〔ウラハイ・アーカイヴ〕
俳句世間の裏社会を鋭くえぐりつづける真っ黒なジャーナリズム(嘘です)
西原天気
ウラハイは、小誌「週刊俳句」のスピンオフ・サイトとして2008年7月にスタート(7月の1か月間は試験スタート、本格スタートは同年11月)。ほぼ毎日正午のアップ。
ウラハイって、いったいなんなの?という不審、週刊俳句とどう違うの?という疑問には、「ごらんになってお確かめください」とだけ言っておくことにします。
記事の本数は。2011年2月20日午前0時現在、884本。今回は、そのなかから、私のオススメ記事を紹介させていただきます。
といっても、900本近くあるのですから(お知らせ記事等も含む数ですが、まあ、それにしても)、洩れが出るのは当然です。そこはお許しください。
●中村安伸 ポエミーとハイミー 2008年7月25日 ≫読む
ポエティックではなくポエミー。この微妙な(でもないか)概念の登場を活写。
●橋本 直 主体は変容するのか 1/2 2010年8月27日 ≫読む
●同 主体は変容するのか 2/2 2010年8月28日 ≫読む
若手俳人を語るとき、いまや欠かすことのできない「俳句甲子園」をちょっとユニークな角度から分析。
●野口 裕 鳥の四原色 2008年12月7日 ≫読む
鳥が見ている世界と私たち人間が見ている世界。鶏が見ているカンナと私たちが見ているカンナ。興味がつきません。野口さんの「楽しい科学」ともいうべきエッセイは、-scienza のタグ(ラベル)をクリック。
●ソフトマシーン余波 2010年10月6日 ≫読む
2011年2月13日、第199号・まるごとSSTプロデュース号で世界デビューを果たしたSSTの昨年10月の足跡。彼らの胎動期の記録として貴重。
●robin d. gill (敬愚) 雛の日 2010年3月3日 ≫読む
フロリダから寄せてくれた「雛の日」礼賛。
cute で生きる、cute を好き、cute を敬う、cute を崇めることは、ゲイばかりの専権となりがち。可愛いっくていいではないか、と堂々いう大人は少ない。ということを、数年前から、毎年の雛祭り、思う。クール・ジャパンならぬキュート・ジャパン。
●中嶋憲武 マスク鳥 2008年12月8日 ≫読む
本誌連載「スズキさん」でおなじみの中嶋憲武さんは、ウラハイにも数多くの記事を寄せてくれています。で、そのどれをとっても、おもしろい。憲武さんの散文をこんなに(タダで)読めるのは、週俳+ウラハイの大きなウリ。
タグ(ラベル) NakajimaNoritake でまとめて読めますが、そのなかで1本選ぶとしたら、この「マスク鳥」でしょうか。添えた写真も気に入っています。
●西原天気 【裏・真説温泉あんま芸者】音と意味 2010年8月14日 ≫読む
最後にいちおう自分のも。短いのを挙げておきます。
以上、気ままに選んでみました。
あ、そうそう、シリーズものはすべてオススメと言っていいのですが、現在進行中(とぎれとぎれのものも多々)の主なものを挙げておきます。
●猫髭 ホトトギス雑詠選抄 タグ’:ホトトギス雑詠選抄
毎回怒濤のような情報量と説得力を誇る強力シリーズ。
●おんつぼ タグ’:おんつぼ
時折、豪華な執筆者が登場するので、気を抜けませんよ、これ。
●ペンギン侍 タグ:ペンギン侍
ウラハイのマスコット、ウラハイの顔。
●中山宙虫 熊本電停めぐり タグ:熊本電停めぐり
写真とテクストで綴る夕暮れの電停風景。
●西原天気 コモエスタ三鬼 タグ:コモエスタ三鬼
続いています。まだ自然消滅はしていません。
以上。
気が向いたら、読んでみてください。そして、これからも、本誌ともども、ウラハイをよろしくお願い申し上げます。
●
0 comments:
コメントを投稿