2010-11-07

後記+プロフィール185

後記 ● さいばら天気


先般、ある句会にお邪魔したとき『俳壇抄』という分厚い冊子を目にしました。結社・同人別に句を集めたアンソロジーで、定期的に刊行されていることは知ってしました。費用をすべて負担して発行しているのは「マルホ」という製薬会社。いわゆる企業メセナの一環ということなのです。

そして、さきほど、この「週刊俳句」のアップ作業をしていて、机の隅に軟膏のチューブを発見。もう賞味(じゃありませんね、なんと言うんだろう。有効?)期限を過ぎているのだろうなあと、ふと見ると、「マルホ」。

おお! マルホさんじゃあ、ありませんか!

誰にとっても意味のないこんな出来事でも、私にとっては、ひとつの邂逅です。



落選展2010」へのアクセスは表紙右上にとうぶんのあいだ残しておきます。出品作についてのご意見ご感想を作品のテキスト版のコメント欄にお書き込みください(≫コメントの書き込み方)。読者の皆様はもちろん、出品者も、ご遠慮なくどうぞ。


この週俳、表紙の下のほうに、お知らせを掲示しているのですが、「現俳協青年部  シンポシオンⅢ 藤田湘子とその系譜~「伝統」というフロンティア」は、もうすぐ定員に達するとのことで、出席ご希望の方はお急ぎを。

今週号の新しいお知らせは「俳句zine「hi→」創刊」です。A2判が折り畳まれてA5判。俳誌の(物理的な)かたちにもさまざまな可能性がありますね。



では、また、次の日曜日にお会いしましょう。


no.185/2010-11-7 profile

■彌榮浩樹 みえ・こうき
1965年鹿児島生まれ。1998年「銀化」創立とともに参加、中原道夫に師事。第二回銀化新人賞受賞。銀化同人。句集『鶏』(2010 ふらんす堂)

■関悦史 せき・えつし
1969年、茨城生まれ。

第1回芝不器男俳句新人賞城戸朱理奨励賞、第11回
俳句界評論賞受賞。「豈」同人。共著『新撰21』(邑書林)。
URL:http://etushinoheya.web.fc2.com/(管理人は別人)
URL:http://kanchu-haiku.typepad.jp/blog/(句集紹介用ブログ)

■野口 裕 の ぐち・ゆたか
1952 年兵庫県尼崎市生まれ。二人誌「五七五定型」(小池正博・野口裕)は4月10日に第四号を発行。入手希望の方は、yutakanoguti@mail.goo.ne.jp  ま で。進呈します。 サイト「野口家のホーム ページ」

■櫂未知子 かい・みちこ
一九六〇年北海道生まれ。「銀化」同人。

■福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。開成高校在学中に俳句部に入り、句作をはじめる。現在大学生。

■西村 薫 にしむら・かおる
1956年生れ、福岡県宗像市在住。「鷹」所属。「川柳くろがね」同人。ブログ「エロティシズムを詠む 生命賛歌」「この指とーまれ!」

■廣島屋 ひろしまや
1965年山口県生まれ。「きっこのハイヒール」、結社「都市」、「ににん」所属。そのほか、ネット句会をウロウロ

■陽 美保子 よう・みほこ
1957年島根県松江市生まれ。札幌在住。平成12年「泉」入会。平成17年泉賞受賞。第22回(2008年)俳壇賞受賞。現在「泉」同人、俳人協会会員。

■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重県生まれ。「東大学生俳句会」「トーキョーハイクライターズクラブ」等で活動。

■小川楓子 おがわ・ふうこ
1983年、神奈川県生まれ。「海程」「舞」「青山俳句工場」所属。

■湊 圭史 みなと・けいじ
1973年、大阪府生。川柳誌『バックストローク』同人、『ふらすこてん』会員。詩誌『Lyric Jungle』同人。実験詩サイト『言語実験工房』を田中宏輔・荒木時彦と共同運営。
「海馬」http://umiuma.blog.shinobi.jp/

さいばら天気 さいばら・てんき1955年兵庫県生まれ。1997年「月天」句会で俳句を始める。1998~2007年「麦」在籍。現在「豆の木」会員。現代俳句協会会員。2003年「麦」新人賞、05年、06年「豆の木賞」受賞。ブログ「俳句的日常」「七曜堂」 twitter

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