2010-10-24

後記+プロフィール183

後記 ● 山口優夢


先週の土曜日、週刊俳句でもお知らせが出ていた詩歌梁山泊のシンポジウムが行なわれました。2部構成のシンポジウムだったのですが、僕も第1部でパネラーとして参加させていただき、ウケを狙ってすべったり、自分の俳句観をたどたどしく語ったりしてきました。詳細は野口る理さんのレポートをご覧ください。

その第2部でちらっと名前の出てきた萩原朔太郎の詩集を最近読んでいます(今さら、ですが。無学なので)。朔太郎は、もともと俳句などの定型詩を作っていたが芽が出ず、口語自由詩を書くことで一躍有名になったとのこと。定型か自由詩かによって、書き表せるものは何か変わってくるのか。朔太郎には与謝蕪村の句を論じた著書もあることから、そういった目線で彼の本を読んでみるのも面白いかと思い、いろいろ読みあさっています。

それにしても朔太郎の詩の自由自在なこと。こういう詩を読むと、俳句をやっている身としては少しうらやましい気もしてしまいます。

のをあある とをあある やわあ



俳句と隣接する文芸ジャンルには短歌や自由詩以外にも川柳がありますが、その川柳作家であるくんじろうさんから十句いただきました。くんじろうさんは第10回詩のボクシング全国大会で優勝されている猛者で、今回も読みごたえのある十句を寄せてくださいました。

杉山久子さんは先日、句集「鳥と歩く」を上梓されました。こちらも透明感のある素敵な句集です。



それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.183/2010-10-24 profile

■くんじろう くんじろう
1950年生まれ。川柳結社「ふらすこてん」同人、「バックストローク」同人。川柳倶楽部「空の会」主宰、「川柳北田辺」主宰。99年、大阪文化祭川柳賞受賞。2001年、ふあうすと大賞受賞。2007年、神戸川柳祭神戸市長賞受賞、京都勤労者文化祭京都市長賞受賞。2010年、第10回詩のボクシング全国大会、出来立てのほやほやのチャンピオン。著書『くんじろうの五七五』(新葉館出版)。

■杉山久子 すぎやま・ひさこ
平成元年より俳句を始める。「藍生」「いつき組」所属。
第三回藍生新人賞、第二回芝不器男俳句新人賞受賞。句集『春の柩』『猫の句も借りたい』。2010年、句集『鳥と歩く』(ふらんす堂)を上梓。

■野口 裕 の ぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)は4月10日に第四号を発行。入手希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp  ま で。進呈します。 サイト「野口家のホーム ページ」


■上田信治 うえだ・しんじ 
1961年生れ。「ハイクマシーン」「里」「豆の木」で俳句活動。ブログ「胃のかたち」

■山口優夢 やまぐち・ゆうむ
1985 年、東京生まれ。東大・早稲田など東京の学生俳句サークルやTHCなどの超結社句会に参加。第六回俳句甲子園団体優勝・個人 最優秀賞。第二回龍谷大学青春俳句大賞大学生部門最優秀賞。第四回鬼貫青春俳句大賞優秀賞。好きな惑星は火星。2008年12月より銀化所属。アンソロ ジー『新撰21』(2009)に参加。2010年第56回角川俳句賞受賞。ブログ「そらはなないろ」

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