2011-02-20

第50号~第59号より 野口る理さんのオススメ記事

第50号~第59号より
野口る理さんのオススメ記事


週刊俳句1周年記念オフ会・ご報告 →読む  第53号

俳句人口は今や100万人、などという話もあるが、
実際に俳人に出会うというのは、存外難しいことなのかもしれない。

結社(もちろん、俳人だらけ)などに所属していると、
結社外の世界にも俳人がいると当然ながら知っていながらも、
実際その世界とはほとんど接点がなく、どう関わればいいか分からない、という話を聞く。

そこで、この「オフ会」である。

結社・同人誌・同世代、はもちろん、
超結社の集まりなるものもやはり「お友達」ばかりである。
この「オフ会」にも、お友達はいるであろうが、
ここでは、私とあなたは「週刊俳句」の読者である、ということで繋がるのである。なんて淡く、シンプル、確か!
俳句の世界において、このようなリアルの出会いは、少し特殊かもしれない。
(と、ここで、私は、自分が俳句の世界を初めてのぞいたときのことを思い出すのであった。
私の人生における俳句の時間とは、このような少し特殊に満ちた世界だったではないか、と。)

ここに「党派」はありません。『週刊俳句』は同人でも集団(グループ)でもなく、組織ですらありません。「場」を用意してみた、ということなんです。(創刊準備号・後記より)
とはいえ、
『「週刊俳句」らしさ』、なるものが号を重ねるごとに味わいを深めていることも事実である。
今後も目が離せない、というような少し息苦しい言葉よりも、
また日曜日に、という言葉が似合うだろうか。200号、おめでとうございます!



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