はさむほど しなだしん
半分はいそぎんちやくとなつてをり
春泥のまんなかにゐててかてかす
雨ならば雨をよろこびつばくらめ
藤ふさに水かげろふのもどりけり
湖のかぜを見てゐる立夏かな
はなしやうぶ一気に活けて眠りけり
殴られて殴りかへして麦の秋
まつりから覚めて祭へ出でゆけり
青葉木菟去りたる枝の余りたる
鋏虫はさめばはさむほどかなし
●
2009-05-24
10句作品テキスト しなだしん はさむほど
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
はさむほど しなだしん
半分はいそぎんちやくとなつてをり
春泥のまんなかにゐててかてかす
雨ならば雨をよろこびつばくらめ
藤ふさに水かげろふのもどりけり
湖のかぜを見てゐる立夏かな
はなしやうぶ一気に活けて眠りけり
殴られて殴りかへして麦の秋
まつりから覚めて祭へ出でゆけり
青葉木菟去りたる枝の余りたる
鋏虫はさめばはさむほどかなし
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