2009-04-19

後記+プロフィール 104

後記 ● 村田 篠


桜が終わると、いよいよ野球の季節が本格的に始まる、という感じがします。
先日、さっそく東京ドームで巨人―阪神戦を観戦してきました。年に2,3回、野球観戦をしますが、私は阪神ファンですので、東京ドームだけではなく、試合の相手チームによっては神宮球場や横浜球場へも出かけます。

正直に言うと、ドームよりは屋根のない神宮球場や横浜球場の方が好きです。球場では、できれば夜風に吹かれながら野球を見たいからです。試合を見るだけなら、選手の表情や試合の流れがよく分かるテレビ観戦の方が、どう考えてもコンディションに優れています。ライヴの良さというのは、どうも、テレビでは感じられないところにあるような気がするのです。

その東京ドームに、ひとつだけ、ちょっとした思い出があります。シーズンが開幕したばかりの4月のある日、パン屋さんの籤引きで東京ドームのチケットが当たりました。巨人戦ではありません。日本ハム―オリックス戦でした(まだ、日本ハムの本拠地が東京ドームだった頃です。オリックスの方もバッファローズと一緒になる前、オリックス・ブルーウェーブという球団名でした)。

どちらのファンでもありませんでしたが、暇だったので夫と出かけました。球場に入って電光掲示板を見たとたん、「イチロー」という選手の名前が目に飛び込んできました。はじめて聞く名前です。「へえぇ、こんなふざけた名前の選手がいるんだ」と私は思わず笑いました。その日のイチロー選手は、1本ぐらいヒットを打ったかもしれませんが、大した活躍はせず、「へえぇ」でその日は終わったのでした。

が、その年、イチロー選手は4割近い超高打率を残し、はじめてパ・リーグの首位打者となりました。1994年、鈴木一朗が「イチロー」と改名したばかりのシーズンのことでした。

 

さて、今週の「週刊俳句」。おそらく、はじめてのことではないかと思いますが、詩の登場です。作者は、「林田紀音夫全句集拾読」の連載でおなじみの野口裕さん。「横組み」は、野口さんからのご提案です。俳句も、麻里伊さん、川嶋一美さん、南十二国さんのお三方から10句作品をお寄せいただきました。俳句と詩、いずれも読み応えのある作品です。どうぞたっぷりとご堪能下さい。
読み物では、100号からちょっと遅れて、谷雄介さんから『「週刊俳句」のココがとことんダメだ』が届きました。そして、喫茶俳人・中嶋憲武さんの「シリーズ・休日の喫茶店」が久々に登場。ウラハイ=裏「週刊俳句」では中嶋さんのおまつりも開催中です。そちらも、どうぞよろしくお願い致します。

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そのウラハイで始まった100号記念の連句は、ただいま恋の座を進行中です。誰でも付句を投句していただくオープン形式ですので、お気軽に御参加ください。

 

ではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.104/2009-4-19 profile


■麻里伊 まりい
宮崎県出身
「や」創刊同人
句集に『水は水へ』(2002年)

■川嶋一美 かわしま・かずみ
1949年京都府生れ。1971年「沖」入会。2007年「沖」退会、同人誌「青垣の会」入会。俳人協会会員。第21回俳壇賞受賞。2009年1月第一句集「空の素顔」上梓。

■南 十二国 みなみ・じゅうにこく
昭和55年生まれ。
平成18年2月、「鷹」入会。小川軽舟に師事。平成19年、鷹新人賞受賞。「鷹」同人。

■谷 雄介 たに・ゆうすけ
1985年愛媛県生まれ。「トーキョーハイクライターズクラブ」所属。

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■野口 裕 のぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)。2月1日に、第三号を発行。入手希望の方は、 yutakanoguti@mail.goo.ne.jpまで。進呈します。 サイト「野口家のホームページ」


■馬場龍吉 ばば・りゅうきち
1952年新潟県生まれ、東京都在住。第49回(2004年)角川俳句賞受章。「蒐」編集人。俳俳本舗BBS

■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」


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