贋お化け煙突 榮 猿丸
サーフボードの尖見ゆ山茶花垣の上
冬至湯に頭まで浸かりぬくよくよするな
トイレタンクの上の造花や冬日差す
毛糸の靴下かかとにハート厨に立つ
ジンライムくれ着ぶくれの肩越しに
ピカソの眼勁し生牡蠣啜りたる
列車来ぬおのが照らせる雪衝きつつ
かつてお化け煙突ありき雪熄まず
電波塔伸ぶ贋お化け煙突凍つ
浴室のたまりみづ踏む余寒かな
●
2011-02-13
10句作品テキスト 榮猿丸 贋お化け煙突
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俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
贋お化け煙突 榮 猿丸
サーフボードの尖見ゆ山茶花垣の上
冬至湯に頭まで浸かりぬくよくよするな
トイレタンクの上の造花や冬日差す
毛糸の靴下かかとにハート厨に立つ
ジンライムくれ着ぶくれの肩越しに
ピカソの眼勁し生牡蠣啜りたる
列車来ぬおのが照らせる雪衝きつつ
かつてお化け煙突ありき雪熄まず
電波塔伸ぶ贋お化け煙突凍つ
浴室のたまりみづ踏む余寒かな
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