2009-04-05

後記+プロフィール 102

後記 ● 村田 篠


「今年は、桜の色が去年より薄いような気がする」と、隣の人がつぶやきました。今日の花見句会の席でのことです。
そういえば、そんな気もします。なんでも、開花の時の気温によって、花の色は濃くなったり薄かったりするのだとか。「つぼみふくらむ」から「開花」までの長さにも左右されるらしい、とも。
でも、ネットを検索していてつきあたった、もっともシンプルな理由は、「木が古くなると花の色も白くなる」というものでした。いささか切ない話です。

接ぎ木で育てたソメイヨシノの寿命はおおよそ70年から80年ぐらい、といわれています。その命の長さは、ほぼ人間と同じ。同じくらいの年月を生きる仲間と考えると、桜が毎年花を咲かせることのすごさが実感されます。自然界の決まりではあるのですが、やはり、しみじみと感動します。

 

さて、今週お送りする『「週刊俳句」のここがダメだ』は、100号記念の一環企画として原稿をお寄せいただきました。貴重なご意見として拝読し、来週号に「週刊俳句」からのレスポンス記事を掲載する予定です。
また、今週から始まった石原ユキオさんの不定期連載「はいく×まんが」は、「味わいの脱力感」とでも名付けたい作風。なんともステキです。
10句作品はもちろん、シンポジウム『「前衛俳句」は死んだのか』のレポートなど、今号も読みどころ満載になっています。
どうぞ、お楽しみ下さい。

 

100号記念の連句は、引きつづきウラハイ=裏「週刊俳句」で行っています。誰でも付句を投句していただくオー プン形式ですので、ふるって参加ください。

 

ではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.102/2009-4-5 profile


■江口ちかる えぐち・ちかる
1961年尼崎市生まれ。川柳バックストローク同人。街俳句会所属。深野ちかる名で小説習作中。

■山口昭男 やまぐち・あきお
1955年、兵庫県生まれ。「青」同人、「ゆう」編集長を経て、現在同人誌「静かな場所」「あした葉」「さへづり」所属。句集『書信』(2001年)。

■神野紗希 こうの・さき
1983年6月4日、愛媛県松山市生。句集に『星の地図』。お茶の水女子大学博士課程在籍。現在、NHKBS「俳句王国」の司会。

■田島健一 たじま・けんいち
1973年東京生れ。「炎環」「豆の木」。現代俳句協会青年部委員。ブログ「たじま屋のぶろぐ」

■猫髭 ねこひげ
「きっこのハイヒール」所属。サイト「三畳の猫髭」

■榮 猿丸 さかえ・さるまる
1968年東京生まれ。さいたま市在住。「澤」同人、編集委員。2004年澤新人賞。

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)。2月1日に、第三号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで。進呈します。 サイト「野口家のホームページ」


■石原ユキオ いしはら・ゆきお
春夏秋冬新年とあんた愛した地獄の季節詰めた小指で襖に書くは十七文字のラブレター。1982年生まれ、岡山在住。http://www.d-mc.ne.jp/blog/575/

■羽田野 令
 はたの・れい
大分県生まれ。京都市在住。「吟遊」同人。山繭の会(短歌)会員。メルマガ「ふわりと一句」、ブログ「けふえふえふとふてふ」

■陽 美保子 よう・みほこ
1957年島根県松江市生まれ。札幌在住。平成12年「泉」入会。平成17年泉賞受賞。第22回(2008年)俳壇賞受賞。現在「泉」同人、俳人協会会員。

■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。東京出身、大阪在住。「炎環」「豆の木」所属。2007年第一回週刊俳句賞受賞。ブログ「ブレンハイムスポットあるいは道草俳句日記」

■五十嵐秀彦 いがらし・ひでひこ
1956年生れ。札幌市在住。現代俳句協会会員、「藍生」会員、「雪華」同人、迅雷句会世話人。第23回(2003年度)現代俳句評論賞。サイト「無門」

■小林哲也 こばやし・てつや
1957 年兵庫県伊丹市生まれ。サイト"April in Snow"(現在、更新停止中)、ブログ"豆腐に柳" を細々と運営中。

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」

さいばら天気 さいばら・てんき
1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。1998~2007年「麦」在籍。現在「豆の木」会員。現代俳句協会会員。ブログ「七曜堂」、「俳句的日常

0 コメント: