2016-06-05

10句作品テキスト まみれる こしのゆみこ

 まみれる   こしのゆみこ

空の箱つみあがりゆく夏の家
箱の蓋ずらし青葉騒を聞く
青水無月絶縁テープ巻いてゆく
郭公のきこえてきたる眠りかな
ほうたるのひとつふたつとぬかれゆく
短夜から色とりどりのジャムの瓶
島中の鳥の集まる赤い空
泰山木の花はずれかかった冠
まばたきの間のアマリリスのなみだ目
夏鶯二重瞼と一重瞼持つ


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