詩形文学の場に入る。この世代からの影響は大きい。現在の新世代も全く異ジャンル、新鮮である。ここ4、5年は川柳と俳句の接点の表情をみることに 腐心した。そこからすこし進んで、現代詩の根拠に定型の問題を措きたいと考えている。著書、評論集『霧くらげ何処へ』(深夜叢書社)。

■浜いぶき はま・いぶき
1987年、東京生まれ。大学入学直後に慶大俳句に入会、俳句をはじめる。他大学などの句会にも参加。

■羽田野 令 はたの・れい
1950年生まれ。京都市在住。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。メルマガ「ふわりと一句」、ブログ「けふえふえふとふてふ」 

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)。2月1日に、第三号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで。進呈します。 サイト「野口家のホームページ」


■中田八十八 なかた・はちぢうはち
1978年栃木県生まれ。2006年より作句。トーキョーハイクライターズクラブ等で活動中。理学博士(微分幾何学)。ブログ「番外札所」

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■仲 寒蝉 なか・かんせん
1957年、大阪市生まれ。「港」「里」同人。第50回(2005年)角川俳句賞受賞。句集『海市郵便』(邑書林2004年)、文集『鯨の尾』(邑書林 2007年)。佐久市在住。

■鴇田智哉 ときた・ともや
1969年木更津生まれ。第16回(2001年)俳句研究賞受賞、第29回(2005年)俳人協会新人賞受賞。句集に『こゑふたつ』。「雲」編集長。

津田このみ つだ・このみ
1968年大阪生まれ。長野県松本市在住。「船団」「里」会員。句集『月ひとしずく』。

■茅根知子 ちのね・ともこ
1957年東京生れ。1999年「魚座」入会。2007年より「雲」同人。第4回(2001年)「魚座」新人賞。第15回(2001年)俳壇賞。句集『眠るまで』(本阿弥書店)。俳人協会会員。

■谷口智行 たにぐち・ともゆき
1958年 京都生まれ。三重県在住。「運河」「湖心」「里」所属。俳人協会会員。
句集「藁嬶」(2004年)、「媚薬」(2007年)。

■佐山哲郎 さやま・てつろう
句誌『月天』同人代表。「百句会」所属。句集『じたん』『東京ぱれおろがす』(ともに西田書店刊)。

■神野紗希 こうの・さき
1983年6月4日、愛媛県松山市生。句集に『星の地図』。お茶の水女子大学修士課程在籍。現在、NHKBS俳句王国の司会。

■小池康生 こいけ・やすお
大阪出身東京在住。「銀化」新人賞受賞。「銀化」同人。俳人協会会員。

■久保山敦子 くぼやま・あつこ
1955年福岡県久留米市生まれ。「白桃」同人。第8回(2005年)朝日俳句新人賞受賞。

■菊田一平 きくた・いっぺい
1951年宮城県気仙沼市生まれ。「や」「豆の木」所属、俳句「唐変木」代表。現代俳句協会会員。句集『どつどどどどう』、『百物語』(最新刊)。

小野裕三 おの・ゆうぞう
1968年、大分県生まれ。神奈川県在住。「海程」所属、「豆の木」同人。第22回(2002年度)現代俳句協会評論賞、現代俳句協会新人賞佳作、新潮新人賞(評論部門)最終候補など。句集に『メキシコ料理店』(角川書店)、共著に『現代の俳人101』(金子兜太編・新書館)。サイト「ono-deluxe」

■青山茂根 あおやま・もね
1966年生まれ。「銀化」「豈」所属。机上で作った句とよく言われるが、小さな実体験を膨らませたり季節を変えて作った句多し。このところのマイブームは古いものを直して使う、北欧のユーズド家具など。


■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。東京在住。2002年、俳句を始める。「魚座」を経て、現在「雲」同人。「月天」会員。俳人協会会員。

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」

さいばら天気 さいばら・てんき
1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。1998~2007年「麦」在籍。現在「豆の木」会員。現代俳句協会会員。ブログ「七曜堂」、「俳句的日常

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