2012-04-22

自己紹介にかえて  ハイク若草物語 衣衣

自己紹介にかえて 
ハイク若草物語

衣衣
























「他人のような家族の他人」

hi→の4人のカンケイを一言で言おうとすると言葉につまってしまうところがあります。

兼題でもないのに、気がつけば全員が同じ季語で句を詠んでいたり、俳句女子たちが一同に揃った句会で、hi→メンバーがちっとも恋の句を出さないことに気がつき、お互い黙ったままショックを共有していたこととか(後日のおしゃべりで判明)、次はどこに吟行しようとかわいわい話し合ったり、hi→を折る作業をしながら話すとりとめのない世間話、自分の話などをお互いにふんふん聞き合っていたりするときには、わたしたち似ているな、と思うんです。

でも、例えば、打ち上げの場で、みんなでお酒を飲んでいるときに、ふと私たち別にそんなに仲良くないよね、というとはっと思うときがあります。

年も世代も趣味も好きなものも少しずつ違う。友だちでもなく、家族でも、もちろん恋人でもない、かといって少し年も離れているので同級生でもない、でも、間違いなく句を交換し、変奏し、それについて話し合い、ちょっとずつ似ているわたしたちのこの名付けにくい関係性。

いつからか、わたしたちは自分たちを「若草物語」に例えるようになりました。

長女のメグは一番年上の衣衣、次女のジョーは藍子、三女のベスは伊吹、末っ子エイミーは楢。

性格もわりとそんなかんじです。





































右:
メグ (衣衣)
すきなもの。香菜/男の人の指輪/さびしい時間

左:ジョー(藍子) 
すきなもの。空港/静けさ/野菜の花













右:エイミー(楢) 
すきなもの。ひとに懐かないシマリス/とつぜん銭湯に行くこと/ばらいろの雲

左:ベス(伊吹) 
すきなもの。本をよむこと/絵をみること/いそがないこと

本当の若草物語の4姉妹は、最後どうなるのか忘れてしまったけど、わたしたち疑似4姉妹は、これからもなんとなく仲良しで、なんとなく句を作っては、変奏していくのだと思います。




おまけ:エイミー(楢)、自選を語る。
















エイミーこと楢は、一人っ子気質爆発で、彼女の存在がhi→=若草物語説の出発点になったことは間違いありません。

猫のような唯我独尊感と可愛らしさは、文章や俳句にもあらわれていて、ファンも多いのですが、彼女が今回の週俳企画にあたって、(特に話し合ったわけでもないのに)提出してくれた自選句とコメントをご紹介します。


エイミー(楢)、自選を語る。≫読む


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